「赤ちゃんが生まれてから、リビングがベビー用品であふれてしまった」「おむつや肌着をどこに置けば使いやすいのかわからない」——そんな悩みを抱えていませんか。赤ちゃんとの暮らしが始まると、小さな服やお世話グッズが一気に増え、あっという間に部屋が散らかってしまいます。
赤ちゃんの収納でいちばん大切なのは、おしゃれさよりも「お世話がしやすいこと」と「家族の誰でもわかること」です。少しの工夫で、毎日のおむつ替えや着替えがぐっとスムーズになり、産後の負担も軽くなります。
この記事では、赤ちゃんの収納の基本、アイテム別の収納アイデア、便利な収納グッズの選び方、気をつけたい安全対策、そして散らからない状態を続けるコツまで、順番にお伝えします。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 赤ちゃんのモノはどこに収納する? | お世話する場所の近くに1か所にまとめる | 赤ちゃんが長く過ごすリビングや寝室の近くに、おむつや着替え、お世話グッズをまとめると、あちこち取りに行く手間が省けて動線がラクになります。 |
| 赤ちゃんの収納で気をつけることは? | 誤飲しやすいモノは手の届かない場所に置く | 赤ちゃんは成長とともに何でも口に入れるようになります。薬や小さなモノは手の届かない場所に保管し、成長に合わせて収納の高さも見直しましょう。 |
| 散らからない収納を続けるコツは? | モノを増やしすぎず、家族にわかる収納にする | 持ち物の量を決め、サイズアウトした服はこまめに見直します。ラベルを貼るなどして、パパや家族も迷わず使える収納にすることが大切です。 |
この記事でわかること
- 赤ちゃんのモノを収納するときの基本の考え方
- ベビー服・おむつ・お世話グッズなどアイテム別の収納アイデア
- ワゴンやチェストなど、赤ちゃん収納に便利なアイテムの選び方
- 赤ちゃんの成長に合わせて気をつけたい収納の安全対策
- 散らからない状態を続け、家族みんなで使える収納にするコツ
赤ちゃんが生まれると増えるモノと収納の基本
まずは、赤ちゃんとの暮らしでどのようなモノが増えるのか、収納を考えるうえでの基本を確認しておきましょう。最初に考え方を押さえておくと、出産前後のバタバタした時期でも収納を整えやすくなります。
赤ちゃんの持ち物は短期間でどんどん増える
赤ちゃんが生まれると、肌着やベビー服、おむつ、おしりふき、ガーゼ、スタイ、授乳グッズ、爪切りや体温計などのお世話グッズと、必要なモノが一気に増えていきます。出産祝いでいただくモノも多く、気づけば収納スペースが足りなくなることも珍しくありません。
さらに、赤ちゃんの成長はとても早く、服はすぐにサイズアウトし、使うモノも月齢とともに変わっていきます。「今使うモノ」と「もう使わないモノ」が短いサイクルで入れ替わるのが、赤ちゃんの持ち物の大きな特徴です。
収納の基本は「お世話する場所の近くにまとめる」
赤ちゃんの収納でいちばん大切なのは、赤ちゃんが長く過ごす場所の近くに、お世話に必要なモノをひとまとめにしておくことです。おむつは寝室、着替えはクローゼット、爪切りは洗面所と、あちこちに分かれていると、そのたびに赤ちゃんを抱えて移動しなければなりません。
日中はリビング、夜は寝室で過ごすなど、お世話する場所が複数ある場合は、キャスター付きのワゴンにまとめて移動できるようにするのもおすすめです。お世話の動線を短くすることが、ママやパパの負担を減らす近道です。
出産前に準備しておきたいこと
産後は体の回復が最優先で、ゆっくり片づけをする時間はなかなかとれません。できれば出産前に、赤ちゃんのモノを置くスペースを空けておくことをおすすめします。
リビングの一角やクローゼットの一段など、赤ちゃん用のスペースを決め、そこに入る分だけを準備しておくと、モノが増えすぎるのを防げます。今あるモノを見直してスペースをつくっておくと、産後の暮らしがぐっとラクになります。散らかった部屋をどこから片づけるか迷うときは、「散らかった部屋の片づけ手順|どこから始める?コツと順番をプロが解説」も参考にしてください。
【アイテム別】赤ちゃんの収納アイデア
ここからは、赤ちゃんのモノをアイテム別に、使いやすく収納するアイデアを紹介します。使う頻度とタイミングに合わせて置き場所を決めるのがポイントです。
ベビー服・肌着
ベビー服や肌着は、1日に何度も着替えることがあるため、すぐに取り出せる引き出しやボックスに、立てて収納するのがおすすめです。立てて並べると、上から見て何がどこにあるかがひと目でわかり、下の服を取り出すときに崩れることもありません。
新生児のうちは、短肌着と長肌着をあらかじめ重ねてセットにしておくと、着替えのたびに組み合わせる手間が省けます。「肌着」「上下つながった服」「スタイ・靴下」など、ざっくりとした分類で分けておくと、家族も迷わずしまえます。
おむつ・おしりふき
新生児期は1日に何度もおむつを替えるため、おむつとおしりふきはワンアクションで取り出せる場所に、セットで置いておくのが基本です。ふたのないかごやバスケットに立てて入れておくと、片手でもさっと取り出せます。
おむつ替えシートやビニール袋、着替え1組も同じ場所にまとめておくと、急なおむつ漏れにも慌てずに対応できます。おむつのストックは別の場所に保管し、使う分だけを手元に置くと、リビングがすっきりします。
お世話グッズ(爪切り・体温計・綿棒など)
爪切りや体温計、綿棒、保湿クリーム、鼻吸い器などの細かなお世話グッズは、仕切りのある持ち手付きのボックスにまとめておくと便利です。必要なときにボックスごと持ち運べるので、どこでもお世話ができます。
ただし、薬や小さなモノは、赤ちゃんが動けるようになったら手の届かない場所へ移す必要があります。今は大丈夫でも、成長に合わせて置き場所を見直すことを意識しておきましょう。
授乳・ミルクグッズ
哺乳瓶やミルク、授乳クッション、ガーゼなどの授乳グッズは、授乳する場所とミルクをつくるキッチンのそれぞれに、使う分だけまとめておくとスムーズです。夜間の授乳が多い時期は、寝室にも必要なモノをセットしておくと、暗い中で探し回らずに済みます。
哺乳瓶や消毒グッズは、キッチンの一角にトレーやかごで専用スペースをつくると、洗う・乾かす・しまうの流れがひとつの場所で完結します。
お風呂・沐浴グッズ
ベビーソープやガーゼ、湯温計、バスタオルなどのお風呂グッズは、脱衣所の一角にかごを用意して、お風呂上がりに使うモノと一緒にまとめておくと便利です。お風呂上がりは赤ちゃんの体が冷えないよう手早く動きたいので、バスタオル、肌着、保湿クリーム、綿棒をワンセットにしておきましょう。
湿気がこもりやすい場所なので、通気性のよいかごやワイヤーラックを選ぶと、カビ対策にもなります。
お出かけグッズ・マザーズバッグ
おむつ、おしりふき、着替え、ガーゼ、授乳ケープなどのお出かけグッズは、用途ごとにポーチに分けてマザーズバッグに入れておくと、外出先でもさっと取り出せます。帰宅したら使った分を補充しておけば、次に出かけるときに慌てずに済みます。
マザーズバッグや抱っこひもは、玄関近くにフックやかごで定位置をつくっておくのがおすすめです。出かける直前に家の中を探し回る手間がなくなり、パパも準備を手伝いやすくなります。
おもちゃ・絵本
赤ちゃんのおもちゃや絵本は、大きめのかごやボックスに「ざっくり入れるだけ」の収納にしておくと、片づけの手間がかかりません。数が増えてきたら、一部を別の場所にしまっておき、時々入れ替えると、赤ちゃんも新鮮な気持ちで遊べます。
1歳を過ぎて歩けるようになったら、子どもの手が届く低い位置におもちゃの定位置をつくり、一緒に片づける習慣を少しずつ始めていきましょう。片づけを何歳から始めるかについては、「片づけは何歳から?子どもと一緒に部屋を整理する方法・習慣」で詳しく紹介しています。
赤ちゃんの収納に便利なアイテムの選び方
赤ちゃんの収納アイテムを選ぶときは、今の使いやすさだけでなく、成長してからも使い続けられるかどうかを考えておくと、ムダな買い物を減らせます。代表的なアイテムと選び方のポイントを紹介します。
キャスター付きワゴン
キャスター付きのワゴンは、お世話グッズを一式まとめて、リビングや寝室へ移動できる便利なアイテムです。上段によく使うおむつやお世話グッズ、下段に着替えやストックを入れるなど、段ごとに役割を決めると使いやすくなります。
赤ちゃんの時期が終わったあとも、おもちゃや文房具、キッチンのストック収納などに使い回せるため、シンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。また、ワゴンの中身は定期的に見直し、月齢に合わなくなったモノは入れ替えましょう。使わないモノが入ったままだと、必要なモノが取り出しにくくなり、せっかくのワゴンが散らかる原因になってしまいます。
チェスト・引き出し
ベビー服や肌着がたくさんある場合は、引き出しタイプのチェストが便利です。引き出しごとに「肌着」「服」「タオル類」など入れるモノを決め、ラベルを貼っておくと、家族も迷わずに使えます。
成長してからも子ども服やおもちゃの収納として長く使えるよう、高さや幅は今後の置き場所も考えて選びましょう。軽い力で開け閉めできるものは使いやすい一方、赤ちゃんが動けるようになるといたずらしやすくなるため、必要に応じてチャイルドロックを取り付けましょう。
かご・ふた付きボックス
かごやボックスは、おむつやおもちゃ、お世話グッズなど、さまざまなモノの収納に使える万能アイテムです。ふたのないかごは出し入れがラクで、ふた付きのボックスはほこりよけや見た目をすっきりさせたいモノに向いています。
同じシリーズでそろえると、棚に並べたときに統一感が出て、リビングに置いても生活感が出にくくなります。
ハンガーラック
ベビー服をハンガーに掛けたまま収納できるハンガーラックは、洗濯物を取り込んだら、たたまずにそのまま掛けるだけでしまえるのが魅力です。たたむ手間が省けるので、忙しい産後の家事が少しラクになります。
高さを調整できるタイプを選べば、子どもが大きくなってから自分で服を選び、自分で掛ける練習にも使えます。
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赤ちゃんの収納で気をつけたい安全対策
赤ちゃんの収納では、使いやすさと同じくらい安全面への配慮が大切です。赤ちゃんの成長はとても早く、昨日まで届かなかった場所に今日は手が届くこともあります。収納を考えるときに気をつけたいポイントを紹介します。
誤飲の危険があるモノは手の届かない場所に置く
消費者庁「子ども安全メール Vol.561 家庭内での医薬品や洗剤の誤飲を防止しましょう!」によると、子どもは5か月くらいになると物をつかめるようになり、手にした物を何でも口に入れようとします。医薬品や洗剤などは、子どもの目に触れない場所や手の届かない場所に保管することが呼びかけられています。
また同じ資料では、高い場所や扉のある場所に保管していても、子どもが踏み台などを使って取り出してしまうケースがあるとして、鍵のかかる場所に保管する、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を組み合わせることがすすめられています。薬や洗剤、ボタン電池、小さな部品のあるおもちゃなどは、収納の段階から置き場所をしっかり決めておきましょう。
成長に合わせて収納の高さを見直す
ねんねの時期、はいはいの時期、つかまり立ちや歩き始めの時期と、赤ちゃんの行動範囲はどんどん広がっていきます。寝返りやはいはいが始まったら、床に近い収納の中身を見直すなど、成長の段階ごとに収納の高さと中身を確認しましょう。
トイレットペーパーの芯を通るくらいの大きさのものは、乳幼児の口に入る可能性があるといわれています。赤ちゃんの目線まで床に座ってみて、手の届く範囲に危ないモノがないかを確かめるのも効果的です。
倒れやすい家具や重いモノの置き方に注意する
つかまり立ちが始まると、赤ちゃんは棚やワゴン、引き出しにつかまって体を支えようとします。背の高い棚や軽いラックは、倒れないように壁に固定したり、重いモノを下段に入れて重心を低くしたりする工夫が必要です。
引き出しを開けて足をかけ、よじ登ろうとすることもあるため、チャイルドロックやストッパーを活用しましょう。赤ちゃんが過ごすスペースには、なるべく背の高い家具を置かないことも安全につながります。
散らからない赤ちゃん収納を続けるコツ
赤ちゃんの収納は、一度整えたら終わりではありません。モノが増え、成長に合わせて必要なモノが変わり続けるからこそ、すっきりした状態を保つための仕組みづくりが大切です。
赤ちゃんのモノを増やしすぎない
かわいいベビー服やおもちゃは、つい買いたくなるものです。しかし、赤ちゃんの服はすぐにサイズアウトするため、たくさん持っていても着ないまま終わってしまうこともあります。「この引き出しに入る分だけ」と、持つ量の上限を決めておくと、モノが増えすぎるのを防げます。
使う期間が短いベビー用品は、レンタルやおさがりを活用するのも一つの方法です。必要なモノだけを持つ暮らし方については、「ミニマリストに学ぶ片づけ術|物を減らすコツと散らからない暮らしの始め方」も参考にしてください。
パパや家族にもわかる収納にする
赤ちゃんのお世話は、ママだけでなくパパや祖父母など家族みんなで行うものです。しかし、どこに何があるかをママしか知らないと、「おむつどこ?」「着替えはどれを着せればいい?」と、そのたびにママが手を止めることになってしまいます。
引き出しやかごにラベルを貼り、誰が見ても何が入っているかわかる収納にしておくと、家族も自分で動けるようになります。家族みんながお世話や家事に参加しやすい収納は、ママの負担を減らすことにもつながります。家事の負担を減らす工夫は、「家事を効率化する方法13選|共働き・ワンオペでも時間にゆとりが生まれるコツ」でも紹介しています。
成長の節目ごとに中身を見直す
赤ちゃんの服や使うモノは、月齢とともにどんどん変わっていきます。季節の変わり目や、服のサイズが変わるタイミングで、収納の中身を見直す習慣をつけましょう。
サイズアウトした服は、次の子に残す分、譲る分、手放す分に分け、残す場合は量を決めてラベルを付けた箱に保管しておくと、必要なときにすぐに見つけられます。季節ごとの衣類の見直し方は、「衣替えの収納コツ|服を減らす基準・たたみ方・防虫対策まで」で紹介しています。
いただきものやストックの置き場所を決めておく
出産祝いでいただいたベビー服や、まとめ買いしたおむつのストックは、ついリビングの隅に置きっぱなしになりがちです。「ストックはこの棚」「大きめサイズの服はこの箱」と、使う前のモノの置き場所もあらかじめ決めておきましょう。
ストックの量に上限を決めておくと、安売りのたびに買いすぎることも防げます。手元に置くのは数日分だけにして、残りはまとめて別の場所に保管すると、お世話スペースがすっきり保てます。
思い出の品は量を決めて残す
初めて着たベビー服や、へその緒、手形・足形など、赤ちゃんの思い出の品は、手放しにくいものです。無理に処分する必要はありませんが、「この箱に入る分だけ」と量を決めて残すと、思い出の品が収納を圧迫するのを防げます。
写真に撮ってデータで残し、特に大切なものだけを現物で保管するのもおすすめです。思い出の品をまとめた箱は、家族で見返す楽しみにもなります。
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成長に合わせて「自分で片づけられる収納」へ
赤ちゃんの時期の収納は、大人がお世話をしやすいことが一番です。しかし、成長とともに、子ども自身が使いやすく、自分で片づけられる収納へと少しずつ変えていくことも大切です。
1歳ごろから「元に戻す」を一緒に練習する
歩けるようになり、自分でおもちゃを出して遊ぶようになったら、「おもちゃはこのかごにおうちがあるよ」と声をかけながら、一緒に片づける練習を始めてみましょう。遊びの終わりに「おもちゃさん、おうちに帰ろうね」と声をかけるなど、毎日同じ流れにすると習慣になりやすくなります。最初は親が手を添えながら、「戻せたね」とほめることで、片づけが楽しい習慣になっていきます。
かごにおもちゃの写真やイラストを貼っておくと、文字が読めない小さな子どもでも、どこに戻せばいいかがわかります。子どもが自分で片づける力を育てる方法は、「子どもの片づけ習慣の身につけ方|親もイライラしない整理方法と声かけ」で詳しく紹介しています。
子ども部屋を見据えて収納を選ぶ
赤ちゃんの時期にそろえる収納家具は、将来の子ども部屋でも使えるかどうかを考えて選ぶと、長く活用できます。高さを変えられる棚や、組み替えられるボックス収納は、成長に合わせて使い方を変えられるので便利です。
子ども部屋をいつ用意するか迷ったときは、「子ども部屋は何歳から?与えるタイミングの目安と判断のポイント」もあわせて読んでみてください。
まとめ
赤ちゃんの収納でいちばん大切なのは、お世話する場所の近くに必要なモノをまとめ、毎日のお世話をラクにすることです。ベビー服は立てて収納し、おむつやお世話グッズはワンアクションで取り出せる場所にセットしておきましょう。
収納アイテムは、成長してからも使えるものを選ぶとムダがありません。また、赤ちゃんは成長とともに何でも口に入れるようになるため、薬や小さなモノは手の届かない場所に保管し、収納の高さや中身をこまめに見直すことが大切です。
そして、散らからない状態を続けるには、モノを増やしすぎず、家族の誰が見てもわかる収納にすることが欠かせません。赤ちゃんの成長に合わせて収納を育てながら、家族みんなで心地よく過ごせる暮らしをつくっていきましょう。
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