この記事では、アラフォー主婦が手に職をつけるためにおすすめの資格を紹介します。
みなさんは、家族のお世話で毎日が慌ただしく過ぎていくなか、ふと「わたしの人生ってこのままでいいの?」と不安になることはありませんか。
なかには、社会から取り残されているようなさみしさや焦り、自分の人生を犠牲にしているようなむなしさを感じている人もいるかもしれませんね。
- 漠然とした不満や不安がある
- 毎日に張り合いがない
- 就職や転職活動がうまくいかない
もしも上記のように悩んでいるなら、資格取得で現状を打破してみましょう!
資格は就職や転職に役立つだけではありません。「合格」という目標ができるので、日々に張り合いが生まれ、単調な毎日が変わっていくのを実感できるはずです。
ただし、取得できればどれでもいいわけではありません。せっかく貴重な時間とお金をかけるなら、ポイントを押さえて、挑戦する資格を賢く選びましょう。
この記事では、世の中に1,000個以上あるといわれる資格のなかから、アラフォー主婦におすすめのものをピックアップしました。この記事を読めば、資格を取るメリットや選び方の注意点がわかり、資格選びでの失敗を避けられるでしょう。
それでは、本題に入る前に、資格を取るメリットをチェックしていきましょう。
目次
アラフォー主婦が資格をとるべき3つの理由
ここでは、アラフォー主婦が資格を取るべき3つの理由を紹介します。
①面接でアピールできる
「〇〇資格保持者」の肩書きを持つことで、面接でアピールしやすくなります。
「自己PRできることが何もない」と悩んでいるアラフォー主婦こそ、今から資格を取って、アピールポイントをつくってしまいましょう!
特に、仕事関連の資格は、採用担当者の目にも止まりやすいです。あなたの能力をアピールするうえで、ただ「やる気があります」と伝えるよりも、説得力や信頼性もアップするでしょう。
また、次のようなイメージアップにつながり、採用率が上がる可能性もあります。
②高収入が狙える
資格によっては、高収入の仕事に就きやすくなります。
もちろん、未経験や無資格でも挑戦できる仕事は多いです。ただ、誰でもチャレンジしやすい分、競争率が高く収入がいまいちな場合もあります。
一方できらりと輝く資格があれば、複数の候補のなかから選ばれたり、特別なスキルが必要な職務に応募できたりするでしょう。
特に、専門性の高い仕事や資格が必須な仕事は、収入が高くなる傾向があります。
③働き方の選択肢が増える
資格は、働き方の選択肢を増やしてくれるアイテムです。
「働く」というと、多くの方が正社員やパート、派遣などの働き方をイメージするでしょう。しかし、家のことや家族のサポートで、そのような働き方が難しいアラフォー主婦も多いのではないでしょうか。
上記のようなお悩みを抱えているなら、資格を取ることで、起業や副業といった新たな選択が可能になるかもしれません。
自宅でサロンを開いたり、在宅でお仕事をしたりと、自宅にいながら稼ぐこともできるでしょう。
アラフォー主婦の資格選びのポイント
アラフォー主婦の就職・転職に役立つ資格ですが、選び方にはいくつか気をつけたい点があります。ここからは、資格選びの際に注目すべきポイントを3つ紹介します。
①受験資格を満たしているか
多くの資格には、受験するための条件が設けられています。
特に専門性の高い資格や国家試験などでは、学歴や実務経歴が必須の資格も多く、その要件に当てはまらない場合は受験できません。
さらに、級によって受験資格が異なる場合や、複数の級に同時にチャレンジする併願(へいがん)が可能な場合などさまざまなケースがあります。
気になる資格を見つけた際は、自分に受験資格があるかどうかを、事前にチェックしておきましょう。
②資格取得にかかる費用
資格取得には、受験費用のほかにも以下のお金がかかる場合があります。
- 教材費
- スクール代や講座代
- スクールまでの交通費
資格は独学で取れるものばかりではありません。資格によっては、指定の講座を修了することではじめて受験資格が得られるものもあります。
ですから、資格を取得する際は、受験費用だけでなくトータルでいくらかかるのかを見極めることが重要です。
また、取得した後も、称号を維持するために更新料や年会費がかかる資格もあるので注意しましょう。
③資格取得に必要な勉強時間
資格を取るためには、試験に向けて勉強時間を確保する必要があります。
難易度に比例して、必要な勉強時間も増えていきます。なるべく早く働きはじめたい場合は、比較的、短期間で取得できる資格を選ぶといいでしょう。
また、いつまでも勉強が終わらないという事態にならないよう、試験日から逆算してスケジュールを立て、計画的に取り組むことも大切です。
アラフォー主婦の社会復帰に必要な民間資格3選
ここでは、アラフォー主婦が社会復帰するために、取っておくと役立つ民間資格を3つ紹介します。難易度があまり高くなく、短期間で取得できるものを厳選したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、マイクロソフト公認の資格です。
一般的に、アラフォー主婦は機械にうといイメージを持たれがちなので、保持していればパソコンスキルを堂々とアピールできます。
MOSは頻繁に試験が行われています。1~2ヵ月程度で取得する人も多く、短期間で取れる資格のひとつといえるでしょう。また、ワード、エクセル、パワーポイントなど製品ごとに試験科目がわかれているので、必要なものをピンポイントで取得できます。
受験資格 | なし |
試験の開催頻度 | 全国一斉試験:月1~2回 随時試験:ほぼ毎日開催 |
受験費用(1科目あたり) | 一般レベル:10,780円(税込) エキスパート:12,980円(税込) |
試験形式 | コンピュータを使った実技試験 |
勉強時間の目安 | 40時間~80時間程度 |
合格率 | 非公開 |
②医療事務
医療事務は女性に人気の職業です。活躍の場である医療機関は全国どこにでもあるので、安定性が高い職務といえるでしょう。
また、医療機関のほかに、介護施設や企業内の診療所などでのニーズも高まっています。
資格がなくても応募できますが、倍率が高いため、アピール材料として持っておいて損はないでしょう。
医療事務に関連する資格はさまざまですが、ここでは、難易度も低く短期間で取得しやすい「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)」の情報をお伝えします。
受験資格 | なし |
試験の開催頻度 | 医科:月1回 歯科:年6回 |
受験費用 | 各7,700円(税込) |
試験形式 | 筆記・実技 |
勉強時間の目安 | 200時間程度 |
合格率 | 60%程度 |
③介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は「ホームヘルパー2級」の名称が変更されたものです。数ある介護資格のなかでも難易度が低く、手間や時間を最小限に抑えて取得しやすいといわれています。
また、介護の基本知識が得られるため、介護業界でのキャリアをスタートするのに適した資格といえるでしょう。
取得するためには、スクールに通って講座を受講し、修了試験に合格する必要があります。
受験資格 | なし |
試験の開催頻度 | 実施団体によって異なる |
受験費用 | 実施団体によって異なる |
試験形式 | 筆記試験 |
勉強時間の目安 | 130時間程度 |
合格率 | 非公開 |
手に職をつけたいアラフォー主婦が取るべき国家資格3選
ここからは、学歴や年齢にハンデがある人でも挑戦しやすい国家資格を3つ紹介します。
国家資格は国が認定しているため、難易度が高い分、信頼性も高いのが特徴です。取得できたら大きな武器になるものばかりなので、ぜひ挑戦する資格選びの参考にしてみてくださいね。
①登録販売者
登録販売者は、2009年に創設された比較的新しい国家資格です。資格を取ると、一般用医薬品の9割を占める第二類・第三類医薬品の販売を行えます。
薬局やドラックストアだけでなく、医薬品を取り扱っているコンビニやホームセンター、スーパーなどでの求人もあります。全国どこでも働く場所を見つけやすいので、実用性の高い資格といえるでしょう。
試験の開催頻度 | 各都道府県で年1回 |
受験費用 | 12,800円~18,200円程度 (※都道府県によって異なる) |
試験形式 | 筆記試験(多肢選択式) |
勉強時間の目安 | 400時間程度 |
合格率 | 49.3% |
※合格率は令和3年分の全国平均値です。
②行政書士
行政書士は国家資格で、弁護士や公認会計士などを含む士業(しぎょう)のひとつです。士業は「独占業務」といって、資格を持っていなければ携われない業務を行えます。合格率も低いため、保持していれば就職で大きなアドバンテージになるでしょう。
一般企業や士業事務所で求人があるほか、独立や開業も狙える資格です。
試験の開催頻度 | 年1回 |
受験費用 | 10,400円 |
試験形式 | 筆記試験(マークシート形式・記述式) |
勉強時間の目安 | 800〜1000時間程度 |
合格率 | 11.18% |
※合格率は令和3年分の数値です。
③宅地建物取引士
宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)は、「宅建士(たっけんし)」とも呼ばれる、不動産取引に関する国家資格です。
宅建士でなければできない業務があるうえ、合格率が低いので、保持していれば就職活動で有利に働くでしょう。
また、不動産業界だけでなく、建築や金融の分野でも需要があります。
試験の開催頻度 | 年1回 |
受験費用 | 8,200円 |
試験形式 | 筆記試験(マークシート形式) |
勉強時間の目安 | 300~400時間程度 |
合格率 | 15%程度 |
資格以外で役立つスキルを身につけるのもおすすめ
資格以外に、日常生活で役立つ力を身につけるのもおすすめです。
- 家が汚くて資格どころじゃない
- まずは日常生活をどうにかしたい
- 家族が応援してくれなくて虚しい
上記のようなお悩みで動き出せない方は、まずは家庭を整える力を身につけていきましょう。“家庭力” の未熟さは、家の汚さや家族との不和となって現われることが多いです。
- 家がごちゃごちゃしていつも片づかない
- 家族から「あれどこにある?」と聞かれるのがストレス
- 自分ばかりが家のことをしている気がする
上記のいずれかに心当たりがある方は、家庭力をアップすることで現状から抜け出せるでしょう。
家庭の乱れは心の乱れです。
思い当たる節のある方は、1分間でできる心の診断テストを受けて「心の状態」を客観的に見つめなおしてみて下さい!
アラフォー主婦こそ賢い資格選びで一歩を踏み出そう!
「夢や希望もなく、ただ生きているだけの人生から抜け出したい」「自分の人生を取り戻したい」と考えているアラフォー主婦には、資格取得がおすすめです。
- 家族に尽くすばかりの人生になっている
- 夫ばかり自分の好きなことをしていてイライラする
- 最近自分のために何かをした記憶がない
もしも上記のような不公平感を抱いているなら、資格やスキル取得に挑戦することで、家族のためではなく “自分自身のため” に生きている充実感が得られるでしょう。
また、就職や転職活動の際、望んだ場所で働ける可能性もアップします。「あなた自身」が評価されて、社会から必要とされることで、自分の存在価値を再認識できるでしょう。
ただし、せっかくかけた時間やお金を無駄にしないためには、採用につながりやすい資格や、自分自身が価値を感じられる資格を選ぶことも重要です。
身につける資格やスキルを賢く選んで、うまくいかない現状から一歩を踏み出してみましょう!