この記事では、3人子育て中のママが子育てに疲れた時に、実際に効果のあった対処法をご紹介します。
- 子育てで毎日疲れを感じる
- 理由がわからないけど疲れる
- 毎日、家事や育児に追われている
子育てに疲れたと感じているママの中には、このような悩みを抱える方が非常に多くいます。
「子どもと過ごす時間は楽しいけれど、疲れが溜まって仕方ない」という方もいれば、「疲れすぎて子どもと過ごすのが辛い」と感じている方もいるかもしれません。
子育てに疲れた時は、無理せず大らかな気持ちで子どもと向き合うことが大切です。
まずは自分がどんな理由で子育てに疲れているのかを把握して、筆者が実際に効果を感じた対処法を試してみてください。
目次
子育てが疲れたと感じる7つの原因

子育てをしていると、「疲れた…」と感じてしまう瞬間は多いものです。
でも、どうして疲れてしまうのか、理由がわからないという方もいますよね。
子育の疲れに対処するために、まずは子育てが疲れる原因について探っていきましょう。
①自分のペースで生活できない
子育てをしていると、自分のペースで生活することができません。
この時間に家を出たいと思っても、子どもの準備が終わらず時間が押してしまうのは日常茶飯事。
自分の中で立てていたタイムスケジュールを、ことごとく修正していくのが育児です。
そのため、子どものペースに合わせた生活に疲れたと感じてしまう人が多いんですね。
②家事と子育ての両立は大変
子育てをしているママ達の多くは、常に育児だけに集中していられるわけではありません。
隙を見て掃除をしたり洗濯をしたり、家事にもそれなりの時間を取られているはずです。
育児だけをしているのであればもう少し体にも心にも余裕があるかもしれませんが、家事も一緒に行っていると、座る暇もないと感じるママは多いのではないでしょうか。
③自分の時間がとれない
育児中、自分の時間が欲しいと思うママはとても多いですよね。
特に子どもの年齢が小さいうちは、24時間常に一緒。
自分のやりたいことができず、昼寝中にまとまった家事などを行っていると、子育てが疲れたと感じてしまいます。
自由に過ごすパートナーの姿をみて、「自分ばかり我慢している」と感じる人もいるでしょう。
④家族が協力してくれない
育児や家事に関して、家族が誰も協力してくれないという家庭は少なくありません。
家族の協力を得られないということは、ママが一人ですべてをやらなければいけないことに。
やるのが当たり前という態度をとられると、子育てだけでなく日常生活にも疲れを感じてしまいますよね。
⑤仕事をしていると疲れが倍増
共働きで仕事をしているママだと、働いて帰って来るだけでも体はヘトヘト状態。
そこから家事をして子育てもしていたら、疲れたと感じるのも当たり前ですよね。
フルタイムだから、パート勤務だからなど、働く時間は関係ありません。
仕事をするのは心身ともに疲れが溜まりやすいので、育児にも影響をもたらすのです。
⑥めまぐるしく事件が起きる
子育ては、常に事件との戦いです。
少しでも目を離すと、床は水浸しになり、ゴミ箱をあさり、棚の中のものがすべて出されています。
時には床に落書きをされたり、壁紙をはがされたりと、想像もしていなかった大事件が起きることも。
子どもから常に目を離せないことが、子育てが疲れたと感じる大きな原因のひとつなんです。
⑦周りに共感してくれる人がいない
どれだけ子育てで疲れたと感じていても、親しい友達に話してネタにできれば、それは笑い話になりますよね。
親やパートナーなどが、「大変だったね」「頑張ったね」と共感してくれれば、それだけでママの心はふっと軽くなります。
でも周りに話を聞いてくれたり、共感してくれたりする人がいないと、ママの心はどんどん孤立状態に。
その結果「子育てが疲れた」という気持ちに、押しつぶされてしまうケースは少なくありません。
子育てに疲れた時にやってはいけない3つのNG行動・思考

子育てに疲れたと感じている時、やってしまうとさらに自分を追い込んでしまう3つのNG行動と思考をご紹介します。
①「何もしてないのに疲れる…」と自己嫌悪
子育てをしていて疲れたと感じるママの中には「何もしてないのに疲れる」と、自分をマイナスに捉えてしまうタイプがとても多いです。
子どもと一緒に過ごしたり、お世話をしたり、遊んだり、たくさんのことをしているのに「何もしていない」と自分を追い詰めるのはいけません。
子どもと楽しく過ごせているなら、それだけで充分あなたは頑張っています。
さらに家事まで終わっているなら、今日の仕事はもう終わりです。
「何もしてない」と自分を追い込まず、小さくてもできたことを積み上げていきましょう。
②自分と周りの親子を比べる
子育てに疲れていると、ついつい周りの人と自分を比べてしまいがちです。
SNSを見て人を羨んだり、ママ友との雑談でマウント合戦をしたりと、疲弊している人も多いですよね。
でも自分と周りを比べることには、実は何の意味もありません。
比べるなら、過去の自分と今の自分。
そして、今の自分と未来の自分です。
今までと比べて自分はどう変わったか、そしてこれからどう変わっていくのか。
その点を見つめられるようになると、周りとの比較で疲れを感じることがなくなりますよ。
③子どもに言うことを聞かせようと躍起になる
子育てで疲れてしまったママの中には、子どもに自分の思い通りに動いてもらおうと考える人もいるでしょう。
でもいう事を聞かせようと躍起になればなるほど、よけい疲れてしまう結果に。
なぜなら子どもも一人の人間で、自分の思うように行動したいと思っているからです。
誰かを自分の思い通りに動かそうとするのは、ただの傲慢。
子どもは言うことを聞かないものだと、諦める気持ちを持つことも大切ですよ。
子育てに疲れたら…とるべき5つの対処法

子育てに疲れた時、「もうやだ」とすべてを投げ出したくなってしまう方もいるでしょう。
でも疲れの対処法を知っていたら、もう少し楽な気持ちで子どもや家族と向き合えるはず。
子育てに疲れた時、筆者が実際に試して効果があった対処法を5つご紹介します。
①パパに子どもを預けてみる
「子育てに疲れた、もう一人になりたい。」
そんな風に限界を迎えて、筆者はようやく夫を頼ることができました。
とはいっても、それまではほとんどワンオペ育児。
まずはオムツの変え方から教えて、お風呂にゆっくり入れる時間を作ってもらいました。
少しずつお世話や遊び方を教えていくと、夫もどんどん育児に慣れていきます。
そして1時間くらいなら任せられると判断した時点で、1人ランチへ。
久しぶりにゆっくり、食べたいものを食べられる時間に、気持ちがスッと落ち着いたのを覚えています。
②家事をしないと割り切る
仕事で忙しい夫は帰りも遅いので、基本的に筆者はワンオペで育児をしています。
3人の子どもを育てていると、行事やイベントは盛りだくさん。
上の子の参観日やPTAの集まりなどがあると、それだけでクタクタになってしまいます。
そんな時は、「家事をしない日があったっていい」と自分の中で割り切ることに。
家事をしないと決めたら、その日はもう何もしません。
- 料理はテイクアウト
- 洗濯や掃除は一日くらいしなくたっていい
- 時短家電に頼る
と楽観的に考えるようになって、体も心もずいぶんと楽になりました。
掃除ロボットや食洗器など、時短家電を取り入れるのもおすすめ。
毎日頑張らなくてもいい、そういう日もあると気楽に考えるようにしています。
参考:家事をしたくない時はどうすればいいの?7つの対処法で気持ちを上向きに♪
③家事代行サービスに頼る
子どもが大きくなって仕事を始めてからは、たまに家事代行をお願いしています。
キッチンや風呂掃除などは、時間も手間もかかるので家事代行にお願いすることが多いですね。
食事の作り置きをお願いすることもありますよ。
誰かが家事をやってくれると、働いていても自分の時間が作りやすくなります。
その結果、仕事で疲れたと感じていても子どもと笑顔で向き合えるんです。
小さい子どもが多い家庭の場合は、家事代行のほかにベビーシッターをお願いしてみるのもおすすめ。
④ママだけが頑張るのをやめる!
子育ても家事も、ママだけが頑張ろうとしていませんか?
ママが全部を1人でやろうと思うと、疲れるのは当たり前ですよね。
さらに周りに味方がいないような気持になって、どんどん疲労が溜まってしまいます。
子育てや家事はママだけが頑張るのではなく、家族を巻き込んでみてください。
我が家では洗濯物を畳むのはセルフサービスで、小学生の子どもたちは各自がそれぞれの衣類を畳んで片づけます。
夫には「やってくれると助かるな」や「頼りにしてるよ」の言葉掛けで、末っ子のお風呂や掃除をお願いすることも。
子育てや家事はママだけがやるものという意識を、家族で協力してやるものという意識にすり替えていきましょう。
⑤一時預かりやベビーシッターなどのサービスを利用してみる
小さい子どもとずっと一緒にいることが疲れたと感じる原因になるなら、一時預かりやベビーシッターなどのサービスに登録してみるのもひとつの方法です。
子どもを預けて一人時間を楽しめば、気持ちもリフレッシュして子育てや家事と向き合いやすくなります。
一時預かりやベビーシッターはプロなので、安心して預けられるのも魅力のひとつ。
両親や夫を頼れずに子育ての疲れを溜め込んでいる方は、預かりサービスを上手に活用してみてください。
まとめ:子育ては無理をしないことが何よりも大切
子育てで疲れたと感じていても、「自分がやらなくちゃ」と無理をしてしまうママはとても多いです。
でも無理をし過ぎると、ママ自身の心や体が壊れてしまう可能性もあります。
無理をせず、気を抜けるところは上手に抜いていきましょう。
完璧な育児で疲れているママより、適当なところがあっても笑顔のママの方が、子ども達も嬉しいと感じるはずですよ。