子育て中に共働きをしている家庭では、日々が慌ただしく流れていることと思います。
きっちり掃除をする時間もなく、子どもと遊ぶ時間も少なく、リフレッシュする時間もないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回は、なぜ共働き世帯の子育てが大変なのかを分析するとともに、“家事や子育てが楽になるポイント”をお伝えします。
このようなお悩みを抱えた方も、楽になるポイントや時短のコツ、自分のための時間を作り出す方法を知ることで生活にメリハリが出るはずです。
ママの負担を軽くすることで、子どもと関わる時間やリフレッシュする時間が作れるようになります。
仕事も子育ても自分のやり方で楽しみましょう。
目次
共働き世帯が抱える子育ての5つの問題

まずは、なぜ共働き世帯が子育てをすることが困難と感じているのか、その理由からお伝えします。
多くのママたちに共通する問題を5つピックアップしました。
- 子どもの体調不良で休む必要がある
- 自由に使える時間が少ない
- 睡眠不足になりやすい
- 家事・育児の割合が夫婦で偏っている
- 子どもと関わる時間が少ない
①子どもの体調不良で休む必要がある
子どもが体調を崩した日は、ママとパパのどちらかが仕事を休むか病児保育に預ける、あるいは祖父母に預けるなどの対応に迫られます。
病児保育は事前登録が必要で、症状によっては預かってもらえない場合もあります。
急な体調不良では預けられないことも多いでしょう。
また、祖父母が遠方に住んでいて頼れないご家庭も少なくありません。
小さい子どもは体調を崩すことが多く、また保育園や幼稚園で病気に感染する機会も多いですよね。
頻繁に会社を休まなければならなくなり、有給休暇が足りなくなる・同僚に迷惑をかける可能性があることも心配です。
病児保育に預けたりテレワークに切り替えたりできたとしても、具合の悪い子どもに寄り添えない罪悪感を抱くママも少なくないでしょう。
②自由に使える時間が少ない
子育て中は、生活の中心は常に子どもです。特にママは自分のことを後回しにする傾向にあります。
平日は保育園に預けているのだからと、週末は子どものために使おうと考えるママも多いでしょう。
その結果、友人と食事に行く・美容院に行く・趣味の時間を作ることもままならなくなってしまうのです。
日頃のストレスを発散できず、不満を募らせてしまうママもいます。
子どものために仕事を頑張っていても、家族の前でイライラを顔に出してしまっては本末転倒です。
ストレスは早めに対処して溜め込まないようにしましょう。
③睡眠不足になりやすい
子どもを寝かしつけたあとにまとめて家事をやろうと、睡眠時間を削っているママもいます。
人によっては、慢性的な睡眠不足に陥ってしまうことも。
睡眠不足はストレスやイライラにつながるだけでなく、体調を崩す原因にもなります。
家事に時間をかけない工夫をしたり朝にも家事の時間をつくるようにして、適切な睡眠時間をキープできるとよいですね。
④家事・育児の割合が夫婦で偏っている
家事や育児の負担がママに偏り「共働きなのに私ばかり大変」と感じている方は多いのではないでしょうか?
令和2年に発表された内閣府の「男女共同参画白書」では、共働き世帯で夫が家事や育児を担当する割合は「妻の2割程度」という調査結果が出ています。
参考:【概要書】令和元年度男女共同参画社会の形成状況及び令和2年度男女共同参画社会の形成の促進施策
妊娠・出産は女性にしかできないため、その延長で育児が女性の仕事になりがちです。
実際、子どもの体調不良で会社を休むのは男性よりも女性の方が多いですよね。
家事についても、最初は分担するつもりだったのがいつの間にか女性側の負担が重くなっているという声も聞かれます。
どちらかの残業が極端に多いと「仕方ない」とあきらめてしまうケースもあるでしょう。
家事や育児の割合が偏っていると、不満やストレスにつながります。
睡眠不足や慢性的な疲労の原因にもなるため、あらためて分担について話し合ってみてくださいね。
⑤子どもと関わる時間が少ない
仕事と家事に時間をとられ、子どもに寂しい思いをさせているのではと悩むママも多いですよね。
「もっと遊んであげたい」「ゆっくり話を聞いてあげたい」と思いながらも、家にいる間は家事に追われていることでしょう。
仕事も家事も育児も完璧にこなさなければと思えば思うほど、働くママは追い詰められてしまうのです。
共働き世帯の子育てが楽になる7つのコツ

共働き世帯で余裕を持って子育てをするためには、夫婦間での偏りを減らすこと、そして家事の負担を減らす工夫をすることがマストです。
ここでは、共働きのママとパパが不満なく家事・育児をこなすための7つのコツをご紹介します。
- 夫婦の家事・育児の分担を見直す
- 夫婦でスケジュールを共有する
- 便利家電を導入する
- ミールキットやデリバリーの活用
- 家事代行サービスを利用する
- 子育て支援制度を利用する
- 物を増やさないようにする
①夫婦の家事・育児の分担を見直す
家事・育児の分担に偏りがある場合は、夫婦で話し合い見直す必要があります。
とはいえ、きっちり公平に分け偏りをなくすことは難しいですよね。
例えば料理する日を半々で分けたとしても、どちらかが苦手であれば負担が大きいと感じるはずです。
家事・育児を公平に分けようとするよりも、できるだけお互いが得意なものを担当するのがおすすめ。
夫婦どちらも苦手なものは思いきって外注するのもアリですよ。
②夫婦でスケジュールを共有する
スケジュールを共有できるアプリを使い、家族の予定をいつでも確認できるようにしておきましょう。
子どもの通院を頼んだときに「外せない仕事があるから」と言われたら「私もその日は大事な仕事があるのに」と不満が出ますよね。
あらかじめ予定を共有しておくと、仕事を調節したり日程をずらしたりすることで通院などの突発的な用事に対応しやすくなります。
子どもの予防接種や健診なども共有することで「行ける方が行く」ようにできます。
お互いに助け合いやすくなるため、ぜひ導入してみてくださいね。
③便利家電を導入する
家事の時短に欠かせないのが、便利家電です。
時間と精神的な余裕のためにも必要不可欠といえます。
時短に役立つ便利家電の中には、以下のようなものがあります。
夫婦どちらも苦手な家事に対応できるものを選ぶと、負担がぐっと軽くなりますよ。
④ミールキットやデリバリーを活用する
忙しいときは、必要な材料とレシピが揃ったミールキットやデリバリーに頼りましょう。
料理に苦手意識がない人にとっても、毎日献立を考えて材料を買い、調理するのは負担です。
疲れているときや忙しいときは、お金がかかっても体を休めることを最優先してくださいね。
⑤家事代行サービスを利用する
ときには頑張っている自分へのご褒美として、家事代行サービスを利用するのもよいでしょう。
空いた時間にリフレッシュしたり子どもと遊んだりできます。
なかなか手が回らない場所を掃除してもらったり料理の作り置きをお願いすると、少しの間は家事が楽になるはずですよ。
⑥子育て支援制度を利用する
困ったときは、自治体の子育て支援制度を活用する方法もあります。
病気や病後の子どもを預かってくれる病児保育や、子どもの預かりや送迎を代わってくれるファミリーサポートセンターには、あらかじめ登録しておくとよいでしょう。
夫婦どちらの両親にも頼れない環境であればもちろん、頼れる場合でも念のために登録しておくと安心ですよ。
病児保育やファミサポの連絡先は夫婦で共有し、どちらも対応できるようにしておくとよいですね。
⑦物を増やさないようにしよう
物が少なければ少ない方が、キレイな状態をキープしやすいといえます。
定期的に断捨離をするのもよいですが、日頃から物を増やしすぎないように意識することも大切です。
子どものおもちゃや洋服は成長とともに増えるものです。
子どもが作った工作や保育園・幼稚園・学校からもらってくるプリント類は扱いが困りますよね。
以下のようなルールを決めておくと、増えすぎ防止になります。
参考:【最強の断捨離法】「1日1捨て」でお片づけ!効果や捨てるべき物を解説
共働きの子育てで時間がとれない人への3つのアドバイス

家事代行サービスを利用して家がキレイになっても、それは一時的なものです。
自分も片づけや掃除を続けなければすぐにリバウンドしてしまいます。
共働きで時間がないママへ、片づけや掃除を楽にする3つのアドバイスを送ります。
- 家事も育児も100%を目指さない
- 家族を巻き込もう
- こまめな家事を習慣づけよう
①家事も育児も100%を目指さない
共働きで時間が足りないと感じているママに大切なのが、家事も育児も完璧にこなそうと思わないことです。
子どもには手作りで栄養のある食事を与えたい気持ちはよくわかりますが、ママが体調を崩してしまっては元も子もありません。
掃除や洗濯についても同じです。
こだわりすぎず、体調が悪い日は家事を休むなど手を抜くことも意識してみてくださいね。
②家族を巻き込もう
一人で頑張るだけで、共働き世帯の子育てをこなすのは困難です。
また、一人でやることが必ずしも素晴らしいことではありません。
自分で片づけをしない習慣が子どもに身についてしまうと「片づけられない子ども」になってしまう可能性もあります。
特に小学生以上の子どもなら、自分である程度の家事はできるようになります。
子どもにも「なぜ手伝ってほしいのか」「それをすると家族にどんな良い影響があるのか」を伝えて、手伝ってもらいましょう。
「自分が家族に貢献できている」という実感や家族内の役割を、子どもも欲しがっているかもしれませんよ。
③こまめな家事を習慣づけよう
週末にまとめて家事をするご家庭も多いと思いますが、毎日こまめに家事する方が家族に手伝ってもらいやすいです。
- 朝起きたら自分の部屋を掃除する。
- 使った食器は自分で洗う。
- 自分の洗濯物は自分で干す。
これだけでも、ママの家事負担は大きく減ります。
効率化を考えて週末にまとめている家事が実は自分を困らせているかもしれません。これを機に見直してみましょう。
どうしても「育児に時間をとられ自分の時間がない」「育児や家事以外のことにチャレンジしたい」という方には、弊社「株式会社Homeport」が開催する「家庭力アッププロジェクト®︎」がおすすめです。
「家庭力アッププロジェクト®︎」は“3000件にも及ぶ片づけ相談の経験” と “心理学” をもとに作り上げたオリジナルメソッドで、家族を巻き込んで家事を習慣化できるプロジェクトです。
例えばお片づけでは、「ママだけが頑張らないお片づけ」をテーマに45日間で自分や家族の “ごきげんな暮らし” を作っていくための「秘伝の5ステップ」を学ぶことができます。
こちらは、ある受講生のお部屋の変わり様です。変化が一目瞭然ですよね。

このようなお片づけ習慣を身につけた卒業生は累計1,200名を超えます。
あてはまる方は、まずは「家庭力アッププロジェクト®︎」の説明会を兼ねた【お片づけの習慣化テクニックを学べるオンラインセミナー】に参加してみてください。
共働きで子育てをするメリットは多い

共働きで思うように家事や育児ができず、退職を考えるママもいるといいます。
ですが、せっかく仕事がありやりがいを感じているのなら、あきらめてしまうのはもったいないことです。
共働きで子どもを育てることには、以下のようなメリットがあります。
家事や育児を分担して受け持つことで、パパも子育ての喜びと大変さを実感できることでしょう。
結果的にママが一人で抱え込まなくて済み、精神的な負担も減るはずですよ。
今回ご紹介したコツを実践することで、少しずつ余裕が出るとよいですね。
問題をクリアにして共働きならではの子育てを楽しもう
共働き世帯とひとことで言っても、子どもの年齢や人数、双方の両親に頼れるかどうかなどさまざまな要素で抱える問題は変わります。
ご紹介したコツやアドバイスだけでは解決しきれない問題もあるでしょう。

「株式会社 Homeport 代表」兼「お片づけ習慣化コンサルタント」である西崎彩智が主催する「家庭力アッププロジェクト®︎」のセミナー&説明会では、正しい片づけを習慣づけることで家族にイライラしたり自己嫌悪に陥ったりすることを減らす方法をお伝えしています。
その結果、夫婦関係や子育てなどの家庭の悩みが解消されることも望めます。
ひいては主婦としての自信を取り戻すことでご自身のキャリアやプライベートまで良い影響が期待できます。
共働き世帯が抱えるさまざまな問題も、解決への糸口がつかめるかもしれませんよ。
「家庭力アッププロジェクト®︎」では、西崎はじめスタッフや卒業生メンバーが受講生の方々を45日間かけてお片づけを習慣化していけるようサポートしていきます。
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