「玄関に何か置いて、明るい雰囲気にしたい」「風水で運気が上がるものがあるなら取り入れてみたい」——毎日出入りする玄関だからこそ、心地よい空間にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
玄関に置くといいものには、風水で「運気を呼び込む」といわれるアイテムと、毎日の暮らしを便利にしてくれる実用品があります。ただし、どんなに縁起のよいものを置いても、玄関が散らかっていては心地よい空間にはなりません。大切なのは、まず玄関を整えたうえで、必要なものを厳選して置くことです。
この記事では、玄関という場所の役割、風水で置くといいとされるもの、暮らしに役立つ実用品、置かないほうがいいもの、置くときのポイント、そして玄関を整えるコツまで、順番にお伝えします。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 風水で玄関に置くといいものは? | 玄関マット、観葉植物、鏡、明るい照明など | 風水では、玄関マットや観葉植物、季節の花、置く位置に気をつけた鏡、明るい照明などが、よい気を呼び込むとされています。 |
| 実用的に置くといいものは? | 靴べら、鍵の定位置トレー、防災グッズなど | 靴べらやスツール、鍵や印鑑を置くトレー、防災グッズ、消臭剤など、出かけるときや帰宅したときに役立つものを置くと、毎日がスムーズになります。 |
| 置かないほうがいいものは? | 出しっぱなしの靴、濡れた傘、ゴミなど | たたきに並んだ靴や濡れた傘、ゴミや段ボールは、玄関を散らかった印象にします。風水では、枯れた植物や人形なども避けたほうがよいとされています。 |
この記事でわかること
- 玄関という場所の役割と、置くものを選ぶ前に大切なこと
- 風水で玄関に置くといいとされるもの
- 暮らしを便利にする、玄関に置くといい実用品
- 玄関に置かないほうがいいものと、置くときの注意点
- ものを置く前に、玄関をすっきり整えるコツ
玄関はどんな場所?置くものを選ぶ前に
まずは、玄関という場所の役割を確認しておきましょう。玄関の役割を知ると、どんなものを置けばいいかが見えてきます。
家の印象を決める「顔」
玄関は、お客様が最初に目にする場所であり、家の印象を大きく左右する「顔」のような存在です。家族にとっても、毎朝「いってきます」と出かけ、「ただいま」と帰ってくる大切な場所です。
玄関が明るく整っていると、出かけるときも帰ってきたときも、気持ちがすっきりします。宅配便の受け取りなど、思いがけず人に見られる機会も多い場所なので、いつでも見られて困らない状態にしておきたいものです。
風水では「運気の入り口」とされる
風水では、玄関は外からよい気が入ってくる「運気の入り口」と考えられています。そのため、玄関に何を置くか、どのように整えるかによって、家全体の運気が変わるといわれています。
風水は科学的に証明されたものではありませんが、「気持ちよく過ごせる空間をつくる」という考え方として取り入れると、暮らしを整えるきっかけになります。
何を置くかより「整っていること」が大切
風水でも、暮らしやすさの面でも、玄関でもっとも大切なのは「きれいに整っていること」です。靴が散らかっていたり、ほこりがたまっていたりする玄関では、どんなに縁起のよいものを置いても効果は期待できないとされています。
玄関に何かを置く前に、まずは不要なものを手放し、すっきりとした状態をつくることから始めましょう。何もない玄関に一つだけ飾ったものは、たくさん並べたときよりもぐっと引き立ちます。
風水で玄関に置くといいとされるもの
ここからは、風水で玄関に置くといいとされるものを紹介します。すべてを置く必要はありません。玄関の広さや好みに合わせて、取り入れやすいものから選んでみてください。
玄関マット
風水では、玄関マットには外から持ち込んだ悪い気を落とす役割があるとされています。実用面でも、靴の裏の砂やほこりが家の中に入るのを防いでくれます。
天然素材のものが好まれるとされていますが、何よりも大切なのは清潔に保つことです。汚れたままでは逆効果とされているため、定期的に洗濯したり、はたいたりしましょう。
観葉植物・季節の生花
風水では、植物は生き生きとしたエネルギーをもたらし、空間を浄化してくれると考えられています。玄関に観葉植物や季節の生花を飾ると、明るく温かい雰囲気になります。
玄関は日当たりが悪いことも多いため、日陰に強い植物を選ぶのがおすすめです。サボテンなどとげのある植物は、よい気を跳ね返すとされ、玄関には向かないといわれています。水やりを忘れて枯らしてしまわないよう、育てやすい種類を選ぶことも大切です。
鏡(置く位置に注意)
鏡は、よい気を呼び込み、悪い気を跳ね返すとされるアイテムです。出かける前に身だしなみを確認できるので、実用的にも便利です。
ただし、風水では玄関ドアの真正面に鏡を置くと、入ってきたよい気まで跳ね返してしまうとされています。玄関を入って左右どちらかの壁に置くのがよいとされています。
明るい照明
風水では、暗い玄関は運気が停滞しやすいとされています。照明を明るくしたり、窓から自然光が入るようにしたりして、明るい玄関を意識しましょう。
人感センサー付きのライトを取り入れると、夜の帰宅時や両手がふさがっているときにも便利です。足元が明るくなると、段差でのつまずきも防げます。
盛り塩・炭
盛り塩や炭は、昔から空間を清めるとされてきたアイテムです。玄関の内側や外側に置くことで、悪い気が家の中に入るのを防ぐといわれています。
盛り塩は湿気を吸って固まるため、定期的に新しいものと交換しましょう。炭は湿気やにおいを吸う働きもあるため、実用面でも玄関に向いています。炭はときどき天日干しすると、吸湿の働きが戻るといわれています。
好きな香り
玄関にいい香りがすると、帰ってきたときにほっとできます。風水でも、よい香りはよい気を呼び込むとされています。
ディフューザーや香りのよい消臭剤などを置いてみましょう。ただし、香りが強すぎると来客が不快に感じることもあるため、ほのかに香る程度がおすすめです。季節に合わせて香りを変えるのも楽しみの一つです。
縁起物・季節の飾り
招き猫やだるまなどの縁起物、季節の行事に合わせた飾りも、玄関に置くといいとされるものです。季節感のある飾りは、玄関に明るい雰囲気をもたらしてくれます。
飾りは季節が過ぎたら片づけ、入れ替えることで、いつも新鮮な気持ちで過ごせます。飾りを入れ替えるタイミングで靴箱の上を拭き掃除する習慣をつけると、玄関をきれいに保ちやすくなります。
ドアベル・ウインドチャイム
玄関ドアの内側にドアベルをつけると、開け閉めのたびに心地よい音が響きます。風水では、澄んだ音には空間を浄化し、よい気を呼び込む働きがあるとされています。
家族の出入りに気づきやすくなるという実用的なメリットもあります。音が大きすぎないものを選ぶと、早朝や夜にも気になりません。
玄関ドアの外側もきれいに
風水では、玄関の内側だけでなく、ドアや表札、ポーチなど外側をきれいに保つことも大切だとされています。ドアの取っ手やポストの汚れを拭き、外に置いた植木鉢やほうきなども整えておきましょう。
暮らしに役立つ、玄関に置くといい実用品
風水だけでなく、毎日の暮らしを便利にしてくれる実用品も、玄関に置いておきたいものです。出かけるときや帰宅したときの動きをイメージしながら選んでみましょう。
靴べら・スツール
靴べらがあると、靴のかかとをつぶさずに履けるので、靴が長持ちします。フックに掛けておけば、場所もとりません。
スペースに余裕があれば、小さなスツールを置くのもおすすめです。座って靴を履けるので、小さな子どもや高齢の家族がいる家庭でも安心です。中に収納できるタイプを選べば、靴のお手入れ道具などもまとめてしまえます。
鍵や印鑑の定位置になるトレー・フック
鍵や印鑑、腕時計など、出かけるときに必要な小物の定位置を玄関につくると、「鍵がない!」と探し回ることがなくなります。
靴箱の上にトレーを置いたり、壁にフックをつけたりして、帰宅したらそこに置くことを習慣にしましょう。家族それぞれの鍵の置き場所を分けておくと、取り違えも防げます。
防災グッズ
非常用持ち出し袋や懐中電灯は、いざというときにすぐに持ち出せるよう、玄関の近くに置いておくと安心です。
靴箱の下段など、家族全員が知っている場所に定位置を決めておきましょう。年に一度は中身を確認し、電池や食品の期限もチェックしておくことが大切です。家族の人数や子どもの成長に合わせて、中身を見直すことも忘れないようにしましょう。
消臭剤・除湿剤
玄関は靴のにおいや湿気がこもりやすい場所です。靴箱の中に消臭剤や除湿剤を置いておくと、においや湿気を防げます。
先ほど紹介した炭は、においと湿気の両方に役立つので、見た目にもおしゃれなものを選べば一石二鳥です。靴箱の扉をときどき開けて、空気を入れ替えることも忘れずに。
宅配の受け取りに使うペンや印鑑
宅配便の受け取りのたびに、ペンや印鑑を探しに部屋に戻るのは手間です。玄関にペンと印鑑を置いておくと、受け取りがスムーズになります。
段ボールを開けるためのカッターを一緒に置いておくと、届いた荷物をその場で開けて、段ボールをすぐに片づけることもできます。カッターは子どもの手が届かない場所に置きましょう。
スリッパとスリッパラック
来客用や家族のスリッパは、スリッパラックにまとめて立てて収納すると、床に散らばらずすっきりします。風水でも、スリッパが散らかっていないことが大切とされています。
来客の頻度に合わせて数を見直し、古くなったものは新しいものに替えましょう。洗えるタイプを選ぶと清潔に保ちやすくなります。
マスクやエコバッグなどの外出用品
マスクやエコバッグ、ハンカチなど、出かけるときに毎回持っていくものを玄関にまとめておくと、忘れ物を防げます。
小さなかごにまとめて靴箱の上に置くなど、すっきり見える工夫をしましょう。子どもの帽子や水筒など、家族それぞれの外出用品の定位置を決めておくのもおすすめです。
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玄関に置かないほうがいいもの
玄関に置くといいものがある一方で、置かないほうがいいものもあります。風水の考え方と、暮らしやすさの両面から紹介します。
出しっぱなしの靴
たたきに靴が何足も並んでいると、玄関が散らかった印象になり、風水でもよい気の流れを妨げるとされています。
たたきに出しておく靴は1人1足までにし、それ以外は靴箱にしまう習慣をつけましょう。脱いだ靴をつま先を外に向けてそろえておくと、出かけるときにもさっと履けます。
濡れた傘・汚れたもの
濡れた傘やレインコートを玄関に置きっぱなしにすると、湿気がこもり、においやカビの原因になります。風水でも、湿気は運気を下げるとされています。
濡れたものは乾かしてからしまい、泥のついた外遊びグッズなども、汚れを落としてから片づけましょう。
ゴミ・段ボール
翌朝出すゴミや、届いた荷物の段ボールを玄関に置いておく家庭もあるかもしれません。しかし、ゴミや段ボールは玄関を雑然とした印象にし、風水でも悪い気をため込むとされています。
ゴミは出す直前まで別の場所に置き、段ボールは届いたらすぐにたたんで資源ごみの置き場所へ運びましょう。においの出るゴミを玄関に置くと、来客にも不快な印象を与えてしまいます。
枯れた植物・ドライフラワー・造花
風水では、枯れた植物やドライフラワーは生命力を失ったものとされ、玄関には向かないといわれています。造花も、生きたエネルギーを持たないため、おすすめされないことが多いようです。
植物を飾るなら、生き生きとした観葉植物や生花を選び、枯れたらすぐに取り替えましょう。花びんの水をこまめに替えることも、植物を長持ちさせるポイントです。
自転車やゴルフバッグなど外で使う大きなもの
自転車やゴルフバッグ、アウトドア用品などを玄関に置いていると、通路が狭くなり、外の砂やほこりも持ち込まれやすくなります。風水でも、外の汚れがついたものは玄関の気を乱すとされています。
置き場所がない場合は、汚れを落としてから、玄関の端や土間収納など決まった場所にまとめて置きましょう。
人形・ぬいぐるみ・家族写真
風水では、人形やぬいぐるみは玄関から入ってきたよい気を吸い取ってしまうとされています。また、家族写真は家族が集まるリビングに飾るのがよいとされています。
思い入れのあるものは、玄関ではなく、家族がくつろぐ場所に飾ってみてはいかがでしょうか。風水の考え方は一つの目安として、家族が心地よいと感じる飾り方を大切にしましょう。
玄関にものを置くときのポイント
玄関にものを置くときには、いくつか気をつけたいポイントがあります。見た目と安全の両方を意識しましょう。
置きすぎず、飾るものは1〜2点にしぼる
「運気が上がるから」とたくさんのものを置くと、かえって玄関が雑然とした印象になってしまいます。靴箱の上に飾るものは1〜2点にしぼり、何も置かない空間を残すことで、すっきりと見えます。
統一感のある空間づくりのコツは、「部屋をおしゃれに片づけるコツ|スッキリ見える収納術と統一感のある空間づくり」で紹介しています。
置いたものはこまめに手入れする
置物や鏡にほこりがたまっていたり、植物がしおれていたりすると、せっかくのアイテムも逆効果になってしまいます。置いたものは、こまめにほこりを払い、手入れをしましょう。
置くものが少なければ、手入れもラクになります。週に一度、たたきを掃く習慣とあわせて手入れをすると、無理なく続けられます。
日差しの当たる場所の鏡やガラスに注意する
風水で玄関に置くといいとされる鏡やガラスの置物ですが、置く場所には注意が必要です。消費者庁「鏡やガラス玉で起こる『収れん火災』に注意!」では、太陽光がレンズや鏡によって反射・屈折して1点に集まる「収れん現象」が起き、その場所に燃えやすいものがあると火災に至る場合があると注意が呼びかけられています。
同ページでは、朝夕や冬場は太陽の高度が低く、部屋の奥まで光が差し込みやすいため特に注意が必要ともされています。玄関の窓やドアのガラスから日差しが入る場合は、鏡や透明なガラス玉などを置く位置に気をつけ、近くに燃えやすいものを置かないようにしましょう。
子どもやペットが触れても安全なものを選ぶ
小さな子どもやペットがいる家庭では、割れやすい置物や、口に入れると危ない植物、盛り塩の置き場所にも気を配りましょう。
飾るものは手の届かない高さに置く、割れにくい素材を選ぶなど、安全面を優先して選ぶことが大切です。
避難のじゃまにならないようにする
玄関は、地震や火災のときに家の外へ出るための大切な通り道です。背の高い棚や重い置物を不安定な場所に置いたり、たたきにモノを積み上げたりしないようにしましょう。
ものを置く前に、玄関をすっきり整えよう
玄関に置くといいものを取り入れる前に、まずは玄関そのものを整えることから始めましょう。整った玄関にこそ、置いたものが生きてきます。
靴を減らし、定位置を決める
玄関が散らかる一番の原因は、靴箱に入りきらないほど靴が多いことです。何年も履いていない靴やサイズの合わない靴を手放し、家族ごとに靴箱のスペースを決めて、その中に入る分だけを持つようにしましょう。
靴箱の棚を使いやすく整えるコツは、「棚の片づけ方と収納のコツ|スッキリ整う手順と散らからない仕組みづくり」で紹介しています。整理と収納の正しい順番は、「片づけと収納の基本|整理→収納→片づけの正しい順番とコツをプロが解説」も参考にしてください。
モノを増やさない工夫をする
せっかく整えても、モノが増えればまた散らかってしまいます。「1足買ったら1足手放す」など、モノを増やさないルールを決めておきましょう。
モノを増やしすぎない暮らし方については、「ミニマリストに学ぶ片づけ術|物を減らすコツと散らからない暮らしの始め方」も参考にしてください。手が止まってしまうときは、「片づけが進まない原因と解決策|手が止まるときに試したい7つの方法」もおすすめです。
家族みんなでルールを共有する
玄関は家族全員が毎日使う場所です。「靴はそろえる」「帰ったら鍵をトレーに置く」「濡れた傘は乾かしてからしまう」といったルールを、家族みんなで共有しましょう。
子どもには、子どもの手が届く高さに靴や外遊びグッズの定位置をつくると、自分で片づけやすくなります。子どもの片づけ習慣の身につけ方は、「子どもの片づけ習慣の身につけ方|親もイライラしない整理方法と声かけ」で紹介しています。
整った玄関は、気持ちも前向きにしてくれる
すっきり整った玄関は、出かけるときの気持ちを明るくし、帰ってきたときにほっとさせてくれます。運気が上がるかどうかにかかわらず、整った空間で暮らすこと自体が、毎日を前向きにしてくれるものです。
片づけと運気の関係については、「片づけで運気が上がるのは本当?場所別の効果と今すぐできる開運片づけ術」でも紹介しています。
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まとめ
玄関に置くといいものには、風水で運気を呼び込むとされる玄関マットや観葉植物、鏡、明るい照明、盛り塩、縁起物などと、靴べらや鍵の定位置トレー、防災グッズ、消臭剤といった暮らしに役立つ実用品があります。
一方で、出しっぱなしの靴や濡れた傘、ゴミ、枯れた植物などは、玄関に置かないほうがよいとされています。ものを置くときは、飾るものを1〜2点にしぼってこまめに手入れをし、日差しの当たる場所の鏡やガラス、避難経路にも気を配りましょう。
そして何より大切なのは、玄関に何かを置く前に、靴を減らして定位置を決め、家族みんなで整った状態を保つことです。すっきり整った玄関に、お気に入りのものを少しだけ飾って、毎日気持ちよく「いってきます」「ただいま」を交わせる暮らしをつくっていきましょう。
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