今回は、主婦が抱える孤独感を克服する6つの方法をご紹介します!
「昔はもっと楽しかったのに…。」
「何でこんなに寂しいの?」
と1人で孤独を感じている主婦の方はいませんか?
孤独感を長く抱えていると、体調不良やうつ病の引き金になることも。
そこで今回は主婦が感じる孤独の正体を『年代別』に読み解き、克服法やNG行動をまとめました。
孤独感に悩む主婦の方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
40代・50代主婦が感じる孤独の正体

40代・50代の主婦は「何となく寂しい」と孤独を感じることが多くなります。
そこには大きな4つの理由があります。
- 家族関係の変化
- 女性ホルモンの減少
- 友達がいない
- 社会との関係が薄い
①家族関係の変化
40代・50代の主婦は、家族関係の変化から孤独を感じることがあります。
なぜならその変化が、寂しさを感じる関係への変化だからです。
たとえば、20代・30代の頃には、結婚・出産・育児などたくさんのイベントがありました。
そのため、家族や親戚が集まる機会も多かったはずです。
また、旦那さんと一緒に支え合って育児や家事を頑張ってきた家庭も多いでしょう。
それに比べると、40代・50代は、
などが原因で、家族との別れや距離を感じる出来事が多くなります。
この中でも子供がいる主婦の場合、特に大きいのは「子供の自立」です。
いつも親にべったりだった子供が、
- 家にいる時間が減った
- 反抗期で親と距離を置く
- 一人暮らしを始めた
となると、急にさみしくなる方は多いはずです。
このように、40代・50代では家族関係の変化が原因で孤独を感じることが多くなります。
②女性ホルモンの減少
女性ホルモンの減少も、40代~50代の主婦が孤独を感じる大きな原因の1つです。
女性ホルモンの1つである「エストロゲン」が減少すると、精神的・身体的に不安定になるためです。
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上の図を見ると、40代〜50代で「エストロゲン」の分泌量が急激に低下していることがわかります。
エストロゲンが減ることで、いわゆる「更年期障害」が起こります。
更年期障害の代表的な症状には、
- 自立神経障害
- ほてり・のぼせ・発汗
- 動悸
- 手足の冷え
- 精神神経症状
- 不安感
- 落ち込みが激しい
- イライラ
- 体がだるい・重い
- 不眠
などがあります。
このような症状が、孤独感につながります。
更年期障害が始まる時期や症状の種類・強さには個人差があります。
また、エストロゲンが減ると、肌の乾燥・シワ・たるみなどが目立つようになり、外見面でも自信が持てなくなります。
これらが原因で、気持ちが不安定になったり、家に引きこもりがちになったりして孤独感が増すこともあります。
③友達がいない
友達がいないと思った時、人は孤独を感じます。
そもそもあなたには、悩みを相談できる親しい友人が何人いますか?
独身時代にはたくさんの友達がいたかもしれません。
しかし、40代・50代になった今でもその友達と『頻繁に会っている』という方は少ないはずです。
仕事や主婦業で忙しい中、友達とのつながりはついつい希薄になってしまいますよね。
かと言って、子供を通じて知り合ったママ友に、深い悩みを相談できるでしょうか。
噂になったら…と思うと、なかなか相談できませんよね。
また、仕事関係の方とプライベートな話ができる関係になることも簡単ではありません。
このように、悩みを分かち合える親しい友人がいないということも、40代・50代の主婦が孤独を感じる理由の1つになっています。
④社会との関係性が薄い
特に専業主婦の場合、社会との関係性が薄いことで孤独を感じることがあります。
家族との距離ができる40代・50代の主婦にとって、社会とのつながりはもう一つの心の支えになるためです。
外で働く主婦は、子供の自立などで家族関係が変化しても、仕事をすることで『社会の役に立っている』と感じることができます。
一方、専業主婦は社会との関係性が薄いため、いざ家族が離れていくと『自分を必要としてくれる場所』がなくなってしまいます。
そのため、
- 取り残された
- 自分には何もない
という気持ちになり、専業主婦は特に孤独を強く感じます。
30代主婦が感じる孤独の正体

また、30代の主婦が孤独を感じる理由は、40代・50代とは少し違ってきます。
- 結婚に伴う転居
- 家事・育児で遊べない
- 旦那さんの不在が多い
①結婚に伴う転居
30代主婦にとって、結婚を機に地元から離れることが孤独の原因となります。
今までそばにいてくれた友達や親に会えなくなるためです。
それどころか、引っ越したばかりの土地には、気軽に話せる知り合いさえもいません。
土地勘がないため、何をするにも心細い状況が続くでしょう。
このような環境の変化が、30代で感じる孤独の原因の1つとなります。
②家事・育児で遊べない
家事・育児が忙しく、独身時代のように自分のペースで遊べないことも孤独を感じる原因の1つです。
毎回遊びの誘いを断っていると、次第に誘いがこなくなり、友達との距離を感じるためです。
独身の友人達が遊んでいるのをSNSで知って、急に孤独感に襲われる…。
こんな経験をした方も少なくないでしょう。
また、いざ遊んでも独身女性とは話題が異なり「話が合わない」と感じることも多くなります。
このように、独身時代の自分と主婦の自分を比較して、孤独を感じることがあります。
③旦那さんの不在が多い
旦那さんの不在が多いことに孤独を感じる30代主婦も多いです。
30代は、環境の変化や子供が小さいことから、夫婦で支え合うことが重要な時期です。
そのため、旦那さんにはできるだけ一緒にいて欲しいと感じる主婦が多いためです。
しかし、
などの理由で旦那さんが家にいないことが多いと、孤独感が深まります。
特に子供が赤ちゃんのうちは意思疎通ができないため、子供と2人でいても寂しく感じることが多いようです。
また、旦那さんが家にいても
- 仲良くできない
- 女として見てくれない
- 会話が弾まない
など、夫婦関係の問題から孤独を感じる場合もあるようです。
主婦が感じる孤独の克服法6選

孤独感を持つことは、年代を問わず誰しもが経験することです。
そのため、深刻になりすぎる必要はありませんが、その状態が長く続く場合は要注意です。
孤独感を長く持ち続けると、うつ病や認知症の原因にもなるためです。
そこで、ここでは主婦の孤独感を上手に克服する方法を6つご紹介します。
- ライフステージの転換期と考える
- 更年期対策をする
- 昔の友達に連絡する
- 新しいコミュニティを探す
- 一人の時間を楽しむ
- 孤独を感じる理由に向き合う
①ライフステージの転換期と考える
自分が孤独を感じる時、「昔は楽しかったのに…」と過去と比較しがちな方は、まずは考え方を変えてみましょう。
今の自分が孤独を感じていても、昔と比べて不幸になったわけではないからです。
たとえば、30代で結婚して転居した場合、確かに心細くはありますが結婚自体はおめでたいことです。
40代・50代で子供が自立した場合も、母親として育児という仕事を立派にやり遂げた証拠です。
どちらも、喜ばしいことですよね。
つまり、ライフステージの転換期に孤独を感じるのは、自分がその変化に対応できていないだけなのです。
そのため、過ごし方・考え方を新しいライフステージに合った形に変えていくことが大切です。
たとえば、出産や育児などの共同作業に費やしていた夫婦の時間を、
- ウォーキング
- 食事
- 旅行
など『夫婦で楽しむ時間』に変えてみてください。
次のライフステージでは何をしたいか・どんな自分になりたいかを考えてみるとよいでしょう。
②更年期対策をする
40代半ばから、気持ちの落ち込みや孤独感が強くなっている場合は、更年期対策をしましょう。
その孤独感が、更年期障害の症状である可能性があるためです。
具体的には、
- 婦人科を受診する
- 食生活を見直す
- 適度な運動をする
- サプリメントを試す
- 漢方薬を飲む
などがおすすめの対策です。
また、近年では20~30代の人が患う「若年性更年期障害」が増えてきています。
更年期と似たような症状が続く場合は、年齢に関係なく、はやめに専門的な医療機関を受診しましょう。
③昔の友達に連絡する
友達がいないことで孤独を感じている方は、思い切って学生時代の友達に連絡をしてみましょう。
同世代の主婦の場合、同じような悩みを抱えていることが意外に多いためです。
「私も寂しかった!」と意気投合することもあるでしょう。
親しかった友人は、20年以上のブランクがあってもすぐに元の関係に戻れますよ。
また、友達に会うことで、
- おしゃれをする
- おしゃべりをする
- 外出する機会が増える
など、生活にハリができて、気分が前向きになるというメリットもあります。
④新しいコミュニティを探す
転居や子供の自立などで、「自分の大切なものが欠けてしまった」と感じる方は、思い切って新しい出会いを求めてみましょう。
新しい出会いや刺激が、あなたの心の空白を埋めてくれるはずです。
たとえば、
- 新しい仕事に挑戦する
- 習い事を始める
- 趣味サークルに入る
- ブログやSNSでつながる
など。
新しい人間関係が、あなたにとって大切な存在になっていけば、あなたを孤独感から救ってくれるでしょう。
⑤一人の時間を楽しむ
一人でも充実した時間を過ごせば、孤独を感じません。
一人=孤独ではないからです。
むしろ一人の方が気楽で良いと思う方もいるはずです。
一人でできるおすすめの楽しみ方は、
- 推し活をする
- 映画・ドラマを観る
- 本や雑誌を読む
- ジムで体を動かす
- マッサージ・エステに行く
などです。
曜日を決めて、毎日違ったスケジュールを立てると変化があって刺激になりますよ。
⑥孤独を感じる理由に向き合う
年代や背景により、孤独を感じる理由は人それぞれ違います。
自分自身の『孤独の理由』をきちんと理解しておくことが大切です。
なぜなら、孤独を感じる根本的な理由を見つけ、それに向き合うことで初めて孤独を克服することができるためです。
たとえば、30代の主婦が「旦那さんの不在が多い」ことに孤独を感じているとします。
しかし、そこには
- 夫婦関係が良くない
- 自分だけが頑張っている気がする
など『隠れた本当の理由』があるかもしれません。
その場合、旦那さんが家にいても孤独感は消えません。
夫婦関係の改善や家事・育児の分担などが、孤独を克服する本当の解決策になります。
このように、孤独を感じる本当の理由に気付いていないと、いつまでたっても孤独は消えません。
そのため、まずは自分が孤独を感じる『根本的な理由』と向き合うことが重要なのです。
孤独感に悩む主婦がやってはいけないNG行動4選

30代〜50代の世代を問わず、孤独を感じる主婦がやってはいけないNG行動がこちらです!
- 夜更かしをする
- 自分と他人を比較する
- 何もしないで1日を終える
- ネガティブ発言を繰り返す
①夜更かしをする
孤独感が強い人はむやみに夜更かしをしないようにしましょう。
夜間は、悩みがない人でも孤独を感じやすい時間帯だからです。
ネガティブなことを考え始めると、さらに眠れなくなってしまいます。
また、慢性的な睡眠不足になると、気分や感情に関係するセロトニンなどの働きに異常をきたすと言われています。
その結果、不安感・孤独感がさらに強くなり、うつ病の引き金になることも…。
十分な睡眠と規則的な生活は、健全な精神を保つためにも必要不可欠です。
②自分と他人を比較する
むやみに自分と他人を比較することはやめましょう。
そもそも自分と他人は、価値観や事情が違うため比べること自体が無意味だからです。
頭ではわかっていても、
「自分以外の主婦は、ランチや趣味で楽しそう…」
「SNSで見たステキな世界とのギャップで落ち込む」
など、ついつい自分と比較してしまう方も多いですよね。
そういうときは、「見える部分がすべてではない」と考えましょう。
「隣の芝は青い」と言うように、他人はとても幸せそうに見えるものです。
しかし、誰にでも悩みや事情はあるはずです。
自分の不幸や知られたくない部分を、わざわざ人に話していないだけなのです。
このように、自分の勝手な思い込みで他人と自分を比較し、落ち込んでいたら何のメリットもありません。
無駄に他人と比較することはやめましょう。
③何もしないで1日を終える
孤独感が強い方は、何もしないで1日を終えることはやめましょう。
虚無感から、さらにネガティブ思考になるためです。
何か1つでも良いので、今日やることを決めて実行しましょう。
たとえば、朝からボーっとテレビを見始め、あっという間に1日が終わってしまったとします。
テレビを見ている間は、楽しいかもしれません。
しかし、見終わった後には、
- 夫は仕事を頑張っているのに
- 自分だけ何をしているの?
- 生産性がない
などの気持ちが押し寄せてきて、虚無感・罪悪感に襲われます。
そのネガティブな思考と、世界と乖離した状況に孤独を感じ始めます。
自分で立てた計画をこなすだけでも達成感が生まれて、ポジティブな気持ちになりますので、まずは何かをしてみることが大切です。
④ネガティブ発言を繰り返す
気分が落ち込み孤独感が強いときには、ネガティブな発言をしないように特に意識をしましょう。
その発言が、あなたの行動や心もネガティブに変えていくからです。
たとえば、
など、ネガティブな言葉を使っていると、新しいことを始めるチャンスを逃してしまいます。
その結果、変化のない停滞した生活を送ることになります。
いつまで経っても、今の生活から抜け出すことができません。
また、言葉には「言霊」があり、発した言葉通りの結果になるという考え方もあります。
ポジティブな言葉を使って、ポジティブな気持ちとイキイキした生活を呼び込みましょう!
孤独感と向き合い上手につきあっていこう

主婦が孤独を感じる原因は、年代や状況によって本当に様々です。
そして、孤独を感じているのは決してあなただけではありません。
まずは、1人で悩みすぎないことが大切です。
そして、今回紹介した
- ライフステージの転換期と考える
- 更年期対策をする
- 昔の友達に連絡する
- 新しいコミュニティを探す
- 一人の時間を楽しむ
- 孤独を感じる理由に向き合う
という6つの克服法も参考に、孤独感と上手につきあっていきましょう。