「主婦に休みはない!」
「休日の方が忙しい」
のんびりとした休日を過ごすことを諦めている主婦の方はいませんか?
主婦にも、リフレッシュするための休日は必要です。
休日があるからこそ、毎日の生活をがんばることができるのです。
この記事では、主婦が何もしない『本当の休日』を過ごすための工夫やおすすめの過ごし方をご紹介します。
目次
主婦の休日は『何もしない日』ではない

あなたは、休日をどのように過ごしていますか?
育児・家事・仕事に忙しい主婦が、「休日は何もせず、ダラダラ過ごしています!」と答えることはまずありません。
なぜなら主婦の休日は、平日に手が回らなかった家事や家族サービスなど、やるべきことがたくさんあるからです。
家族を持った今、独身時代の『自由気ままな休日』とは全く違った過ごし方をしているはずです。
年に3回設定された『主婦休みの日』などという日もあるようですが、SNSでは「年間休日3日なんてブラック企業大賞1位だね」なんて言う声も……。
そもそも記念日にしないと休めないこと自体がおかしい感じがしますよね。
このように、主婦の休日は『何もしない日』ではなく、『平日以上に家事・育児をがんばる日』となっているのが実情です。
主婦休みの日とは?
『主婦休みの日』とは、その名の通り、年中無休で家事・育児をがんばる主婦がお休みするための日です。
女性のための生活情報紙を発行する(株)サンケイリビング新聞社が提唱し、2009年に日本記念日協会に申請・認定された正式な日本の記念日です。
『主婦休みの日』は、1月25日、5月25日、9月25日と1年に3回設定されています。
これらの日付は、忙しい時期(年末年始・GW・夏休み)を乗り切った主婦が、その後ゆっくり休めるようにと決められました。
主婦の日を通して、
- 主婦のありがたさを知る
- 家族をお互いにねぎらう
- 夫や子供が家事にチャレンジする
- パパが子供と一緒に行動する
などの取り組みが行われています。
【事例】主婦は休日何してる?

まずは、忙しい主婦の休日スケジュールを具体的にご紹介します。
のんびりできる時間なんてほとんどない主婦の休日の実態が明らかになりますよ。
こちらは、ある共働き主婦の休日の過ごし方です。

こちらを参考に、主婦の休日の過ごし方を見ていきましょう!
①たまった家事を片づける
忙しく働く主婦は、平日に手が回らなかった家事を休日に一気に片づけます。
たとえば、
- 洗濯
- 布団干し
- アイロンがけ
- 水回りの掃除
- 子供の学校準備
などです。
特に子供がいる家庭では、休日は洗濯物がとても多くなります。
「上靴」「体操服」「給食エプロン」など学校で使った物を、週末にまとめて持ち帰ってくるからです。
それらを、一気に片づけなければいけません。
また、シーツや枕カバーといった平日にはなかなか洗えない洗濯物も休日にまとめてします。
休日の洗濯は1回では終わらず、2回、3回と洗濯機がフル回転し、洗っては干す、たたむの作業が繰り返されます。
さらに、布団干し・アイロンがけ・水回り(風呂・トイレ・キッチン)の掃除など、平日ではなく休日にがんばる必要があります。
その他、子供の学校への提出物の作成や行事のチェックなども欠かせません。
このように、主婦の休日は、たまった家事を片づけることに多くの時間を費やします。
しかもそこに、家族の食事などの通常の家事も加わるため、休日は平日よりも家事の量が多くなるのが必然なのです。
②買い出しに行く
忙しい主婦は、週に何度も買い物に行くことができません。
そのため、一週間分の食材を休日に買いだめしておく家庭も多いでしょう。
大量に買い物をすると、買い物に時間がかかるだけでなく、
- 買った物の収納
- 食材を小分けにして冷凍
- 弁当や時短調理の下ごしらえ
などの作業を帰宅後にする必要があります。
これが地味に時間がかかる!
あっという間に数時間が過ぎていきます。
③子供と遊ぶ
休日は、子供と遊ぶ時間も必要です。
忙しい平日には、子供とゆっくり話したり、遊んだりする時間が取れないためです。
特にフルタイムで働く主婦は、休日くらいは子供と過ごしたいと考える方も多いでしょう。
また、子供から「どこかに出かけたい!」というおねだり攻撃も飛んできます。
遊ぶ場所は、
- 近くの公園
- ショッピングセンター
- レジャー施設
など家庭によってさまざまです。
子供との外出も大切な『主婦の休日の過ごし方』のひとつです。
【年代別】主婦の休日の過ごし方の特徴・悩み

次に、主婦の『休日の過ごし方』に関して、年代別の特徴や悩みについてご紹介します。
家族の年齢や自分の体力の変化にともない、『休日の過ごし方』にも多少違いが出てくるためです。
各世代の主婦にとって、休日の過ごし方にはどんな特徴・悩みがあるのか見ていきましょう!
20〜30代主婦の休日の過ごし方
20~30代主婦の休日の過ごし方には、子供に費やす時間が多いという特徴があります。
子供が小さい分、お風呂・食事・外出と何をするにも、子供の身の回りのお世話が必要なためです。
また、子供が幼稚園児の場合は、休日に親子で参加する行事もたくさんあります。
そのため、
- 育児に時間が取られる
- ひとりの時間がない
- 自分の好きな場所に行けない
など、子供中心の休日になってしまうことへの悩みを抱えています。
40代主婦の休日の過ごし方
40代主婦の休日の過ごし方には、若い頃のように動けなくなるという特徴があります。
40代主婦の場合、子供が大きくなり自身でできることが増えた分、育児に費やす時間は減ってきます。
しかし、子供が成長した分、自分も歳をとっています。
そのため、
- 更年期による体調不良
- 体力の低下
- 疲労の回復が遅い
などが原因で、若い頃のようにパワフルに休日を過ごすことが難しくなってきます。
その結果、休日には
- のんびり過ごしたい
- 子供の遊びについていけない
- 家事を一気にできない
- 体の不調が続いて動けない
などの悩みが多くなります。
50代主婦の休日の過ごし方
50代主婦の休日の過ごし方では、自分の時間が持てるようになる一方で、親の介護に時間を取られるケースがでてきます。
主婦が50代になると、子供が自立して一人暮らしを始める家庭も増えてきます。
育児から解放された分、休日にも余裕ができ、ひとりや夫婦でのんびり過ごす時間が持てるようになります。
そのため、
- ウォーキング
- スポーツ
- 園芸
- 旅行
などに挑戦し、老後にも楽しめる趣味を見つける時間を作る方も多いです。
その一方で、両親が高齢になり、親の介護という新たな問題もでてきます。
介護は育児同様、休日も関係なく24時間続くため、
- 自分の時間が取れない
- 心身への負担が大きい
- 仕事の疲れが取れない
などの悩みを引き起こします。
また、介護とまではいかなくても、高齢の親と別居している場合は
- 様子を見に行く
- 代わりに買い物に行く
- 掃除や家の修繕
など、親の生活をサポートすることに休日の時間を費やす機会が増えてきます。
のんびり休日を過ごすための5つの工夫

どの世代の主婦も、休日は忙しく、なかなかのんびり過ごせないという実情がわかりました。
しかし、主婦にものんびりした休日は必要です!
そこでこの章では、主婦がすべての雑務から解放される『本当の休日』を過ごすための5つ工夫をご紹介します。
- 何もしないと割り切る
- 計画的に家事を終えておく
- 家族に協力してもらう
- 外部サービスを利用する
- 平日を休みにする
①何もしないと割り切る
主婦が休日をのんびり過ごすためには、「今日は主婦業を完全に休む!」と割り切る気持ちが必要です。
まじめな主婦ほど、いざ休もうと思ったときに次のようなことを考えてしまいます。
- たまった家事が気になる
- 明日以降の心配をする
- 家族に後ろめたい
その結果、ついつい家事・育児に手を出してしまい……。
これでは、いつまでたっても『主婦の休日』を確保できません。
一度「今日は休む!」と決めたら、その他のことは完全に忘れることが大切です。
②計画的に家事を終えておく
主婦が休日をのんびり過ごすためには、休日分の家事を平日に終わらせておくことが大切です。
やるべき家事を整理したら、平日に振り分けて計画的に進めておきましょう。
しかし中には、「忙しい平日に家事をするのは難しい……」という主婦も多いでしょう。
そういう方は、家事の優先度を考えてみましょう。
やるべき家事を優先度の高い家事に絞ることで、平日でも無理なく家事を終わらせることができます。
たとえば次のような家事が、一般的に優先度が高い家事です。
優先度の高い家事
- 生ゴミ処理
- 食品の買い出し
- 最低限の洗濯や掃除
- 学校への提出物の作成
生ゴミは放っておくと異臭がひどくなりますし、食品の買い出しをしておかないとその後の一週間の料理ができません。
また、通勤通学や日常生活に必要な最低限の衣服は洗濯をしないと生活に支障がでます。
掃除に関しても、掃除機くらいはかけておきたいと思う方が多いでしょう。
学校への提出物は期限が決まっているため、自分の都合で遅らせることはできません。
平日に余裕のない主婦は、これらの家事を優先的に終わらせておきましょう。
逆に、優先度の低い家事とは『後回しにしてもさほど困らない家事』のことで、次のようなものがあります。
優先度の低い家事
- 布団干し
- 水回りの掃除
- ぞうきんがけ
これらの家事は、重要性・緊急性がそれほど高くないため、来週に回してしまっても大丈夫です。
このように、家事の優先度を考えながら、計画的に家事を終わらせておくことで、のんびりした休日を確保することができます。
③家族に協力してもらう
主婦がのんびりと休日を過ごすためには、家族の理解と協力が不可欠です。
特に子供が小さい場合は、旦那さんに世話を任せる必要があるためです。
休む日にちを事前にしっかりと家族に伝え、予定を調整してもらいましょう。
また、主婦の休日は旦那さんや子供達の家事スキルをアップさせるチャンスでもあります。
いつもは自分がやっている家事を、思い切って家族に任せてみるのもよいでしょう。
家族に家事を任せる時に、おすすめしたいポイントは、
- 家事リストを作る
- 分担を決める
- 難易度を合わせる
- 頑張ってくれたら褒める
の4つです。
まずは、家族と相談しながら任せたい家事をリスト化し、それぞれの分担(責任者)を決めます。
すると、子供にとってはゲームのミッションクリアのような感覚で、楽しく家事を進めてくれます。
次に、家事レベルの難易度を家族に合わせます。
たとえば、料理を旦那さんに任せる場合に難易度が高いと感じたら、
- メニューを決める
- 材料を用意する
- 下準備をする
などの事前フォローをしておきましょう。
買い物では、ネットスーパーで事前注文しておき、当日は受け取ってもらうだけにしておくのもよいでしょう。
子供には簡単な家事を分担し、事前にやり方を説明しておきましょう。
そして、家族が家事を頑張ってくれた後には、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
「キレイになっているね!」などと褒めることで、次のやる気にもつながります。
このように、当日に家族の協力を得られれば、無理なく『主婦の休日』を満喫することができます。
④外部サービスを利用する
平日に家事を進める余裕がなく、家族の協力を得ることも難しい場合は、外部サービスの利用も検討してみましょう。
お金はかかりますが、主婦の負担を確実に減らしてくれるためです。
家事・育児・介護で頼れる外部サービスには、次のようなものがあります。
の助けになる「外部サービス」.jpg)
主婦の休日を過ごしたことで、その後のストレスが増えてしまっては意味がありません。
何でも一人で我慢するのではなく、頼れるサービスはどんどん利用していきましょう。
また、外部サービスではありませんが、実家に頼ることも選択肢の1つです。
参考記事:家事代行サービスの内容|作業を依頼する流れや使い方
⑤平日を休みにする
主婦の休日を決める際、週末にこだわる必要はありません。
むしろ、家族が家にいない平日の方が、やるべき家事が少なく休みやすいこともあります。
平日休みには、他にも
などのメリットがあります。
仕事をしている主婦は、計画的に有給を取って、主婦の休日を確保してみましょう。
主婦におすすめな休日の過ごし方

この章では、主婦が楽しい休日を過ごすためのおすすめアイディアをご紹介します。
いざ休日を過ごす時に、何をしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
次の3つのパターン別に、それぞれおすすめの場所や過ごし方をご紹介していきます。
- 家族と離れた時間を楽しむ
- パパに子供を任せて家で過ごす
- 家族と楽しい時間を過ごす
①家族と離れた時間を楽しむ
日常から抜け出したい主婦は、家族と離れて自分だけの休日を過ごすことがおすすめです。
家族と一緒には行きにくいところや、できないことを選んでみましょう。
たとえば、
- ショッピング
- 美容院やエステ
- 友達と食事
- 日帰り旅行
- カラオケ
など。
ショッピングや美容院などで、自分のために時間を使うと贅沢な気分になれます。
また、友達を誘って食事や日帰り旅行を楽しめば、日常を忘れてストレス発散ができますよ。
②パパに子供を任せて家で過ごす
「外出せずに、家でゆっくりしたい」という主婦は、旦那さんに子供を預けてお出かけしてもらいましょう。
そして、自分は家の中で
- ドラマや映画を楽しむ
- 読書をする
- 趣味を楽しむ
- 昼寝をする
など、マイペースにのんびりとした休日を過ごしましょう。
日々のリフレッシュができます。
③家族と楽しい時間を過ごす
家族と団らんしたい主婦は、家族と一緒に楽しい場所に出かけましょう。
たとえば、
- 動物園や水族館
- テーマパーク
- ハイキング
- バスツアー
など。
いつも行かない場所や少し遠い場所を選ぶと特別感がアップしますよ。
ただし、家族と過ごす場合は、
- 自分も楽しめる場所を選ぶ
- 家事をしない
- お世話はパパ任せ
をモットーにしましょう!
あくまで『主婦の休日』という事を忘れずに、思いっきり楽しんでくださいね。
主婦ものんびりした休日を過ごしてリフレッシュ!

忙しい主婦は、のんびりした休日を過ごすことができません。
主婦の休日は、たまった家事や家族サービスで『平日以上に主婦業をがんばる日』になっているためです。
しかし、主婦にだって何もしない『本当の休日』は必要です。
主婦だから仕方ないと諦めず、今回ご紹介した
- 何もしないと割り切る
- 計画的に家事を終えておく
- 家族に協力してもらう
- 外部サービスを利用する
- 平日を休みにする
などの工夫を実践して、『本当の休日』を手に入れましょう!
しっかり休んで気分をリフレッシュすることが、また次の日からがんばる活力になるはずです。