「コンロ下に鍋やフライパンを重ねて入れていて、下のものが取り出しにくい」「何をどこに入れればいいのかわからない」——毎日の料理で使うコンロ下の収納に、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
コンロ下は、火を使った調理中にさっと手を伸ばす場所です。入れるものを決めて、取り出しやすく収納するだけで、料理の段取りがぐっとスムーズになります。また、熱がこもりやすいこともあるため、入れないほうがいいものを知っておくことも大切です。
この記事では、コンロ下収納の特徴、入れるといいもの・入れないほうがいいもの、収納前の見直し方、引き出しタイプ・開き戸タイプ別の収納のコツ、そして使いやすさを保つためのポイントまで、順番にお伝えします。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| コンロ下には何を入れる? | フライパン・鍋や油など、火の近くで使うもの | フライパンや鍋、ふた、油、常温保存できる調味料など、コンロで調理するときに使うものをまとめておくと、料理中にすぐ取り出せて便利です。 |
| 入れないほうがいいものは? | カセットボンベや、熱・湿気に弱い食品 | カセットボンベは高温になる場所や熱源のそばを避けて保管することが大切です。熱や湿気で傷みやすい食品も、コンロ下には入れないほうが安心です。 |
| 使いやすくするコツは? | 鍋やフライパンは立てて、よく使うものを手前に | 鍋やフライパンは重ねずに立てて収納すると、上から見て取り出しやすくなります。毎日使うものは手前、たまに使うものは奥に置きましょう。 |
この記事でわかること
- コンロ下収納の特徴と、引き出し・開き戸タイプの違い
- コンロ下に入れるといいもの・入れないほうがいいもの
- 収納前に鍋やフライパンの量を見直す方法
- 引き出しタイプ・開き戸タイプ別の収納のコツ
- コンロ下を使いやすい状態に保つためのポイント
コンロ下収納の特徴
まずは、コンロ下という収納スペースの特徴を確認しておきましょう。
調理中にすぐ取り出したい場所
コンロ下は、炒めものや煮ものなど、火を使って調理するときに、すぐに手を伸ばせる場所です。調理中は手が離せないことも多いため、必要なものをさっと取り出せるかどうかが、料理のしやすさを大きく左右します。
そのため、コンロ下には「コンロのまわりで使うもの」をまとめておくのが基本です。調理中に一歩も動かずに必要なものが取り出せると、料理の段取りがぐっとスムーズになります。
熱がこもりやすいこともある
コンロの下は、調理中の熱や、ビルトインのオーブン・グリルなどの熱が伝わり、温度が上がりやすいことがあります。キッチンの設備によって違いはありますが、熱に弱いものの保管には向かない場合があることを知っておきましょう。収納するものを選ぶときは、熱の影響を受けても問題がないものかどうかを意識することが大切です。
引き出しタイプと開き戸タイプがある
コンロ下の収納には、主に引き出しタイプと開き戸タイプがあります。
- 引き出しタイプ:引き出すと上から中身が見渡せ、奥のものも取り出しやすい
- 開き戸タイプ:高さがあり大きなものも入るが、奥のものが取り出しにくい
タイプによって収納のコツが違うので、自宅のコンロ下に合った方法を取り入れましょう。収納グッズを選ぶ前に、幅・奥行き・高さを測っておくと失敗を防げます。
シンク下収納との違い
キッチンの下の収納には、コンロ下のほかにシンク下もあります。シンク下は水を使う作業に関わるもの、コンロ下は火を使う作業に関わるものと、役割を分けて考えると、何をどちらに入れればいいかが決めやすくなります。
シンク下は湿気がこもりやすく、コンロ下は熱がこもりやすいなど、場所ごとの特徴にも合わせて収納するものを選びましょう。シンク下には洗剤やスポンジのストック、ボウルやざるなどを置く家庭が多いようです。
コンロ下に入れるといいもの
コンロ下には、コンロで調理するときに使うものをまとめておきましょう。
フライパン・鍋・ふた
フライパンや鍋は、コンロ下収納の主役です。毎日使うフライパンや片手鍋は手前に、大きな鍋や土鍋など使う頻度が低いものは奥や下の段に収納しましょう。
鍋のふたは、かさばって置き場所に困りやすいアイテムです。ふた専用のスタンドを使ったり、鍋と一緒に立てて収納したりすると、すっきり収まります。サイズの合うふたを共用できれば、ふたの数自体を減らせることもあります。
油・常温保存の調味料
サラダ油やごま油、しょうゆ、みりんなど、調理中に使う油や常温保存できる調味料も、コンロ下にまとめておくと便利です。
ボトルの液だれで引き出しが汚れやすいため、トレーやかごに入れて収納するのがおすすめです。調味料は種類を見直し、よく使うものだけを置くようにしましょう。油は光や熱で劣化しやすいため、開封後は早めに使い切ることも意識しましょう。
コンロまわりで使う小物
フライ返しやお玉、菜箸などの調理道具、クッキングシートやアルミホイル、グリルの受け皿や網など、コンロまわりで使う小物もコンロ下に置くと動線が短くなります。
小物は仕切りケースにまとめると、引き出しの中でばらばらになりません。よく使うお玉や菜箸は、コンロ横のツールスタンドに立てておく方法もあります。
ボウル・ざる・計量カップ
下ごしらえをコンロの近くで行う場合は、ボウルやざる、計量カップなどもコンロ下にまとめておくと便利です。重ねられるものはサイズ順に重ねて、立てて収納すると場所をとりません。
水を使うことが多い場合は、シンク下に置くほうが使いやすいこともあります。自分の調理の流れに合わせて決めましょう。
保存容器・ラップ類
作った料理をすぐに保存できるよう、保存容器やラップ、保存袋をコンロ下に置くのも一つの方法です。調理のあとの片づけまでがスムーズに流れます。
保存容器は、ふたと本体を分けてサイズ別に立てて並べると、必要なものを取り出しやすくなります。使う数を決めて、増えすぎた容器は手放しましょう。
油汚れ用の掃除道具
コンロまわりは油はねで汚れやすい場所です。油汚れ用の洗剤やふきんを、コンロ下の手前に置いておくと、汚れに気づいたときにすぐ拭き取れます。
汚れをためないうちに掃除できれば、コンロまわりをきれいに保つのもラクになります。料理のあとにさっと拭く習慣があれば、大掃除のときの負担も軽くなります。
コンロ下に入れないほうがいいもの
コンロ下には、入れないほうが安心なものもあります。安全のために確認しておきましょう。
カセットボンベ・スプレー缶
鍋料理のときに使うカセットボンベを、コンロの近くにまとめて置いておきたいと考える方もいるかもしれません。しかし、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の資料では、カセットボンベはカセットこんろから取り外して、室内の40℃未満の場所に保管し、40℃以上の高温下や熱源のそばには放置しないよう呼びかけられています。
熱がこもりやすいコンロ下や、コンロ・グリルのすぐそばは避け、直射日光の当たらない、温度変化の少ない場所に保管しましょう。スプレー缶も同様に、高温になる場所を避けて保管することが大切です。防災用に多めにストックしている場合は、量を把握しやすい場所にまとめておきましょう。
熱や湿気に弱い食品
お米や乾物、パスタ、お菓子などの食品は、熱や湿気で品質が落ちやすいため、コンロ下には入れないほうが安心です。虫が寄りつく原因にもなります。
食品は、パントリーや食器棚など、温度変化の少ない場所に保管しましょう。種類ごとにボックスにまとめておくと、在庫の確認もしやすくなります。
割れやすい食器やガラス製品
鍋やフライパンと一緒に、ガラスの器や陶器の食器を入れておくと、出し入れのときにぶつかって割れてしまうことがあります。
食器は食器棚にまとめ、コンロ下には調理に使うものだけを置くようにしましょう。
使っていない調理器具
もらいものの鍋や、ほとんど使っていない調理器具をコンロ下に詰め込んでいると、毎日使うものの置き場所がなくなってしまいます。
年に数回しか使わないものは、吊り戸棚の上段など、別の場所に移しましょう。毎日使うものだけがコンロ下にあれば、調理中に迷うことがなくなります。
収納する前に、鍋やフライパンの量を見直そう
コンロ下をすっきりさせるには、収納グッズを買う前に、まず中身を見直すことが大切です。
コンロ下のものを全部出す
まずは、コンロ下に入っているものをすべて取り出しましょう。全部並べてみると、同じようなサイズのフライパンが何枚もあったり、使っていない鍋が奥に眠っていたりすることに気づくかもしれません。
空になったコンロ下は、この機会に拭き掃除をしておきましょう。油や調味料の液だれがこびりついている場合は、汚れ防止シートを新しく敷き直すのもおすすめです。
使っていない鍋やフライパンを手放す
取り出したものを、「毎日使う」「たまに使う」「ほとんど使っていない」に分けましょう。表面のコーティングがはがれたフライパンや、ここ1年使っていない鍋は、手放す候補です。手放す際は、自治体のごみの分別ルールを確認しましょう。
モノを減らして暮らしやすくする考え方は、「ミニマリストに学ぶ片づけ術|物を減らすコツと散らからない暮らしの始め方」も参考にしてください。
家族に合った量を決める
鍋やフライパンは、家族の人数や料理の頻度に合わせて、必要な数を決めましょう。「フライパンは大小2枚、鍋は3つ」など、量を決めておくと、増えすぎを防げます。新しいものを買ったら古いものを手放すルールにすると、量を保ちやすくなります。
重ねられる鍋で省スペースにする
鍋やフライパンを買い替えるときは、取っ手が取れるタイプや、サイズ違いで重ねられるセットの鍋を選ぶと、コンロ下のスペースを大きく節約できます。
取っ手が取れる鍋は、そのまま冷蔵庫で保存したり、食卓に出したりできるので、洗い物を減らすことにもつながります。一度にすべてを買い替えなくても、古くなったものから少しずつ入れ替えれば十分です。
【引き出しタイプ】コンロ下収納のコツ
引き出しタイプのコンロ下は、上から見渡せる特徴を生かして収納するのがポイントです。
鍋やフライパンは立てて収納する
鍋やフライパンを重ねて収納すると、下のものを取り出すたびに上のものをどかす必要があります。ファイルボックスやフライパンスタンドを使って、立てて収納しましょう。
立てて並べれば、上から見て必要なものがすぐにわかり、片手でさっと取り出せます。重ねる場合も、2〜3個までにとどめると、出し入れの負担が少なくなります。
上から見て何があるかわかるようにする
引き出しは上から中身を見る収納です。調味料のボトルはふたにラベルを貼る、小物は仕切りケースで分けるなど、上から見て何があるかがひと目でわかる工夫をしましょう。
段ごとに役割を決める
引き出しが2段以上ある場合は、「上段は調理道具と調味料」「下段は鍋とフライパン」など、段ごとに入れるものを決めましょう。
浅い引き出しには小物を、深い引き出しには鍋など高さのあるものを入れると、スペースをむだなく使えます。役割が決まっていれば、家族も迷わず元の場所に戻せます。
フライパンの取っ手の向きをそろえる
フライパンを立てて収納するときは、取っ手の向きを手前にそろえると、引き出しを開けたときにさっとつかめます。
取っ手が奥に向いていると、取り出すたびに持ち替える手間がかかります。小さなことですが、毎日の使いやすさが変わってきます。フライパンのサイズ順に並べておくと、さらに選びやすくなります。
引き出しの上部や奥のすき間を活用する
深い引き出しは、上部にすき間ができやすい場所です。突っ張り棒やコの字ラックを使って上下2段に分けると、ラップやキッチンペーパーなどを置くスペースが生まれます。
ただし、引き出しを開け閉めするときに引っかからないよう、高さには注意しましょう。引き出しの奥にはストックの調味料など、使う頻度の低いものを置くのがおすすめです。
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【開き戸タイプ】コンロ下収納のコツ
開き戸タイプのコンロ下は、高さと奥行きをどう使うかがポイントです。
ラックで上下の空間を分ける
開き戸タイプは高さがあるため、ものをそのまま置くと上部の空間がむだになりがちです。コの字ラックや伸縮式の棚を使って上下に分けると、収納量が増え、重ねずに収納できます。
重い鍋は下の段に、軽いボウルやざるは上の段に置くと、出し入れが安定します。棚の高さを調整できるラックを選ぶと、手持ちの鍋の大きさに合わせられて便利です。
引き出し式のケースで奥まで使う
開き戸タイプは、奥のものが取り出しにくいのが難点です。キャスター付きのワゴンや、引き出し式の収納ケースを入れれば、奥のものも手前に引き出して取り出せます。
取っ手付きのボックスに入れておくのも、奥のものを取り出しやすくする方法です。ボックスごと引き出せば、奥のものを探してかがみこむ手間も省けます。
扉の裏を活用する
開き戸の裏側には、フックやラックを取り付けて、鍋のふたやお玉、ふきんなどを掛けて収納することもできます。
扉を閉めたときに中のものに当たらないか、事前に確認してから取り付けましょう。重いものを掛けると扉に負担がかかるため、軽いものだけにしておくと安心です。
ガス管や配管まわりの空間に注意する
開き戸タイプのコンロ下には、ガス管や配管が通っていることがあります。配管のまわりにものを詰め込みすぎると、点検や修理のときに取り出すのが大変になります。
配管の形に合わせて、すき間を活用できるラックを選ぶか、配管まわりは空けておくようにしましょう。ガス管にものが当たり続けないよう配慮することも大切です。
奥にはたまに使うものを
奥のスペースには、土鍋や大きな鍋、ストックの油など、たまにしか使わないものを置きましょう。毎日使うものは、扉を開けてすぐに手が届く手前に置くのが基本です。
コンロ下を使いやすく保つコツ
一度整えたコンロ下も、使い方次第でまた散らかってしまいます。使いやすさを保つためのコツを紹介します。
汚れ対策をしておく
コンロ下は、油や調味料の液だれで汚れやすい場所です。引き出しや棚に汚れ防止シートを敷く、調味料はトレーに入れるなど、汚れ対策をしておくと掃除がラクになります。
シートは汚れたら交換できるので、いつも清潔に保てます。月に一度など、交換のタイミングを決めておくと忘れずに続けられます。
使ったら元の場所に戻す
料理のあとに、洗った鍋やフライパンを元の場所に戻す習慣をつけましょう。しっかり乾かしてからしまうことも大切です。水切りかごに置きっぱなしにすると、次に使うときに探す手間が増えてしまいます。
定位置が決まっていれば、家族も迷わず片づけられます。食器を拭いて片づける担当を家族で交代制にするのもおすすめです。
収納は7〜8割にとどめる
ぎゅうぎゅうに詰め込むと、出し入れがしにくくなります。収納量は7〜8割程度にとどめ、少しゆとりを持たせましょう。
ゆとりがあれば、新しい調理器具を買ったときにも慌てずに済みます。空気の通り道ができるので、湿気やにおいがこもりにくくなるのもメリットです。
家族にもわかるようにする
コンロ下に何があるかを知っているのがママだけだと、家族に料理や片づけを任せにくくなります。ラベルを貼るなどして、家族の誰が見てもわかるようにしておきましょう。家族が自分で料理や片づけをしやすくなります。
家族で家事を分担する方法は、「家事分担表の作り方とコツ|名もなき家事まで見える化するテンプレート例つき」で紹介しています。
定期的に中身を見直す
季節の変わり目や大掃除のタイミングで、コンロ下の中身を見直す習慣をつけましょう。使わなくなった調理器具や、古くなった調味料がないかを確認します。調味料は賞味期限もあわせてチェックしておきましょう。
整理と収納の正しい順番は、「片づけと収納の基本|整理→収納→片づけの正しい順番とコツをプロが解説」で紹介しています。手が止まってしまうときは、「片づけが進まない原因と解決策|手が止まるときに試したい7つの方法」も参考にしてください。
キッチン全体の動線も意識しよう
コンロ下の収納は、キッチン全体の動線とあわせて考えると、さらに使いやすくなります。冷蔵庫・シンク・コンロを結ぶ動きの中で、何をどこに置けばいちばんラクかを考えてみましょう。
たとえば、水を使うボウルやざるはシンク下、火を使う鍋やフライパンはコンロ下、食器は食器棚というように、「使う場所の近くに収納する」ことを意識すると、キッチンでの移動が減り、料理の時間が短くなります。
家事を効率化するアイデアは、「家事を効率化する方法13選|共働き・ワンオペでも時間にゆとりが生まれるコツ」や、「家事の時短アイデア集|料理・洗濯・掃除がラクになるコツをプロが解説」で紹介しています。棚を使いやすく整えるコツは、「棚の片づけ方と収納のコツ|スッキリ整う手順と散らからない仕組みづくり」も参考にしてください。
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まとめ
コンロ下は、火を使った調理中にさっと手を伸ばす場所です。フライパンや鍋、ふた、油や常温保存の調味料、コンロまわりの小物、油汚れ用の掃除道具など、コンロで使うものをまとめておきましょう。一方で、カセットボンベは高温になる場所を避けて保管し、熱や湿気に弱い食品も入れないほうが安心です。
収納する前に中身をすべて出し、使っていない鍋やフライパンを手放して、家族に合った量を決めましょう。引き出しタイプは鍋を立てて上から見渡せるように、開き戸タイプはラックや引き出し式ケースで上下と奥のスペースを使い分けるのがコツです。
そして、汚れ対策をして収納は7〜8割にとどめ、家族にもわかるようにラベルを貼り、定期的に見直しましょう。コンロ下が整えば、毎日の料理がもっとスムーズで楽しくなります。
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