「使いたいアイシャドウが見つからない」「ポーチの中がごちゃごちゃで、毎朝探し物をしている」——毎日使うメイク道具だからこそ、収納の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
メイク道具は、種類も形もさまざまで、気づけば使わないコスメやサンプルがたまりがちです。収納グッズを選ぶ前に、まずは持っているコスメを見直し、メイクする場所の近くに使いやすく収納することが、散らからないメイク収納の近道です。
この記事では、メイク道具が散らかる理由、収納前の見直し方、収納の基本ルール、場所別・アイテム別の収納方法、見せる収納と隠す収納、子どもがいる家庭で気をつけたいこと、そしてきれいを保つコツまで、順番にお伝えします。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| メイク道具が散らかる原因は? | 種類が多く、使わないコスメがたまること | メイク道具は形や大きさがさまざまで、収納が難しいアイテムです。使わなくなったコスメやサンプルがたまると、必要なものが埋もれて散らかります。 |
| 収納のコツは? | メイクする場所の近くに、カテゴリー別に立てて | メイクをする場所の近くに収納をつくり、ベースメイク・アイメイク・リップなどカテゴリーごとにまとめましょう。立てて収納すると取り出しやすくなります。 |
| 子どもがいる家庭の注意点は? | 誤飲を防ぐため、手の届かない場所に保管 | 子どもがマニキュアなどの化粧品を誤って口に入れる事故も起きています。高い場所に置くだけでなく、取り出しにくい容器を使うなど対策を重ねましょう。 |
この記事でわかること
- メイク道具が散らかってしまう理由
- 収納する前のコスメの見直し方と手放す目安
- メイク道具収納の基本ルールと、場所別・アイテム別の収納方法
- 見せる収納と隠す収納の使い分け、子どもがいる家庭での注意点
- メイク道具をすっきりした状態に保つコツ
メイク道具が散らかる理由
まずは、メイク道具が散らかってしまう理由を知っておきましょう。
種類も形も大きさもさまざま
ファンデーション、アイシャドウパレット、リップ、アイライナー、ブラシなど、メイク道具は種類が多く、形や大きさもばらばらです。そのため、一つの箱にまとめて入れると、小さなものが埋もれてしまい、探しにくくなります。スキンケア用品やヘアケア用品まで加わると、さらに管理が難しくなります。
使わないコスメやサンプルがたまる
新しいコスメを買っても、前のものを手放さずに取っておくと、使わないコスメがどんどん増えていきます。試供品のサンプルやおまけのミニサイズも、「いつか使うかも」とためこみがちです。
使わないものが多いほど、毎日使うものが取り出しにくくなってしまいます。限定品や新色が出るたびに買い足してしまう方も多いのではないでしょうか。
メイクする場所と収納場所が離れている
洗面所に収納しているのに、実際にはリビングでメイクをしているなど、メイクする場所と収納場所が離れていると、出しっぱなしの原因になります。片づけるのが面倒になり、テーブルの上にコスメが置きっぱなしになってしまいます。
収納グッズがコスメに合っていない
おしゃれな収納グッズを先に買っても、手持ちのコスメのサイズや量に合っていなければ、かえって使いにくくなります。深すぎるボックスにものを重ねて入れると、下のものが見えなくなってしまいます。
収納グッズは、コスメの量と種類が決まってから選ぶのが失敗しないコツです。
収納する前にコスメを見直そう
メイク道具をすっきり収納するためには、収納方法を考える前に、持っているコスメを見直すことが大切です。
すべてのメイク道具を一か所に集める
まずは、ドレッサーや洗面所、ポーチの中など、家じゅうに散らばっているメイク道具をすべて一か所に集めましょう。全部並べてみると、同じような色のアイシャドウやリップが何本もあることに気づくかもしれません。バッグの中に入れっぱなしのコスメも忘れずに集めましょう。
手放す目安を決める
コスメを見直すときは、次のようなものを手放す目安にしてみましょう。
- においや色、質感が変わってしまったもの
- 開封してから長い時間がたっているもの
- ここ半年ほど一度も使っていないもの
- 肌に合わなかったもの、似合わないと感じる色のもの
化粧品は、一般的に未開封で製造から3年程度品質が保たれるように作られているものが多いとされていますが、開封後は空気や雑菌に触れて品質が変わりやすくなります。直接肌につけるものなので、少しでも異変を感じたら使用をやめましょう。
「毎日使う1軍」と「たまに使う2軍」に分ける
残すコスメは、毎日使う「1軍」と、特別な日やたまにしか使わない「2軍」に分けましょう。1軍は取り出しやすい場所に、2軍は別のボックスなどにまとめておくと、毎日のメイクがスムーズになります。2軍のコスメも、半年ほど使わなければ手放すかどうかを考えてみましょう。
残したコスメは使い切ることを意識する
残したコスメは、「使い切る」ことを意識して使いましょう。似たような色が何本もある場合は、古いものから順に使うようにすると、ムダなく使い切れます。
購入した日や開封した日を、容器に小さく書いておくと、どのくらい経ったかがわかって管理しやすくなります。
サンプルやポーチの中身も見直す
試供品のサンプルは、「1か月以内に使う」と期限を決めて、使わないものは手放しましょう。旅行用にとっておく場合も、量を決めてまとめておくことが大切です。使う予定のないサンプルは、そもそも受け取らないことも一つの方法です。
持ち歩き用のポーチの中身も、必要なものだけにしぼると、外出先でもさっと取り出せます。
メイク道具収納の基本ルール
残すコスメが決まったら、収納の基本ルールを押さえておきましょう。
メイクをする場所の近くに収納する
収納場所を決めるときは、「実際にどこでメイクをしているか」を基準に考えましょう。ドレッサーでメイクをするならドレッサーに、リビングでメイクをするならリビングの近くに収納をつくるのが基本です。
メイクをする場所と収納場所が近ければ、出し入れの手間が減り、出しっぱなしを防げます。朝の光が入る場所でメイクをすると、色の見え方も確認しやすくなります。
カテゴリーやメイクの手順ごとにまとめる
メイク道具は、「スキンケア」「ベースメイク」「アイメイク」「チーク」「リップ」など、カテゴリーごとにまとめましょう。よく使う順に並べるのもおすすめです。メイクの手順に沿って並べておくと、順番に手に取るだけでメイクが進みます。
カテゴリーごとに定位置を決めておけば、使ったあとにどこへ戻せばいいか迷うこともありません。細かく分けすぎると戻すのが面倒になるため、ざっくりとした分け方から始めるのがおすすめです。
立てて収納する
パレットやコンパクトは、重ねて収納すると下のものが取り出しにくくなります。仕切りのあるケースやファイルスタンドなどを使って、立てて収納すると、ひと目で見渡せて取り出しやすくなります。
リップやアイライナーなど細長いものも、ペン立てのような容器に立てて入れると探しやすくなります。透明な容器を使えば、中身が見えてさらに探しやすくなります。
よく使うものほど取り出しやすい場所に
毎日使う1軍のコスメは、ワンアクションで取り出せる手前の場所に置きましょう。ふたを開けて、引き出しを引いて、さらにポーチを開けて……と手間がかかると、出しっぱなしになりがちです。
たまにしか使わない2軍のコスメは、奥や別のボックスにしまって、1軍のスペースを広く使えるようにします。
持つ量を決める
「このケースに入る分だけ」とコスメの量を決めておくと、増えすぎを防げます。新しいコスメを買うときも、収納に入るかどうかを考えるきっかけになります。収納は8割程度にとどめると、出し入れがしやすくなります。
整理と収納の正しい順番については、「片づけと収納の基本|整理→収納→片づけの正しい順番とコツをプロが解説」で詳しく紹介しています。
【場所別】メイク道具の収納方法
メイクをする場所に合わせて、使いやすい収納方法を選びましょう。
ドレッサー
ドレッサーの引き出しは、仕切りを使ってカテゴリーごとにスペースを分けるのがポイントです。浅い引き出しには、パレットやリップを立てずに並べて、上から見て何があるかわかるようにしましょう。
ドレッサーの上には、毎日使うものだけを置き、それ以外は引き出しにしまうと、すっきりとした印象になります。引き出しの仕切りには、空き箱を使うのも手軽でおすすめです。
洗面所
洗面所でメイクをする場合は、鏡裏の収納や洗面台まわりの棚を活用しましょう。スキンケア用品はボトルが多いので、高さのあるものは下の段、細かいメイク道具は目線に近い段に置くと使いやすくなります。
ただし、洗面所は湿気がこもりやすい場所です。パウダー類のコスメは湿気で品質が変わりやすいため、ふた付きのケースに入れるなどの工夫をしましょう。家族と共有する洗面所では、自分のスペースを決めておくと、家族のモノと混ざりません。
リビング・ダイニング
リビングやダイニングテーブルでメイクをする場合は、持ち手付きのメイクボックスやキャリーケースにまとめるのがおすすめです。メイクのときだけテーブルに持ってきて、終わったらケースごと棚に戻せます。
ケースの中も仕切りでカテゴリーごとに分けておくと、ものが沈み込まずに取り出しやすくなります。ケースの定位置を決めておけば、リビングにコスメが散らばることもありません。
メイクワゴン
キャスター付きのメイクワゴンなら、メイクをする場所まで動かせて、終わったら部屋の隅に戻せます。段ごとにカテゴリーを分けて収納でき、収納量も確保しやすいのが魅力です。上段に1軍、下段にストックや2軍を置くと使いやすくなります。
持ち歩き用のポーチ
外出先でのメイク直し用のポーチには、リップやパウダーなど、本当に必要なものだけを入れましょう。ポーチの中身が多いと、バッグも重くなり、使いたいものが見つかりにくくなります。
帰宅したらポーチの中身を確認し、使い切ったものやゴミを取り出す習慣をつけると、いつもすっきりした状態を保てます。
棚やデスクの一角
専用のドレッサーがない場合は、棚やデスクの一角をメイクスペースにするのもよいでしょう。ボックスや引き出し式のケースを使えば、限られたスペースでもすっきり収納できます。卓上ミラーを一緒に置いておくと、すぐにメイクを始められます。
棚を使いやすく整えるコツは、「棚の片づけ方と収納のコツ|スッキリ整う手順と散らからない仕組みづくり」で紹介しています。
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【アイテム別】メイク道具の収納のコツ
アイテムごとに、使いやすく収納するコツを紹介します。
メイクブラシ・パフ
メイクブラシは、毛先を上にしてブラシ立てに立てて収納すると、毛先がつぶれずに長持ちします。ほこりが気になる場合は、ふた付きのケースを使いましょう。
パフやスポンジは、使ったあとに乾かしてから収納することが大切です。湿ったままケースに入れると、雑菌が増える原因になります。
リップ・アイライナー・マスカラ
細長いアイテムは、ペン立てや仕切りのある小さなケースに立てて収納すると、色や種類がひと目でわかります。リップはキャップの上に色がわかるシールを貼っておくと、選びやすくなります。
アイシャドウパレット・コンパクト
パレットやコンパクトは、ファイルスタンドや仕切りケースに本のように立てて並べるのがおすすめです。重ねないことで、使いたいものをすぐに取り出せます。パレットの側面に色の系統を書いたシールを貼っておくと、選ぶときに迷いません。
スキンケア用品
化粧水や乳液などのボトルは、使う順番に並べてトレーにまとめると、毎朝の手順がスムーズになります。トレーごと持ち上げられるので、掃除もしやすくなります。水滴が気になる場所では、拭き取りやすい素材のトレーを選びましょう。
ネイル用品
マニキュアや除光液、ネイルケア用品は、小さなボックスにまとめて、ふたを閉めて保管しましょう。マニキュアは立てて並べると色がひと目でわかります。
除光液やマニキュアは、においや揮発の心配があるため、直射日光や高温を避けた場所に保管することも大切です。
ヘアアイロンなどのヘアケア道具
ヘアアイロンやドライヤーは、コードがからまないようにまとめて、専用のスタンドやフックに収納すると使いやすくなります。コードを強く巻きつけると傷む原因になるため、ゆるくまとめましょう。
使った直後のヘアアイロンは熱くなっているため、冷めてからしまうようにしましょう。
ストック
使い切ったときのためのストックは、「1つまで」と量を決めて、メイク道具とは別の場所にまとめておきましょう。ストックが多すぎると、使い切る前に品質が変わってしまうこともあります。
見せる収納と隠す収納を使い分ける
メイク道具は、見せる収納と隠す収納を使い分けると、使いやすさと見た目の両方を整えられます。
お気に入りのコスメや、デザインのかわいいパッケージは、透明なケースに並べて見せる収納にすると、気分も上がります。ただし、見せる収納はほこりがたまりやすいため、こまめな掃除が欠かせません。一方で、色や形がばらばらなものは、ふた付きのボックスや引き出しにしまって隠すと、すっきり見えます。
収納ケースの色や素材をそろえると、統一感が生まれます。統一感のある空間づくりのコツは、「部屋をおしゃれに片づけるコツ|スッキリ見える収納術と統一感のある空間づくり」で紹介しています。
子どもがいる家庭で気をつけたいこと
小さな子どもがいる家庭では、メイク道具の保管場所にも気をつけましょう。
子どもの手の届かない場所に保管する
消費者庁「子ども安全メール Vol.619 誤飲による中毒事故を起こさないようにするために」では、テレビの後ろの台にふたのない箱で保管していたマニキュアの瓶が床に落ち、子どもの顔にかかって口の中からもにおいがしたため救急を受診した事例が紹介されています。
同じページでは、鍵のかかる場所に保管する、取り出しにくい容器に入れるなど複数の対策を講じること、高い場所に置くだけでは椅子などを台にして手に取ってしまう可能性があることが呼びかけられています。マニキュアや除光液、香水などは、ふた付きのケースに入れ、子どもの手が届かない場所にしまいましょう。
使い終わったらすぐに元の場所に戻す
メイク中にちょっと目を離したすきに、子どもがコスメを触ってしまうこともあります。使い終わったらすぐにふたを閉めて、元の場所に戻すことを習慣にしましょう。
子どもの前でメイクをするときは、子どもの興味をひかないよう、手の届かないところで使うなどの工夫も大切です。万が一口に入れてしまった場合は、商品のパッケージを持って医療機関に相談しましょう。
子どもがメイクに興味を持ったら
子どもが大きくなると、ママのメイクに興味を持つこともあるでしょう。興味を持つのは自然なことです。勝手に触らないように伝えるだけでなく、子ども用のおもちゃのコスメを用意する、一緒に使うときのルールを決めるなどの工夫もおすすめです。
メイク道具をすっきり保つコツ
一度整えたメイク道具も、コスメが増えるとまた散らかってしまいます。すっきりした状態を保つためのコツを紹介します。
「1つ買ったら1つ手放す」をルールにする
新しいコスメを買ったら、同じカテゴリーの古いものを1つ手放すルールにすると、量が増えすぎるのを防げます。買う前に「似た色を持っていないか」を思い出す習慣も役立ちます。
モノを増やしすぎない暮らし方については、「ミニマリストに学ぶ片づけ術|物を減らすコツと散らからない暮らしの始め方」も参考にしてください。
季節の変わり目に見直す
季節が変わると、使うコスメの色や種類も変わります。季節の変わり目に、持っているコスメを見直す習慣をつけましょう。使わなくなったものや、古くなったものを手放すタイミングにもなります。夏の日焼け止めなど、季節限定で使うものは特に見直しが大切です。
見直しの途中で手が止まってしまうときは、「片づけが進まない原因と解決策|手が止まるときに試したい7つの方法」も参考にしてください。
メイク道具を清潔に保つ
ブラシやパフ、収納ケースは、定期的に洗ったり拭いたりして清潔に保ちましょう。汚れたままにしておくと、雑菌が増え、肌トラブルの原因になることもあります。週末など、お手入れの日を決めておくと続けやすくなります。
朝の身支度がスムーズになる
メイク道具が整っていると、探し物がなくなり、朝の身支度の時間が短くなります。その分、家族と朝ごはんを食べる時間や、ゆっくりコーヒーを飲む時間が生まれるかもしれません。忙しい朝こそ、メイク道具の収納を見直す効果を実感しやすいでしょう。
朝の家事や身支度の時短につながるアイデアは、「家事の時短アイデア集|料理・洗濯・掃除がラクになるコツをプロが解説」でも紹介しています。
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まとめ
メイク道具が散らかる主な原因は、種類や形がさまざまなうえに、使わないコスメやサンプルがたまり、メイクする場所と収納場所が離れていることです。収納グッズを選ぶ前に、まずはすべてのメイク道具を集めて見直し、古くなったものや使わないものを手放しましょう。
収納するときは、メイクをする場所の近くに、カテゴリーや手順ごとにまとめ、立てて収納するのが基本です。ドレッサー、洗面所、リビング、メイクワゴンなど、メイクをする場所に合わせて収納方法を選び、見せる収納と隠す収納を使い分けましょう。子どもがいる家庭では、マニキュアなどの保管場所にも気をつけることが大切です。
そして、「1つ買ったら1つ手放す」ルールや季節ごとの見直しで、すっきりした状態を保ちましょう。メイク道具が整えば、毎朝の身支度がスムーズになり、気持ちよく一日をスタートできます。
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