気が付いたらいつもおもちゃが散らかっている。
片づけられていないおもちゃを踏んで痛い思いをした……
子育て中よく聞く話ですよね。
イライラしてつい怒ってしまった経験のあるママも多いのではないでしょうか?
今回は、おもちゃが散乱した部屋を見る度にイライラしてしまうけれど毎日怒りたくない方へ、“子どもがおもちゃを片づけやすくなるアイデアやルール”をお伝えします。
このようなお悩みは、子ども目線での片づけやすさに注目することで整理・収納方法がわかり解決が望めます。
成長するにつれて片づけが得意になる子どももいますが、もちろん多くはありません。
正しい片づけ方がわからないまま大人になる子もいます。片づけは小さな頃から習慣にしておくとよいですよ。
子どもの片づけを習慣化するためには、おもちゃや洋服を片づけやすい整理・収納と成長に合わせた工夫が必要です。
今すぐ実践できる10のアイデアとルールをお伝えします。
目次
おもちゃが片づかない3つの理由

おもちゃが片づかない理由はいくつかあります。
子どもだけ・親だけに原因があるわけでも親の教え方が悪いわけでもありません。
まずは考えられる理由を3つお伝えしますので、ご自宅のおもちゃ収納を見つめ直してみてくださいね。
- 行事ごとにおもちゃが増える
- 収納が足りない
- 子どもにとって収納方法が難しい
①誕生日やクリスマスがくる度におもちゃが増える
成長に合わせて遊ぶおもちゃも変わりますし、誕生日やクリスマスには子どものリクエストに応えてあげたいですよね。
祖父母からプレゼントされることも多いでしょう。
物が増えれば片づけが難しくなることはわかっていても、子どもがいればおもちゃの増加は避けられません。
おもちゃが増えるごとに片づけの難易度が上がり、散らかっていても見て見ぬふりをしてしまうのです。
②収納が足りない
収納スペースがおもちゃの数に対応できていないと、あふれてしまうのは当然です。
棚や箱に入りきらないからと床に置いておけば、散らかっている印象を与えてしまいますよね。
ぎゅうぎゅうに詰め込まないと入らない、入れ方を工夫しなければ入らないようであれば、片づけのハードルも上がってしまいます。
まずは十分な収納を用意するところから始めましょう。
③子どもにとって収納方法が難しい
「ブロックはバラバラにしてから」「人形・洋服・小物は仕切りで分けて」などルールを難しくしてしまうと、手間も時間もかかり子どもはやる気を失ってしまいます。
また、おもちゃ箱の蓋が開けにくい・閉めづらいなども片づけが面倒になる原因になります。
なるべく手間を必要としない収納を考えてみてくださいね。
おもちゃが片づく部屋をつくる7つの収納アイデア

ここでは、おもちゃを片づけやすい部屋づくりの7つのアイデアをご紹介します。
子どもの意見を取り入れるとより片づけやすくなるため、相談しながら実践してみてくださいね。
- 子どもの遊び方を観察する
- おもちゃを1軍と2軍に分ける
- 収納ボックスにラベリングする
- 細かく分類しない
- お気に入りはディスプレイ収納
- 片づけやすい収納アイテムを使う
①子どもの遊び方を観察する
まずは、子どもが遊んでいる様子をよく観察してみてください。
よく遊ぶおもちゃがわかるだけでなく、何と何を組み合わせて遊んでいるのかもわかります。
同時に遊ぶものは収納場所を同じにすると片づけが楽になりますよ。
車や電車のおもちゃで遊ぶときは寝転んでいる、用意した子ども用テーブルを使っていないなどの発見もあるはずです。
おもちゃ以外にインテリアにも注目してみましょう。
②おもちゃを1軍と2軍に分ける

おもちゃをよく遊ぶ「1軍」とあまり遊ばない「2軍」に分け、収納場所を変える方法もおすすめです。
子どもはそのときのお気に入りのおもちゃで遊ぶことが多いですよね。
大人からするとあまり遊ばないおもちゃは処分したり人に譲ったりしたいものです。
ただ、子どもは「いつかまた遊ぶかもしれない」「捨てるのは嫌だ」と拒否することもあります。
そんなときは、「遊んでいないおもちゃには休憩してもらおう」と提案してみてください。
捨てるわけではなくクローゼットで眠っていてもらうだけなら、子どもも納得してくれることが多いです。
③収納ボックスにラベリングする

収納ボックスやケースは、文字やイラスト、写真などを貼ってラベリングしましょう。
どのボックスが何のおもちゃの「おうち」か一目でわかるため、片づけやすくなります。
まだ文字が読めない子どもにはイラストか写真、読めるようになったらひらがななど成長に合わせて変えるのも学びにつながりおすすめですよ。
④細かく分類しない

おもちゃ収納の分類は、ざっくりでOKです。
小さな収納ボックスをたくさん用意して「ブロック(人形)」「ブロック(木)」「ブロック(乗り物)」などと細かく分けてしまうと、片づけに時間もかかり面倒に感じさせてしまいます。
大きめの入れ物を用意し、「ぬいぐるみ」「ブロック」「乗り物」「おままごと道具」のようにおおまかに分けるとよいでしょう。
⑤お気に入りはディスプレイ収納

ディスプレイ収納、つまり見せる収納方法が効果を発揮することがあります。
遊ばなくても眺めていたいおもちゃがある子もいますよね。
見えるところにあるだけで満足することもあるでしょう。ディスプレイ収納は取り出しやすく片づけやすいというメリットがあります。
他にも、コレクションが好きな子に満足感を与えるメリットもあります。
箱に入れるとごちゃごちゃしそうな車や電車、小さな人形などのディスプレイ収納を試してみてくださいね。
⑥片づけやすい収納アイテムを使う

おもちゃの収納に使うアイテムは、子ども目線での使いやすさがマスト。
引き出しや蓋つきのボックスよりも、ぽんぽん入れられるランドリーボックスの方が片づけやすくおすすめです。
ホコリが気になる場合は、ランドリーボックスごと棚に入れたりカウンターの下に収納したりするとよいでしょう。
その他、おすすめの収納アイテムは以下の通りです。
大きめのバスケットがあれば、食事や外出のあとにまた遊びたいときの「一時的なお片づけボックス」としても活用できます。
⑦インテリアは成長に合わせて選ぶ

子ども用のテーブルや椅子を用意しても、サイズや高さが合っていなければ使いません。
使わないインテリアは思いきって撤去すると、そのスペースを収納に充てられます。
また、おもちゃ用の収納棚は子どもの成長に合わせて高くしていくのもおすすめ。
横向きにしたカラーボックスを1段から2段に増やすだけで収納量は倍になりますよ。
以上のような収納アイデアも、継続しなければ意味がありません。
継続するためにはママだけでなく子どもの協力が必要です。
おもちゃ以外にも洋服や絵本の片づけも一緒に行い、ママだけが片づけに苦労しない家庭をつくりましょう。
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片づかないおもちゃを捨てるための3つの整理ルール

おもちゃがあふれてしまうようなら、遊ばなくなったおもちゃを処分することも必要です。
とはいえ、「捨てていい?」と聞いても子どもは「ダメ」と答えることが多いはず。
「まだ遊ぶかもしれないから」「プレゼントされたものだから」など子どもなりの理由があるからです。
おもちゃの処分には、ルールを決めておくと子どもも納得しやすくなります。
ここでは、おもちゃ整理の3つのルール例をご紹介します。
- 3ヶ月使わなかったら捨てる
- 1つ増えたら1つ捨てる
- メルカリやジモティーで人に譲る
①3ヶ月使わなかったら捨てる
3ヶ月、半年、1年などと期間を設定し、遊ばなかったおもちゃは捨てる候補に入れましょう。
このルールで気を付けたいポイントは、以下の通りです。
一度遊ばなくなったものには興味をなくすことが多い子なら3ヶ月と短い期間にしても問題ありません。
古いおもちゃも定期的に出してきて遊ぶ子なら1年と長めに設定しましょう。
おもちゃには子どもなりの思い入れがあります。
捨てる・捨てないを子どもに決めさせることも大切です。
また、一度「捨てる」と決めても気が変わることもあるため、迷うそぶりが見られたときはいったんクローゼットの奥にしまい様子を見るのも一つの方法です。
②1つ増えたら1つ捨てる
おもちゃを増やす前に、増えた分だけ減らす必要があると子どもに伝えましょう。
おもちゃがあふれて片づけが大変になるから・管理しきれなくなるからと理由も併せて伝えてくださいね。
大切なおもちゃを減らさなければいけないと思えば、新しく買うときに「本当にほしいのか」をよく考えるようになるはず。
結果的に物が増えすぎることがなくなり、片づけやすい部屋をキープできるようになります。
③メルカリやジモティーで人に譲る
まだキレイで十分に遊べるおもちゃは捨てづらいですよね。
そんなときは、メルカリやジモティーを活用してほしい人に譲るのがおすすめ。
また別の子どもに遊んでもらえると思うと、子どももすんなり手放せるかもしれません。
おもちゃが片づけられるようになる3つの声かけ

おもちゃがリビング中に散らかっていると、思わず「片づけて!」と言ってしまいがちですよね。
ですが、小さな子どもはただ「片づけて」と言われても何をどうしたらよいのかわかりません。
ここでは、小さな子にも伝わりやすい3つの声かけをご紹介します。
- 「お人形はこの箱に入れようね」
- 「ママ(パパ)と競争だ!」
- 「キレイになってママうれしい」
①「お人形はこの箱に入れようね」
片づけの習慣が身につくまでは、ママも一緒に片づけて具体的な指示を出してあげましょう。
「ぬいぐるみはここに並んでもらおう」「ブロックは全部この箱に入れてね」と伝えると、子どもは少しずつ片づけの意味を理解していきます。
②「ママ(パパ)と競争だ!」
ママやパパとゲーム感覚でどちらが早く片づけられるか競い合うのも効果的です。
「ママより早く片づけられるかな?」と声をかけると、負けず嫌いな子どもほどのってくるはず。
もちろん、早く片づけたいからとおもちゃを投げるなど乱暴に扱うそぶりが見られたときは「おもちゃが壊れちゃうよ」「クマちゃんが痛いって」と注意してくださいね。
ヒートアップしすぎないよう見守りましょう。
③「キレイになってママうれしい」
子どもはママの役に立ちたいもの。片づけたあとにママの喜ぶ様子を見たり感謝されたりすると、大好きなママの力になれたとわかり自己肯定感がアップします。
厳密にいえば片づけはママのためにするものではありません。ただ、片づけが好きになるきっかけ、積極的に片づけるようになるきっかけにはなるため効果的です。
おもちゃの片づかない子供部屋、イライラから卒業しよう
子ども部屋やリビングのおもちゃが片づかないと、ついイライラして子どもを叱ってしまいがちですよね。
まだ片づけが習慣づいていない子どもを叱っても効果はなく、自己嫌悪に陥ったり家族の雰囲気がギスギスしてしまうことも……
そうした悩みから卒業してさらに素敵な女性・ママになりたい人におすすめなのが、片づけの習慣化を身につけ「家庭力」を向上することです。
「家庭力」がアップすると、夫婦関係や子育てなどの家庭の悩みが解消され、ひいては主婦としての自信を取り戻すことでご自身のキャリアやプライベートまで良い影響があります。

子どもと一緒に片づけの習慣化を学びたい方は、「株式会社 Homeport 代表」兼「お片づけ習慣化コンサルタント」である西崎彩智が主催する「家庭力アッププロジェクト®︎」のセミナー&説明会にお越しください!子どもへの声かけも学べますよ。
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ご自身はもちろん、仲間の部屋が片づいていく過程を共に支え合い、応援しながら片づけていくので片づけきった瞬間は、本当に感動溢れる時間となりますよ。
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