「洗面台の下を開けると、洗剤やストックがごちゃごちゃで何がどこにあるかわからない」「配管が邪魔で、うまく収納できない」——そんな悩みを抱えていませんか。洗面台下は毎日使う場所なのに、見えないぶん後回しにされやすい収納スペースです。
洗面台下は、入れるモノを決めて、配管や奥行きに合わせた収納の工夫をするだけで、ぐっと使いやすくなります。身支度や洗濯、掃除がスムーズになれば、毎日の家事の負担も軽くなります。
この記事では、洗面台下収納の特徴、入れるもの・入れないほうがいいもの、整える手順、タイプ別の使いやすくするコツ、便利なアイテム、気をつけたいこと、そしてきれいな状態を保つコツまで、順番にお伝えします。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 洗面台下には何を入れる? | 洗剤や掃除用品、洗面所で使う日用品のストック | 洗濯用洗剤や掃除用品、歯ブラシやシャンプーなどのストック、ドライヤーなど、洗面所や浴室で使うモノをまとめると、使う場所の近くで出し入れできます。 |
| 配管が邪魔なときはどうする? | 伸縮ラックで配管を避けて上下に段をつくる | 配管を避けて設置できる伸縮ラックやコの字ラックを使い、上下2段に分けて収納します。配管まわりはあえて空けておくと、掃除や点検もしやすくなります。 |
| 洗面台下で気をつけることは? | 湿気対策と、洗剤の置き方に注意する | 湿気がこもりやすいので換気や除湿剤で対策しましょう。塩素系と酸性の洗剤は離して置き、子どもの手が届く場合はチャイルドロックなども活用します。 |
この記事でわかること
- 洗面台下収納の特徴と、散らかりやすい理由
- 洗面台下に入れるもの・入れないほうがいいもの
- 洗面台下をすっきり整えるための4つの手順
- 配管があっても使いやすくするコツと便利なアイテム
- 湿気や洗剤の置き方など、洗面台下収納で気をつけたいこと
洗面台下収納の特徴と散らかりやすい理由
まずは、洗面台下収納がどのようなスペースなのかを確認しておきましょう。特徴と散らかりやすい理由を知っておくと、整え方のポイントが見えてきます。
洗面台下収納の主なタイプ
洗面台下の収納には、大きく分けて「扉タイプ」「引き出しタイプ」「オープンタイプ」があります。扉タイプはスペースが広く、背の高いモノも入れやすい一方で、配管があり奥が見えにくいのが特徴です。
引き出しタイプは中身を上から見渡せて取り出しやすいものの、背の高いモノは入りにくいという面があります。オープンタイプは出し入れがしやすい反面、ほこりがたまりやすく、中が丸見えになります。自分の家の洗面台がどのタイプかを確認してから、収納方法を考えましょう。
洗面台下が散らかりやすい理由
洗面台下が散らかりやすい理由のひとつは、中央に配管が通っていて、収納スペースが分断されていることです。配管を避けながらモノを置こうとすると、空間に無駄が出たり、モノが倒れたりしやすくなります。
また、洗剤や掃除用品、ヘアケア用品、ストックなど、種類も形もばらばらなモノが集まりやすいのも原因です。奥行きがあるため奥のモノが見えにくく、使いかけの洗剤や同じストックがいくつも眠っていることも少なくありません。
洗面台下を整えるメリット
洗面台下が整うと、洗濯や掃除、身支度のたびに探し物をすることがなくなり、毎日の家事がスムーズになります。ストックの在庫もひと目でわかるので、買いすぎや買い忘れも防げます。
さらに、どこに何があるかが家族にもわかるようになると、「洗剤どこ?」と聞かれることが減り、家族も自分で必要なモノを取り出せるようになります。小さなスペースですが、整えることで暮らし全体のゆとりにつながります。
洗面台下に入れるもの・入れないほうがいいもの
洗面台下を使いやすくするためには、何を入れるかを決めておくことが大切です。収納の基本は「使う場所の近くにしまう」こと。洗面所や浴室で使うモノを中心に入れていきましょう。
洗面台下に入れるのに向いているもの
洗面台下には、次のようなモノを入れるのがおすすめです。
- 洗濯用洗剤・柔軟剤・漂白剤などの洗濯用品
- お風呂や洗面台の掃除用洗剤、スポンジ、ブラシなどの掃除用品
- 歯ブラシ・歯みがき粉・シャンプー・ボディソープなどのストック
- ドライヤーやヘアアイロンなどのヘアケア用品
- ティッシュやコットン、綿棒などの細かな日用品のストック
洗濯機が洗面所にある場合は、洗濯用品を洗面台下にまとめておくと、洗濯の動線がスムーズになります。「洗面所で使うモノは洗面台下へ」と決めておくだけで、置き場所に迷うことが減ります。
家族構成やライフスタイルに合わせて見直す
洗面台下に入れるモノは、家族構成や暮らし方によっても変わります。赤ちゃんがいる家庭ならおむつやベビー用のケア用品、髪の長い家族がいるならヘアケア用品など、自分の家で本当によく使うモノを優先しましょう。
子どもの成長や生活スタイルの変化に合わせて、入れるモノを見直すことも大切です。
入れないほうがいいもの
洗面台下は湿気がこもりやすいため、紙類や湿気に弱いモノ、大量のタオルなどは、ほかの場所に収納したほうが安心です。
また、薬や化粧品のように温度や湿度の影響を受けやすいモノも、洗面台下の奥にしまい込むのは避けましょう。洗面所以外で使うモノを「空いているから」と入れてしまうと、洗面台下がすぐにいっぱいになってしまうので注意が必要です。
塩素系と酸性の洗剤は離して置く
洗面台下には、さまざまな種類の洗剤が集まります。中でも注意したいのが、「まぜるな危険」と表示された塩素系の洗浄剤と、酸性の洗浄剤の置き方です。
国民生活センター「住宅用塩素系洗浄剤の使い方-まぜるな危険!浴室などで事故が発生しています-」によると、塩素系洗浄剤を酸性洗浄剤などと一緒に使用すると、有害な塩素ガスが発生することが知られています。また同ページでは、厚生労働省の報告をもとに、家庭用品による吸入事故等の原因として洗浄剤が最も多いことも紹介されています。うっかり取り違えたり、続けて使ったりしないよう、塩素系と酸性の洗剤は別のボックスに分け、離れた場所に収納しておくと安心です。
洗面台下をすっきり整える手順
洗面台下を整えるときは、いきなり収納グッズを買うのではなく、中身を見直してから収納を考えるのが成功のポイントです。次の4つの手順で進めてみましょう。
ステップ1:中身をすべて出して掃除する
まずは、洗面台下に入っているモノをいったんすべて取り出します。全部出してみると、使いかけの洗剤がいくつもあったり、存在を忘れていたストックが出てきたりと、持ち物の量を客観的に把握できます。
空になった洗面台下は、ほこりや洗剤の液だれで汚れていることが多いので、この機会に拭き掃除をしておきましょう。配管まわりに水漏れや傷みがないかも、あわせて確認しておくと安心です。
ステップ2:「使う」「使わない」「ストック」に分ける
取り出したモノを、「今使っているもの」「使っていないもの」「ストック」の3つに分けていきます。何年も使っていない洗剤や、肌に合わなかった化粧品、古くなったスポンジなどは、この機会に手放しましょう。
使いかけの同じ洗剤が複数ある場合は、1つにまとめて使い切るのがおすすめです。判断に迷って手が止まってしまうときは、「片づけが進まない原因と解決策|手が止まるときに試したい7つの方法」も参考にしてください。
ステップ3:ストックの適正量を決める
洗面台下がいっぱいになる原因の多くは、ストックの持ちすぎです。「シャンプーの詰め替えは1つ」「歯ブラシは家族の人数分」など、アイテムごとにストックの量を決めておきましょう。
安売りのたびにまとめ買いをしていると、収納スペースはすぐにあふれてしまいます。モノを増やしすぎない暮らし方については、「ミニマリストに学ぶ片づけ術|物を減らすコツと散らからない暮らしの始め方」も参考になります。
ステップ4:使用頻度に合わせて置き場所を決める
残すモノが決まったら、置き場所を決めていきます。毎日使うモノは手前の取り出しやすい場所に、ストックや使用頻度の低いモノは奥や下段にと、使う頻度に合わせて配置するのが基本です。
収納グッズは、置き場所と量が決まってから、必要な分だけそろえましょう。整理と収納の正しい順番については、「片づけと収納の基本|整理→収納→片づけの正しい順番とコツをプロが解説」で詳しく紹介しています。
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【タイプ別】洗面台下を使いやすくするコツ
洗面台下の形や収納タイプに合わせて工夫すると、限られたスペースも無駄なく使えます。ここでは、よくある悩みごとに使いやすくするコツを紹介します。
扉タイプ:配管を避けて上下に段をつくる
扉タイプの洗面台下は、高さはあるものの、床にモノを並べるだけだと上の空間が無駄になってしまいます。配管を避けて設置できる伸縮ラックやコの字ラックを使い、上下2段に分けて収納すると、収納量がぐっと増えます。
配管の左右に分けてボックスを置き、「右側は洗濯用品、左側は掃除用品」のように、エリアごとに入れるモノを決めておくのもおすすめです。
引き出しタイプ:立てて収納し、仕切りで区切る
引き出しタイプは、モノを立てて収納すると、上から見たときに何がどこにあるかひと目でわかります。ボトル類は立てて並べ、細かいモノは仕切りケースで区切りましょう。
詰め替えパックなど自立しにくいものは、ファイルボックスやブックエンドを使うと倒れにくくなります。引き出しの開け閉めで中身が動かないよう、すき間をつくりすぎないこともポイントです。
オープンタイプ:見せるモノと隠すモノを分ける
扉のないオープンタイプの洗面台下は、出し入れがしやすい反面、中が丸見えになります。よく使うタオルやボトルは色をそろえて見せる収納に、パッケージの目立つ洗剤やストックはふた付きのボックスに入れて隠す収納にと、使い分けるのがおすすめです。
カーテンや目隠しシートを取り付けて、見せたくない部分だけを隠す方法もあります。
扉の裏を活用する
扉タイプの洗面台下では、扉の裏も収納スペースとして使えます。粘着フックやワイヤーネットを取り付けると、ドライヤーやヘアブラシ、掃除用のクロスなどを吊るして収納できます。
ただし、吊るしたモノが中の棚やボックスに当たって扉が閉まらなくならないよう、取り付ける位置には注意しましょう。
奥のモノはボックスごと引き出せるようにする
洗面台下の奥に入れたモノは、取り出しにくく、そのまま忘れられてしまいがちです。奥には取っ手付きのボックスやケースを置き、ボックスごと手前に引き出せるようにすると、奥のスペースも無駄なく使えます。
奥行きのあるボックスを選べば、手前のモノをどけなくても、引き出すだけで奥まで手が届くようになります。奥に置くボックスにはストックなど使用頻度の低いモノをまとめると、出し入れの回数も減らせます。
洗面台下収納に便利なアイテム
洗面台下は、アイテム選びで使いやすさが大きく変わります。スペースのサイズをしっかり測ってから、入れるモノに合ったアイテムを選びましょう。
伸縮ラック・コの字ラック
配管があっても段をつくれる伸縮ラックやコの字ラックは、扉タイプの洗面台下に欠かせないアイテムです。幅を調整できるタイプなら、配管の位置に合わせて設置できます。
奥行きは、手前に少し余裕が残るサイズを選ぶと、奥のモノも見えやすくなります。棚を使いやすく整えるコツは、「棚の片づけ方と収納のコツ|スッキリ整う手順と散らからない仕組みづくり」で紹介しています。
ファイルボックス
ファイルボックスは、洗面台下の収納でも活躍するアイテムです。「洗濯用品」「お風呂掃除用品」「ヘアケア用品」など、ジャンルごとにボックスを分けると、出し入れがしやすくなります。
詰め替えパックやスプレーボトルを立てて収納するのにも便利です。水に強い樹脂製のものを選ぶと、液だれしても拭き取りやすく安心です。
取っ手付きのボックス・ケース
取っ手付きのボックスは、奥のモノを引き出すときや、お風呂掃除の道具を持ち運ぶときに便利です。掃除用品をひとまとめにしておけば、ボックスごと浴室に持っていけて、掃除の準備もスムーズになります。
洗面台下の奥行きと高さを測ってから選ぶと、無駄なすき間ができにくくなります。ボックスの高さは、扉を閉めたときに天板や配管に当たらないかも確認しておきましょう。
トレー・小分けケース
綿棒やヘアゴム、カミソリの替え刃などの細かいモノは、トレーや小分けケースにまとめておくと、ばらばらに散らかるのを防げます。透明なケースなら中身がひと目でわかって便利です。
トレーは液だれの受け皿にもなるので、洗剤の下に敷いておくと、収納スペースの汚れ防止にも役立ちます。
突っ張り棒
洗面台下の左右の壁に突っ張り棒を渡すと、スプレーボトルを引っ掛けて収納するスペースがつくれます。床に置くモノが減るので、下の空間を有効に使えます。
突っ張り棒は手軽に設置できる一方で、重いモノを掛けすぎると落ちることがあるため、耐荷重を確認して使いましょう。
ラベル
ボックスや引き出しには、中に入っているモノの名前を書いたラベルを貼っておきましょう。ラベルがあれば、家族の誰が見ても何がどこにあるかがわかり、元の場所に戻しやすくなります。
詰め替えた洗剤のボトルにも、中身がわかるラベルを貼っておくと、取り違えを防げて安心です。文字が読めない小さな子どもには、イラスト付きのラベルが役立ちます。
洗面台下収納で気をつけたいこと
洗面台下収納を長く快適に使うためには、いくつか気をつけたいポイントがあります。湿気や安全面に配慮しながら使いましょう。
湿気とカビ対策をする
洗面台下は、水まわりに近く湿気がこもりやすい場所です。時々扉を開けて換気したり、除湿剤や炭を置いたりして湿気対策をしましょう。
モノを詰め込みすぎると空気が流れにくくなり、カビの原因になります。濡れたスポンジやクロスは、乾かしてから収納することも大切です。
配管まわりは空けておく
配管のすぐ前にモノを置くと、掃除がしにくくなるだけでなく、水漏れに気づくのが遅れることがあります。配管まわりはあえてスペースを空けておき、点検や掃除がしやすい状態にしておきましょう。
万が一水漏れがあった場合に備えて、床にトレーや吸水シートを敷いておくのもおすすめです。シートが濡れていたり、配管まわりにカビ臭さを感じたりしたときは、早めに管理会社や専門業者に相談しましょう。
小さな子どもがいる家庭は洗剤の置き場所に注意する
洗面台下は低い位置にあるため、小さな子どもの手が届きやすい場所です。洗剤や漂白剤は、扉にチャイルドロックを付ける、上段や奥に置くなど、子どもが簡単に取り出せない工夫をしましょう。
一方で、子どもが自分で使う歯ブラシやタオルなどは、手の届く場所に定位置をつくると、身支度を自分でできるようになります。子どもが自分で片づけられる工夫は、「子どもの片づけ習慣の身につけ方|親もイライラしない整理方法と声かけ」で紹介しています。
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洗面台下をきれいに保つコツ
一度整えた洗面台下も、使っているうちにまた散らかってしまうことがあります。きれいな状態を保つには、整えたあとの習慣づくりが大切です。
ストックは「1つ使い始めたら1つ買う」
ストックが増えすぎるのを防ぐには、「1つ使い始めたら、1つ買い足す」というルールをつくるのがおすすめです。ストックの量が一定に保たれるので、収納スペースからあふれることがありません。
ストックが残り1つになったら買い物リストに書くなど、家族みんなで在庫を把握できる仕組みもつくっておきましょう。
家族みんなが戻せる収納にする
洗面台下は、家族みんなが使う場所です。どこに何を戻せばいいか、誰が見てもわかるようにラベルを貼り、定位置を家族で共有しましょう。
「使ったら元の場所に戻す」というルールを家族みんなで守ることで、ママ一人が片づけ続ける必要がなくなります。家族がよく使うモノほど手前の取り出しやすい場所に置くと、自然と戻してもらいやすくなります。
「ついで掃除」と定期的な見直しを習慣にする
洗面台下は、モノを取り出したついでに、さっと拭き掃除をする習慣をつけると、汚れがたまりにくくなります。季節の変わり目や大掃除のタイミングで、中身を見直す習慣もつけておきましょう。
短い時間でできる家事の工夫は、「家事の時短アイデア集|料理・洗濯・掃除がラクになるコツをプロが解説」でも紹介しています。
色や容器をそろえてすっきり見せる
オープンタイプの洗面台下や、扉を開けたときの見た目が気になる場合は、ボトルや収納ボックスの色をそろえると、すっきりとした印象になります。白や透明で統一したり、パッケージが目立つ洗剤はボックスに入れたりする工夫がおすすめです。
見た目が整うと、きれいな状態を保ちたいという気持ちも生まれやすくなります。統一感のある空間づくりのコツは、「部屋をおしゃれに片づけるコツ|スッキリ見える収納術と統一感のある空間づくり」で紹介しています。
まとめ
洗面台下収納は、洗剤や掃除用品、洗面所で使う日用品のストックなど、使う場所に合わせて入れるモノを決めることが、使いやすさの第一歩です。中身をすべて出し、使うモノとストックを見直してから、使用頻度に合わせて置き場所を決めましょう。
配管がある扉タイプは伸縮ラックで上下に段をつくり、引き出しタイプは立てて収納するなど、タイプに合わせた工夫をすると、限られたスペースも無駄なく使えます。湿気対策や、塩素系と酸性の洗剤を離して置くなど、安全面への配慮も忘れずに行いましょう。
そして、きれいな状態を保つには、ストックの量を決め、家族みんなが元の場所に戻せる仕組みをつくることが大切です。毎日使う洗面台下を整えて、家族みんなが気持ちよく使える洗面所をつくっていきましょう。
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