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片づけと収納の基本|整理→収納→片づけの正しい順番とコツをプロが解説

片づけと収納の基本|整理→収納→片づけの正しい順番とコツをプロが解説

「片づけても片づかない」「収納グッズを買っても部屋がスッキリしない」——こうした悩みの多くは、片づけと収納の順番や方法を間違えていることが原因です。

実は、片づけと収納はそれぞれ別の役割を持つ作業であり、正しい順番で取り組まなければ効果を発揮しません。収納術を磨く前に「整理」で物を減らし、動線に合った「収納」場所を決め、日々「片づけ」で元に戻す——この流れを理解するだけで、部屋の散らかり方は劇的に変わります。

国土交通省の「住生活総合調査」でも、住環境への満足度が暮らし全体の充実感に大きく影響することが報告されています(参考:国土交通省「令和5年住生活総合調査」)。

この記事では、片づけと収納の違い、正しい進め方の順番、収納の基本ルール、場所別の収納のコツ、収納グッズの選び方、そして片づけた状態を維持する方法まで、まとめてお伝えします。

確認したいポイント結論詳細
片づけと収納の違いは?片づけは「戻す」、収納は「しまう場所を決める」片づけは使った物を元に戻す行為、収納は物をしまう場所と方法を決める行為で、それぞれ役割が異なります。
片づけと収納の正しい順番は?整理→収納→片づけ→掃除の順で進めるまず物の量を減らす「整理」を行い、次に「収納」場所を決め、日々の「片づけ」で元に戻し、最後に「掃除」をします。
収納で最も大切なルールは?使う場所の近くに、使用頻度で配置するよく使う物は取り出しやすいゴールデンゾーン(目線〜腰の高さ)に配置し、動線上に収納場所を設けます。
収納スペースはどのくらい物を入れていい?容量の8割が適正量パンパンに詰め込むと出し入れが大変になり、散らかりの原因に。2割の余白がスムーズな収納の鍵です。
収納を整える前にやるべきことは?まず「整理」で物の量を減らすこと収納グッズを買う前に、不要な物を手放して物の量を適正にすることが先決です。順番を間違えると失敗します。
場所別の収納のコツは?キッチン・クローゼット・リビングでポイントが違うキッチンは動線重視、クローゼットは使用頻度別、リビングは見せると隠すの使い分けがコツです。
収納グッズはいつ買うべき?整理が終わった後に、サイズを測ってから先にグッズを買うと、不要な物まで収めてしまったりサイズが合わなかったりします。整理後に必要な分だけ。
片づけた状態を維持するには?定位置管理・ワンイン・ワンアウト・毎日5分の習慣物の住所を決め、増やしたら減らすルールを守り、毎日5分のリセットを続けると散らかりにくくなります。

【この記事でわかること】

  • 片づけと収納の違い、整理・掃除との関係
  • 「整理→収納→片づけ→掃除」の正しい順番と各ステップのポイント
  • 収納の基本ルール(使用頻度×高さ・8割ルール・動線配置)
  • キッチン・クローゼット・リビングの場所別収納のコツ
  • 収納グッズの正しい選び方と、片づけた状態を維持する方法
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片づけと収納はどう違う?整理・掃除との関係

片づけに関連する言葉は似ているようで、それぞれ異なる意味を持っています。まずはこの違いを正しく理解しましょう。

「整理」は要・不要を分けて不要な物を取り除くこと。「収納」は残した物をしまう場所と方法を決めること。「片づけ」は使った物を定位置に戻すこと。「掃除」はホコリや汚れを取り除くこと——この4つはすべて別の作業です。

多くの方が「片づけなきゃ」と思ったときに、整理も収納も掃除も同時にやろうとして疲れてしまいます。まず整理で物を減らし、次に収納の場所を決め、日々の片づけで維持し、仕上げに掃除をする——この順番を守ることが、効率よく部屋を整えるコツです。

「整理」の詳しい意味と方法については、こちらの記事で解説しています。

▶ 関連記事:整理とは?意味と、物・情報・頭の中まで整える方法をプロが解説

片づけと収納がうまくいく正しい順番

「整理→収納→片づけ→掃除」——この順番を守ることが、片づけ・収納の成功を左右します。各ステップのポイントを見ていきましょう。

ステップ1:整理——物の量を適正にする

まず、対象スペースの物を全部出し、「必要」「不要」「保留」に仕分けます。収納を整える前に物の量を減らすことが最重要ステップです。不要な物を抱えたまま収納を工夫しても、スペースは足りないままです。

判断基準は「過去1年以内に使ったか」がシンプルでおすすめです。迷う物は保留ボックスに入れ、3か月後に見直しましょう。

物の手放し方のコツは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶ 関連記事:片づけのコツ&捨てワザ|苦手な人でも続く方法をプロが解説

ステップ2:収納——物のしまい方を決める

整理で残した物を、使う場所の近くにしまいます。このとき意識したいのが「使用頻度×高さ」の配置です。よく使う物は目線から腰の高さ(ゴールデンゾーン)に、たまにしか使わない物は上段や奥に配置すると、出し入れがスムーズになります。

ステップ3:片づけ——使ったら元に戻す

収納場所が決まれば、日々の片づけは「使ったら戻す」だけ。このステップが楽にできるかどうかは、前のステップ(整理と収納)の質で決まります。戻しにくい収納は、仕組み自体に問題があるサインです。

家族で暮らしている場合は、家族全員が「どこに何をしまうか」を把握できるようにしておくことが大切です。自分だけがわかる収納では、他の家族は物を戻せず、結局テーブルや床に置きっぱなしになります。ラベルや写真を活用して「見てわかる収納」にしましょう。

ステップ4:掃除——空間をキレイにする

物が定位置に戻った状態で掃除をします。散らかった状態で掃除機をかけると、まず物をどかす手間がかかって二度手間です。整理・収納・片づけが整っていれば、掃除は驚くほどラクになります。

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収納の基本ルール5選

収納が上手な人は、特別なテクニックを使っているわけではありません。シンプルなルールを守っているだけです。ここでは収納の基本ルールを5つ紹介します。

ルール1:使う場所の近くにしまう(動線配置)

文房具はデスクの引き出し、調味料はコンロの横、タオルは洗面所の棚——「使う場所のすぐ近くに、しまう場所をつくる」ことが、片づけのハードルを下げる最大のコツです。動線上に収納があると、戻す行為が自然になります。

ルール2:使用頻度で高さを決める

毎日使う物はゴールデンゾーン(目線〜腰の高さ)に、たまに使う物は上段に、重い物や使用頻度の低い物は下段に配置します。この配置だけで、出し入れのストレスが大幅に減ります。

ルール3:収納量は8割までに抑える

棚や引き出しの容量をパンパンに使い切ると、物の出し入れが大変になり、散らかりの原因になります。2割の余白を残すことで、取り出しやすく・戻しやすい収納になります。新しい物が増えたときの受け皿にもなります。

ルール4:ワンアクションで出し入れできるようにする

フタを開ける→箱を出す→中身を取り出す……アクション数が多いほど、面倒になって戻さなくなります。「入れるだけ」「引っかけるだけ」「置くだけ」のワンアクション収納を目指しましょう。

ルール5:ラベルで「見える化」する

ボックスや引き出しにラベルを貼ると、自分だけでなく家族全員が「何がどこに入っているか」を把握でき、片づけの属人化が解消されます。子ども向けにはイラストや写真を使うと効果的です。

収納上手な部屋のつくり方については、こちらの記事もおすすめです。

▶ 関連記事:収納上手な部屋にするには?片づけられる人がやっている3つのステップ

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【場所別】収納のコツ

場所ごとに収納のポイントは異なります。家庭でよくある3つの場所について、コツを紹介します。

キッチン——動線と使用頻度を最優先に

キッチンは毎日何度も出し入れする場所です。よく使う調理器具はコンロやシンクの近く、調味料は手の届く範囲に。「調理→盛り付け→配膳」の動線に沿って収納場所を決めると、毎日の料理がスムーズになります。食器棚はディッシュスタンドを使って「立てる収納」にすると、取り出しやすくなります。

クローゼット——カテゴリ別+使用頻度で整理

トップス・ボトムス・アウターなどカテゴリ別に分け、さらにシーズン(オンシーズン・オフシーズン)で配置を変えます。よく着る服は手前に、オフシーズンの服は奥や上段に。引き出し式の収納ケースを使うと、奥行きのあるクローゼットでも奥の物が取り出しやすくなります。

リビング——「見せる」と「隠す」の使い分け

お気に入りの雑貨やグリーンは棚の上に「見せる収納」として飾り、リモコン・文房具・書類などの生活感のある物はボックスやカゴに入れて「隠す収納」に。リビングは家族全員が使う場所なので、ラベルで誰でも戻せるようにしておくことが大切です。

リビングの片づけについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶ 関連記事:リビングの片づけはどこからすべき?すっきりさせるためのポイント

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収納グッズはいつ・どう選ぶ?

「収納がうまくいかない→収納グッズを買おう」と考えがちですが、収納グッズを買うのは整理が終わった後が鉄則です。

整理前に買うと失敗する理由

不要な物を減らす前にグッズを買うと、不要な物まで収めてしまい、結局スペースが足りなくなります。また、サイズを測らずに買うと棚に入らなかったり、無駄なスペースが生まれたりします。

グッズ選びの3つのポイント

1つ目は「サイズを正確に測ってから買う」こと。棚の内寸や引き出しの奥行きを測り、ぴったり合うものを選びましょう。2つ目は「スタッキング(積み重ね)できるものを選ぶ」こと。同じシリーズで揃えると見た目も統一感が出ます。3つ目は「ワンアクションで出し入れできるものを選ぶ」こと。フタ付きよりオープンタイプのほうが、日常使いの物には向いています。

押入れの収納アイデアについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

▶ 関連記事:上手な押入れ収納にはコツがあった!低予算で揃う収納アイテムも紹介

片づけた状態を維持する方法

せっかく整理して収納を整えても、維持できなければ元通りです。ここでは、スッキリした状態をキープするための3つの方法を紹介します。

すべての物に「住所」を決める

散らかる最大の原因は、物の定位置がないことです。すべての物に「ここに戻す」という住所を決め、家族全員が把握できるようにしましょう。ラベルを貼ることで、「見てわかる収納」になります。

「ワンイン・ワンアウト」で物の総量を管理する

新しい物を1つ家に入れたら、代わりに1つ手放す。このルールで物の総量を一定に保てば、収納がパンパンになることを防げます。

毎日5分の「リセット」を習慣にする

「寝る前にテーブルを何もない状態にする」「朝食後にキッチンのカウンターを拭く」など、毎日同じタイミングで小さなリセットを繰り返すと、45日ほどで習慣として定着するといわれています。片づけが日常の一部になれば、「片づけなきゃ」のストレスから解放されます。

片づけの習慣化について詳しくは、こちらの記事もあわせてご覧ください。

▶ 関連記事:片づけを習慣化するコツ|忙しいママでも続く小さな片づけ術

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まとめ

片づけと収納は、似ているようで役割の異なる作業です。正しい順番は「整理→収納→片づけ→掃除」。まず物の量を減らす整理から始め、残した物の収納場所を動線と使用頻度に基づいて決め、日々の片づけで元に戻し、仕上げに掃除をする——この流れを守ることが、スッキリした暮らしへの最短ルートです。

収納の基本ルールは、動線配置・使用頻度×高さ・8割ルール・ワンアクション収納・ラベルの見える化の5つ。収納グッズは整理が終わった後に、サイズを測ってから購入しましょう。

そして、片づけた状態を維持するために、物の定位置を決め、ワンイン・ワンアウトで物量を管理し、毎日5分のリセットを習慣にしましょう。片づけと収納の基本を押さえれば、暮らしはもっとラクに、もっと心地よくなります。

まずは引き出しひとつの整理から、今日の小さな一歩を始めてみてください。片づけと収納の基本さえ押さえれば、どんな家でもスッキリ整います。もし「自分では進め方がわからない」と感じたら、お片づけ習慣化のプロに相談するのもひとつの方法です。お片づけ習慣化のポイントを押さえれば、45日で片づけが自然とできる暮らしを目指せます。

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お片づけ習慣化コンサルタント
株式会社Homeport 代表取締役
片づけ・自分の人生・夫婦間のコミュニケーションを軸にママたちが自分らしくご機嫌な毎日になる『家庭力アッププロジェクト®︎』を主宰。
またライフワークとして、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える『親子deお片づけ』も主宰。

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