「パントリーがあるのに、奥のものが取り出せない…」「気づいたら賞味期限切れだらけ」——奥行きの深いパントリーに悩む方は少なくありません。この記事では、深すぎるパントリーのデッドスペースを解消し、”使える収納”に変えるための具体的なテクニックを紹介します。
お片づけ習慣化率97%奥行きが深いパントリーで起きる3つの問題

まず、なぜ奥行きの深いパントリーは使いにくいのかを整理しましょう。
1. 奥のものが見えない・取り出せない 手前のストックに隠れて、奥に何があるか把握できなくなります。結果として同じものを二重に買ってしまったり、存在を忘れたまま放置してしまいます。
2. 賞味期限切れ・食品ロスが増える 「先入れ先出し」ができないため、古い食材が奥に埋もれます。気づいたときには期限切れ——家計にも環境にも痛い問題です。
3. 手前だけに物が集中して”見た目の乱れ”に 取り出しやすい手前にばかり物が溜まり、奥はガラガラなのに手前はごちゃごちゃ。空間を活かしきれていない状態に陥ります。
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【基本】奥行きの深いパントリーを攻略する5つの収納ルール

ルール1:「奥」と「手前」でゾーンを分ける
奥行き60cm以上のパントリーは、1段をそのまま使おうとせず「奥ゾーン」と「手前ゾーン」の2列に分けるのが鉄則です。
- 奥ゾーン:使用頻度が低いもの(予備ストック、季節の食材、非常食など)
- 手前ゾーン:日常的に使うもの(調味料、お菓子、レトルト食品など)
こうすることで、手前のものをどかさなくても奥のストックにアクセスしやすくなります。
ルール2:「引き出せる収納」を取り入れる
奥行きが深い棚では、引き出し式の収納ケースが最大の味方です。ケースごと手前に引き出せば、奥のものも一目で確認できます。
おすすめのアイテムは以下のとおりです。
- キャスター付きストッカー:重いペットボトルや缶詰に最適。引き出してそのまま使える
- 取っ手付きの収納ボックス:無印良品やニトリの「ファイルボックス」「インボックス」が定番
- スライドレール式の引き出し:DIYで後付けすれば、既存の棚を引き出し式に改造可能
ルール3:高さを活かす「コの字ラック」
棚板の間に余白がある場合、コの字型ラックを入れて上下2段に分けましょう。奥行きが深くても「上段=手前のもの」「下段=奥のもの」のように視認性が上がります。100円ショップのワイヤーラックや積み重ね棚でも十分に機能します。
ルール4:ラベリングで”見えない奥”を見える化
引き出しやボックスの表面に中身を書いたラベルを貼るだけで、いちいち引き出さなくても何が入っているか分かります。
- テプラやマスキングテープ+ペンでOK
- カテゴリ名(「缶詰」「パスタ・乾麺」「お菓子」など)を書く
- 賞味期限が近いものは目立つ色のシールを追加
ルール5:定期的な「全出し見直し」をルーティン化
月に1回、あるいは季節の変わり目に、パントリーの中身を全部出して確認する習慣をつけましょう。在庫の把握、賞味期限のチェック、配置の見直しが一度にできます。
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【実践】奥行き別おすすめレイアウト

奥行き45〜55cmの場合
一般的なパントリーの奥行きです。このサイズなら、取っ手付き収納ボックスを手前に1列並べるだけで十分に使いやすくなります。
- 手前:取っ手付きボックス(奥行き約25cm)
- 奥:直置きまたは浅めのトレーに乗せて管理
奥行き60〜75cmの場合
この深さから「使いにくい」と感じる方が急増します。2列管理が必須です。
- 手前:引き出し式ボックスまたはキャスター付きワゴン
- 奥:同サイズのボックスを奥にもう1列。奥のボックスは月1で引き出して確認
- 棚板ごとにカテゴリを固定する(1段目=飲料、2段目=缶詰・瓶、3段目=乾物…)
奥行き80cm以上の場合
ここまで深いと、通常の収納グッズでは限界があります。以下の方法を検討しましょう。
- キャスター付きスリムワゴンを縦に入れ、丸ごと引き出す運用
- 棚板を追加して段数を増やし、1段あたりの収納量を減らすことで奥まで手が届く高さに調整
- 回転式トレー(ターンテーブル)を棚に置き、奥のものを回転させて手前に持ってくる
- 思い切って棚の奥に突っ張り棒+S字フックを設置し、吊るす収納に変える
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お片づけ習慣化率97%100均・ニトリ・無印で揃うおすすめ収納アイテム
| アイテム | 目安価格 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| ダイソー「積み重ねボックス」 | 110〜330円 | サイズ展開が豊富。スタッキングで高さも活用 |
| セリア「取っ手付きスリムボックス」 | 110円 | 奥行きのある棚でも引き出しやすい |
| ニトリ「Nインボックス」 | 約500〜800円 | レギュラー・ハーフ・クォーターの3サイズ展開 |
| 無印良品「ファイルボックス(スタンダード)」 | 約690円 | 幅10cm・15cmが選べて隙間にフィット |
| 無印良品「ポリプロピレン引出式」 | 約990円〜 | 浅型・深型あり。そのまま引き出しとして使える |
| キャスター付きスリムストッカー | 約1,500〜3,000円 | 幅15〜25cmで隙間にも入る。飲料ストックに◎ |
DIYでできる!パントリー改善アイデア3選
アイデア1:既存の棚にスライドレールを取り付ける
ホームセンターで購入できるスライドレール(ベアリング式がスムーズ)を棚板の裏に取り付け、引き出し式トレーを自作します。材料費は1段あたり2,000〜3,000円程度。奥行き70cm以上の深い棚には特に効果的です。
アイデア2:棚板の高さを細かく調整する
棚板の間隔が広すぎると、縦の空間が無駄になりがちです。ダボレールや棚柱を追加して、5cm刻みで高さを調整できるようにすると収納効率が一気にアップします。
アイデア3:扉裏を収納スペースに変える
パントリーに扉がある場合、扉裏にワイヤーネットや小さなラック、スパイスラックを取り付けましょう。ラップ・ジッパー袋・輪ゴムなど、軽くて使用頻度の高い小物の定位置にぴったりです。
やりがちなNG収納パターン
NG1:大きなカゴにまとめて放り込む 一見すっきりしますが、カゴの中が”ブラックボックス”になります。中身が把握できず、結局カゴを丸ごと引き出してかき回すことに。カゴを使うなら、中にさらに仕切りを入れるか、浅めのカゴを選びましょう。
NG2:棚いっぱいにぎっしり詰め込む 収納率100%は使いにくさ100%。手を入れるスペース、ボックスを引き出すスペースがないと、結局手前にしかアクセスできません。目安として、棚の7〜8割に収めるのが理想です。
NG3:統一感のないバラバラの収納グッズ サイズや形がバラバラだと、デッドスペースが生まれやすくなります。同じシリーズで揃えるのがベスト。難しければ、せめて「幅」と「奥行き」のどちらかだけでも統一しましょう。
まとめ:深いパントリーは「仕組み」で解決できる
奥行きが深いパントリーの使いにくさは、収納の「仕組み」を整えることで大幅に改善します。ポイントをおさらいしましょう。
- 奥と手前のゾーン分けで使用頻度別に配置する
- 引き出し式アイテムで奥のものにもアクセスしやすくする
- ラベリングで中身を見える化する
- 定期的な全出しで在庫と配置を見直す
- 7〜8割収納を意識して余白を確保する
完璧なパントリーを一度に作る必要はありません。まずは一番使いにくい棚1段から試してみてください。「奥の食材がすぐ見つかる」——その小さな快適さが、毎日の家事をぐっとラクにしてくれるはずです。
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