玄関は、家の中でも散らかりやすい場所です。
帰ってきて靴を脱ぎ、鍵や郵便物を置き、傘や荷物をそのままにしてしまう。毎日使う場所だからこそ、気づくと物が集まってしまいますよね。
ただ、玄関が片づかないのは、家族の誰かがだらしないからではありません。
物を置く場所が決まっていないことや、靴や傘の数が今の収納に合っていないことが原因です。
この記事では、玄関が片づかない原因から片づけ方法まで紹介します。
家族みんなが使いやすい玄関にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
サラっと確認したい方は以下の動画からご覧ください。
お片づけ習慣化率97%玄関が片づかない原因
玄関が片づかないのは、収納が少ないからだけではありません。
外から帰ってきたときに物を置きやすい場所であり、靴、傘、鍵、郵便物、マスク、子どもの遊び道具などが集まりやすい場所だからです。
まずは、自分の家の玄関がなぜ散らかるのかを確認してみましょう。
>玄関掃除で運気は上がる?「すごい効果」の理由と開運につながる習慣をプロが解説
とりあえず置いてしまう
玄関が散らかる原因のひとつが、「とりあえず置く」習慣です。
そのときは一時的なつもりでも、置き場所が決まっていない物はそのまま残ります。
「後で片づけよう」と思っているうちに、別の物も重なり、玄関がごちゃついて見えるようになります。
玄関を整えるには、とりあえず置く場所ではなく、戻す場所を決めることが必要です。
鍵はトレイ、郵便物は一時置きボックス、マスクや小物は決まったケースに入れるなど、帰宅後の流れに合わせて置き場所を作ると散らかりにくくなります。
靴や傘などの物が多い
玄関に出ている靴や傘の数が多いと、それだけで散らかった印象になります。
特に、履いていない靴や出先で買ったビニール傘が増えていると、収納の中も外もすぐにいっぱいになります。
物が多い玄関は、掃除もしにくくなり、ほこりや砂、においの原因にもなります。
玄関をすっきりさせたいなら、まず靴や傘の数を見直してください。
今履いている靴、これからも履きたい靴、雨の日に実際に使う傘だけを残します。
使っていない物を残したまま収納だけ工夫しても、玄関は整いません。
収納する場所が決まっていない
靴や傘の数が多くなくても、置き場所が決まっていないと玄関は散らかります。
使うたびに違う場所へ置いてしまい、何がどこにあるか分からなくなるからです。
鍵、印鑑、レインコート、帽子、子どもの外遊び道具などは、玄関にあると便利な物です。
ただし、置き場所があいまいなままだと、便利な物ではなく散らかる原因になります。
玄関に置く物は、「誰が」「いつ」「どこで使うか」で場所を決めてください。
家族それぞれの動線に合っていない
玄関は家族全員が使う場所です。
自分だけが分かる収納にしてしまうと、家族は戻せません。
子どもの靴が高い棚にある、夫の通勤バッグの置き場所がない、外遊び道具が奥に入っている。このような状態では、出しっぱなしになります。
これは家族の意識の問題ではなく、動線に合っていないことが原因です。
家族が使う物は、その人が戻せる位置に置いてください。
子どもの物は低い場所、大人が毎日使う物は取り出しやすい場所にする。家族全員が無理なく戻せる玄関にすると、片づいた状態が続きます。
玄関の片づけはまず物の量を見直す

玄関を片づけるときに、いきなり収納グッズを増やす必要はありません。
先にやるべきことは、玄関に置く物の量を見直すことです。
玄関は広い場所ではないため、使っていない靴や傘、小物が残っているだけで一気に散らかって見えます。
今使っている物だけが出し入れしやすい状態になると、玄関は自然と整います。
使っていない靴や傘を確認する
まずは、玄関にある靴や傘を一度確認してください。
履いていない靴、壊れている傘、何となく残しているビニール傘があるなら、見直すタイミングです。
大切なのは、今の暮らしで履いているかどうかです。足に合わない靴、出番がない靴、履くと疲れる靴は、残しても玄関を圧迫します。
傘も同じです。家族の人数以上に何本もある場合は、必要な本数を決めてください。
雨用と日傘を兼用できる物にするなど、使い回しを考えると増えすぎを防げます。
靴の空き箱は必要なものだけ残す
靴の空き箱は、何となく残しがちな物です。
きれいな箱だと「いつか使うかも」と思いますよね。
ただ、空き箱が増えると、靴箱の収納スペースを圧迫します。
基本は、すぐに履く靴の箱は残さなくて大丈夫です。
スニーカーのように通年で履く靴や、すぐ履きつぶす予定の靴は、買ったときに箱をもらわない選択もできます。
残すなら、季節で入れ替える靴や、しまって保管したい靴の箱だけにしてください。
夏物と冬物を入れ替える家庭なら、保管用の箱は役立ちます。
何となく全部残すのではなく、使う目的がある箱だけを残すことが大切です。
防水スプレーや小物は「今使う1つ」に絞る
靴箱の中には、防水スプレーや靴磨き、虫よけスプレーなどが複数入っていることがあります。
便利な物でも、数が増えると収納を圧迫します。玄関に置くのは、今使う1本で十分です。残りはストックとして別の場所に保管してください。
玄関は、在庫をため込む場所ではなく、毎日使う物をすぐ取れるようにする場所です。
そのほか、玄関に置くアイテムは以下のように見直してみましょう。
| 玄関に置いて良いアイテム | 玄関に置かないほうが良いアイテム |
|---|---|
| ・鍵、印鑑 ・毎日履く靴 ・今使う防水スプレー・靴磨き | ・大量のビニール傘 ・出しっぱなしの複数の靴 ・段ボール箱 ・ゴルフバッグや子どものおもちゃ ・履きつぶれた靴 |
| 玄関の片づけは、毎日の習慣できれいになる \“ごちゃっとした玄関”が自然に整う/ 片づけ習慣化講座について |
靴箱を片づける手順

靴箱は、玄関の片づけで最初に整えたい場所です。
靴箱の中がいっぱいだと、靴を戻す場所がなくなり、玄関に出しっぱなしになります。
靴箱を整えるときは、ただ靴を並べ直すのではなく、掃除、分類、収納の順番で進めることが大切です。
下駄箱の掃除は上から下へ進める
靴箱の中を掃除するときは、上から下へ進めてください。
いきなり濡れた雑巾で拭くと、砂や土が湿って取れにくくなります。
最初は乾いた布やほうきで、棚の中の汚れを掃き出します。
そのあとで拭き掃除をすると、汚れが広がりません。
拭く順番も大切です。
下駄箱の上や扉の内側など比較的きれいな場所から始め、棚板、最後にたたきへ進めます。
この順番にすると、雑巾を何度も洗う手間が減り、掃除もスムーズです。
靴は人別・用途別に分ける
靴箱の収納は、人別で分けると使いやすいです。
誰の靴がどこにあるか分かると、家族も自分で戻しやすくなります。
家族ごとに棚を分け、名前や「パパ」「子ども」などのラベルを貼ると、置き場所がはっきりします。子ども用には、靴の形のシールを貼っておくと「ここにそろえる」が見て分かります。
よく使う靴は、取り出しやすい位置に置いてください。
通勤や通学で毎日履く靴、子どもがよく履く靴は手が届く場所にします。
ブーツや長靴は、人別にこだわらず、形や種類でまとめても問題ありません。
お片づけ習慣化率97%靴をきれいに見せながら収納するコツ
靴箱は、ただしまえればいい場所ではありません。
開けたときに見やすく、取り出しやすく、自分が気持ちよく選べることも大切です。
特に靴が好きな方にとっては、靴箱を開けたときに「今日はこの靴を履こう」と楽しく選べる状態が、片づけを続ける力になります。
靴の正面が見えるように並べる
靴をきれいに見せたいなら、靴の正面が見えるように並べる方法があります。
靴は、正面から見たときに印象が分かります。
お気に入りの靴ほど、顔が見えるように置くと選ぶ時間が楽しくなります。
取り出しやすさだけで考えるなら、向きをそろえるだけでも十分です。
ただ、靴箱を開けたときに気分が上がる収納にすると、靴を大切に扱う意識も生まれます。
色や種類ごとにまとめる
靴は、色や種類ごとにまとめると見た目が整います。
黒っぽい靴、明るい色の靴、ヒールのある靴、スニーカーなど、ざっくり分けるだけでも靴箱の中が見やすくなります。
細かく分けすぎる必要はありません。毎日使う場所なので、分かりやすさが大切です。
色や種類がまとまると、似た靴を買いすぎることも防げます。
背の高い人や使う人に合わせて収納場所を決める
靴箱は、家族全員が使いやすい位置に分けると戻しやすくなります。
背の高い人は上段、子どもは下段など、使う人に合わせて場所を決めてください。
毎日履く靴は、腰をかがめずに取れる位置が向いています。
子どもの靴は、子どもが自分で取れて戻せる高さにします。
家族が使いやすい位置に収納すると、「出したら戻す」が自然にできるようになるでしょう。
ブーツや長靴は形や種類でまとめる
ブーツや長靴は高さがあるため、通常の靴と同じ場所に入れると収納しにくくなります。
無理に人別に分けるより、形や種類でまとめるほうが収まりやすいです。
高さのある靴は、棚板の位置を調整できる場所にまとめてください。
倒れやすい場合は、ブーツキーパーや仕切りを使うと扱いやすくなります。
靴箱の中で高さがそろうと、見た目も整います。
収納が小さいときの考え方
玄関収納が小さい場合は、収納を増やす前に、玄関に置く物の量を決めることが大切です。
収納が少ないまま靴や小物を増やすと、どれだけ工夫しても出し入れしにくくなります。
まずは、手放すためのルールを決めてください。
たとえば、「1年以上履いていない靴は手放す」「サイズアウトした靴は残さない」「傷みが強い靴は次の季節まで持ち越さない」などです。基準があると、迷いながら残すことが減ります。
玄関が広くない家ほど、今使っている物だけを置くことが大切です。
靴を手放すときの考え方
靴は、まだ履けるかどうかだけで判断すると手放しにくいものです。
ただ、傷みがある靴や足に合わない靴を残しておくと、靴箱の中が使いにくくなります。
玄関を整えるには、残す靴と手放す靴の基準を持つことが大切です。
傷みが強い靴は手放す
かかとがすり減っている、底が傷んでいる、汚れが落ちない。そうした靴は、手放す候補です。
靴は毎日外で使う物なので、傷みます。
傷んだ靴を残しておくと、靴箱の中にあるだけで気分が下がります。
まだ履けるかではなく、今の自分が気持ちよく履けるかで見てください。
サンダルなど消耗しやすい靴は期限を決める
サンダルは、雨や汗の影響を受けやすく、消耗しやすい靴です。
特に夏はゲリラ豪雨などで濡れることも多く、数年で傷みが出ます。
消耗しやすい靴は、「今年で終わりにする」と期限を決めると手放しやすいです。
何となく残していると、靴箱の中で場所を取り続けます。
足に合わない靴は残さない
見た目が気に入っていても、足に合わない靴は残さないでください。
履くたびに痛い靴、疲れる靴は、結局出番が減ります。
靴は、歩くための道具です。足に合わない靴を無理に残しても、暮らしは楽になりません。
玄関にある靴は、今の自分の足と生活に合っていることが大切です。お気に入りだったとしても、今の自分が履けないなら見直すタイミングです。
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玄関は少し変えるだけで気持ちよくなる
玄関が整っていると、家を出るときも帰ってきたときも、気持ちが少し軽くなります。
反対に、靴や荷物が出しっぱなしになっていると、それだけで「また片づけなきゃ」と感じてしまいますよね。
でも、玄関の片づけは大がかりに始めなくて大丈夫です。
まずは、今出ている靴を1足戻す。使っていない傘を1本見直す。靴箱の中の空き箱をひとつ手放す。そのくらいの小さな行動で、玄関は変わり始めます。
大切なのは、完璧な玄関を目指すことではありません。家族が戻しやすく、自分も気持ちよく出入りできる状態を作ることです。
置く物を少し減らし、戻す場所を決めるだけで、玄関はぐっと使いやすくなります。
玄関は、毎日必ず通る場所です。そこが整うと、朝の出発も、帰宅後の気分も変わります。
まずは今日、玄関に出ている物をひとつだけ元の場所に戻してみてください。その小さな一歩が、片づいた玄関を続けるきっかけになります。
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