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共働きとは?割合やメリット・デメリット、家事分担と両立を続けるコツ

共働きとは?割合やメリット・デメリット、家事分担と両立を続けるコツ

「夫婦ともに働いているのに、家事や育児はいつも私ばかり」「毎日時間に追われて、子どもとゆっくり過ごす余裕がない」——共働き家庭が当たり前になった今、こうした悩みを抱えている方は少なくありません。

共働きには、収入面やキャリア面で多くのメリットがある一方で、時間の不足や家事・育児の偏りといった悩みも生まれやすいものです。夫婦で家事を分担し、家事そのものを減らす工夫をすることで、無理なく両立を続けられるようになります。

この記事では、共働きの意味と最新の割合、メリット・デメリット、家事分担のコツ、家事の負担を減らす工夫、子育てとの両立、夫婦の話し合い、そして家族みんなで暮らしを回す仕組みづくりまで、順番にお伝えします。

確認したいポイント結論詳細
共働き世帯の割合は?専業主婦世帯の約2.6倍で、今や多数派2024年の共働き世帯は約1,300万世帯で、専業主婦世帯(約508万世帯)の約2.6倍です。1990年代に逆転して以降、差は広がり続けています。
共働きのよくある悩みは?時間の不足と、家事・育児の偏り仕事と家事・育児で毎日の時間が足りないこと、そして家事や育児の負担が夫婦のどちらか一方、特に妻にかたよりやすいことが代表的な悩みです。
負担を減らすコツは?家事を見える化して分担し、家事自体を減らす家事をすべて書き出して夫婦で分担し、時短家電や外部サービス、「やらない家事」を取り入れて家事の量そのものを減らすと、負担が軽くなります。

この記事でわかること

  • 共働きの意味と、データで見る共働き世帯の割合
  • 共働きのメリットとデメリット、よくある悩み
  • 夫婦で家事を分担するためのコツ
  • 時短家電や外部サービスなど、家事の負担を減らす工夫
  • 子育てとの両立や、夫婦で話し合うためのポイント
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目次

共働きとは?今の日本の共働きの割合

まずは、共働きの意味と、日本の共働き世帯がどれくらいいるのかを確認しておきましょう。

共働きとは

共働きとは、夫婦がともに仕事をして収入を得ている働き方のことです。どちらか一方が働き、もう一方が家事や育児を担う「片働き」に対して使われる言葉です。

共働きには、夫婦ともにフルタイムで働く家庭もあれば、一方がパートタイムや短時間勤務で働く家庭もあり、働き方はさまざまです。

共働き世帯は専業主婦世帯の約2.6倍

労働政策研究・研修機構「早わかり グラフでみる長期労働統計 専業主婦世帯と共働き世帯」によると、2024年の共働き世帯は1,300万世帯、専業主婦世帯は508万世帯となっています。共働き世帯は専業主婦世帯の約2.6倍にのぼり、今や夫婦の働き方として多数派です。

1980年ごろは専業主婦世帯のほうが多かったものの、1990年代に共働き世帯が上回り、その後は差が広がり続けています。共働きは特別なことではなく、多くの家庭が仕事と家庭の両立に向き合っているのです。

共働きの働き方もさまざま

共働きといっても、夫婦ともに正社員で働く家庭、妻がパートで働く家庭、在宅勤務を取り入れている家庭など、その形はさまざまです。働き方によって、家事や育児に使える時間も大きく変わります。

だからこそ、ほかの家庭と比べるのではなく、自分たちの働き方や暮らしに合った分担や工夫を見つけていくことが大切です。

共働きのメリット

共働きには、家計や働き方、子育ての面でさまざまなメリットがあります。

世帯収入が増え、家計にゆとりが生まれる

夫婦ともに収入があることで、世帯収入が増え、家計にゆとりが生まれやすくなります。子どもの教育費や住宅購入、老後の資金など、将来に向けた備えもしやすくなるでしょう。家族旅行や習い事など、暮らしの楽しみにお金を使える余裕が生まれるのもうれしい点です。

キャリアを続けられる

結婚や出産のあとも仕事を続けることで、これまで積み重ねてきた経験やスキルを生かし、キャリアを築き続けることができます。仕事を通して社会とつながり、やりがいを感じられることも大きなメリットです。家庭以外に自分の居場所があることで、気持ちの切り替えがしやすくなるという声もあります。

収入源が2つあり、もしものときに備えられる

夫婦のどちらかが病気やけがで働けなくなったり、仕事が変わったりしたときにも、もう一方の収入があることで、家計への影響を小さくできます。収入源が2つあることは、家族にとって大きな安心につながります。

子どもの自立心が育ちやすい

親が働いている姿を見ることで、子どもが働くことや社会について考えるきっかけになります。また、親に頼りきりではなく、自分のことは自分でする場面が増えるため、子どもの自立心が育ちやすいともいわれています。保育園や学童で、さまざまな人と関わる経験も、子どもの成長につながります。

夫婦が対等なパートナーとして支え合える

お互いに仕事をしていることで、相手の仕事の大変さや、家庭を支える苦労を理解し合いやすくなります。家計も家庭も、夫婦二人で支えているという意識が生まれ、対等なパートナーとして協力し合える関係を築きやすくなるでしょう。

共働きのデメリット・よくある悩み

一方で、共働きならではの悩みもあります。多くの家庭が抱えている悩みを知っておくことで、対策も考えやすくなります。

毎日の時間が足りない

仕事に加えて、通勤、家事、育児と、共働き家庭の毎日はやることでいっぱいです。朝は出勤と子どもの準備に追われ、帰宅後は夕食やお風呂、寝かしつけで、気づけば一日が終わっているという方も多いでしょう。

自分の時間や、夫婦でゆっくり話す時間がとれないことも、悩みの一つです。平日に終わらなかった家事を週末にまとめてこなし、休日なのに休めないという家庭も多いでしょう。

家事・育児が一方にかたよりやすい

共働きでも、家事や育児の負担が妻にかたよっている家庭は少なくありません。夫婦ともに働いているのに、帰宅後の家事や子どもの世話は妻が中心となり、不公平感や疲れがたまりやすくなります。

献立を考える、日用品の在庫を確認する、子どもの持ち物を準備するといった「名もなき家事」も、気づかないうちに一人に集中しがちです。

子どもと過ごす時間が少ないと感じる

仕事をしている時間が長いぶん、「子どもと一緒に過ごす時間が少ないのでは」と罪悪感を抱いてしまう方もいます。子どもの急な発熱や学校行事のたびに、仕事の調整に悩むこともあるでしょう。ただ、大切なのは一緒に過ごす時間の長さだけではありません。短い時間でも、子どもの話をしっかり聞く、一緒に笑うといった関わりを大切にすることで、子どもは十分に親の愛情を感じられます。

心と体の疲れがたまりやすい

仕事でも家庭でも気を張り続けていると、心と体の疲れが抜けにくくなります。疲れがたまると、ささいなことでイライラしたり、夫婦げんかが増えたりすることもあります。睡眠時間を削って家事をこなす日が続くと、体調を崩してしまうおそれもあります。

働き方の調整に悩む

子どもが小さいうちは、時短勤務や残業の調整など、どちらがどのように働き方を変えるかで悩むことも少なくありません。働き方を調整したほうが、家事や育児の負担まで多く担うことになり、不満がたまることもあります。

働き方を変えるときは、家事や育児の分担もあわせて見直すことが大切です。

家計管理があいまいになりやすい

夫婦それぞれに収入があると、どちらがどの支出を負担するのか、貯金はどれくらいできているのかが、あいまいになりがちです。収入が増えたはずなのに、思ったほど貯金ができていないという家庭もあります。忙しさから外食や中食が増え、食費がかさみやすいのも共働き家庭によく見られる傾向です。

共働きの家事分担のコツ

共働きを無理なく続けるためには、夫婦で家事を上手に分担することが欠かせません。分担をうまく進めるためのコツを紹介します。

家事をすべて書き出して見える化する

家事分担の第一歩は、家の中にある家事をすべて書き出して、見える化することです。料理、洗濯、掃除といった大きな家事だけでなく、ゴミの分別、日用品の補充、子どもの連絡帳の確認など、細かな家事も書き出しましょう。

書き出してみると、どれだけの家事があり、誰がどれを担っているかが一目でわかります。家事分担表の作り方は、「家事分担表の作り方とコツ|名もなき家事まで見える化するテンプレート例つき」で紹介しています。

「名もなき家事」も分担の対象にする

分担を決めるときは、献立を考える、トイレットペーパーを補充する、子どもの予定を管理するといった「名もなき家事」も、きちんと分担の対象に入れましょう。

こうした家事は目に見えにくいため、担っている人の負担が気づかれにくいものです。見える化して共有することで、お互いの負担を正しく理解できるようになります。

得意なことや時間帯で分ける

家事を分担するときは、「料理が得意な人が料理」「朝に時間がある人が朝の家事」など、得意なことや生活リズムに合わせて決めると、無理なく続けやすくなります。

「洗濯は干すところから取り込みまで」のように、一つの家事を最初から最後まで担当すると、責任の所在がはっきりし、やり残しも減ります。分担は一度決めたら終わりではなく、仕事の繁忙期や子どもの成長に合わせて、柔軟に見直していきましょう。

家事分担アプリを活用する

家事の担当や進み具合を夫婦で共有するには、家事分担アプリを使うのもおすすめです。誰が何をやったかが記録されるので、「やった・やっていない」の行き違いが減ります。

アプリの選び方は、「家事分担アプリの選び方|夫婦で使えるおすすめ機能と比較のポイント」で紹介しています。

相手のやり方に口を出しすぎない

家事をお願いしたあとに、「たたみ方が違う」「やり方が雑」と細かく指摘すると、相手のやる気をそいでしまいます。多少やり方が違っても、任せたことは任せきることが、分担を続けるコツです。

「やってくれてありがとう」と感謝を伝えることで、お互いに気持ちよく家事に取り組めるようになります。どうしても気になる点があるときは、責める言い方ではなく「こうしてもらえると助かる」とお願いの形で伝えましょう。

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家事の負担そのものを減らす工夫

分担するだけでなく、家事の量そのものを減らすことで、夫婦どちらの負担も軽くなります。

「やらない家事」を決める

すべての家事を毎日完璧にこなす必要はありません。「平日の掃除機は2日に1回」「タオルはたたまずにかごへ」「夕食は一汁一菜でいい」など、夫婦で話し合って、思い切ってやめる家事やレベルを下げる家事を決めましょう。

時短家電を取り入れる

食洗機や乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機などの時短家電は、毎日の家事時間を大きく減らしてくれる、共働き家庭の強い味方です。初期費用はかかりますが、毎日の時間と気持ちのゆとりを考えれば、検討する価値は十分にあります。どの家事に一番時間がかかっているかを書き出してから選ぶと、効果を実感しやすくなります。

家事の時短につながるアイデアは、「家事の時短アイデア集|料理・洗濯・掃除がラクになるコツをプロが解説」で紹介しています。

家事代行などの外部サービスを頼る

掃除や料理の作り置きなどを、家事代行サービスにお願いするのもひとつの方法です。月に数回だけでも利用すると、週末の家事の負担が減り、家族で過ごす時間が増えます。水まわりの掃除など、手間のかかる家事だけをお願いするのもおすすめです。

家事代行サービスの使い方は、「家事代行サービスの使い方|依頼の流れ・頼める内容・上手な活用のコツ」で紹介しています。

ネットスーパーや作り置きを活用する

買い物に行く時間を減らすためにネットスーパーや食材の宅配を利用したり、週末にまとめて作り置きをしたりするのも効果的です。平日の夕食づくりがぐっとラクになります。献立を一週間分まとめて決めておくと、毎日「今日は何をつくろう」と悩む時間も減らせます。

家事を効率化するアイデアは、「家事を効率化する方法13選|共働き・ワンオペでも時間にゆとりが生まれるコツ」も参考にしてください。

子育てと仕事を両立するコツ

子育て中の共働き家庭にとって、仕事と育児の両立は大きなテーマです。一人で抱え込まず、周りの力も借りながら進めていきましょう。

預け先やサポートを確保しておく

子どもの急な発熱や、保育園・学童のお休みに備えて、祖父母や病児保育、ファミリー・サポート・センターなど、頼れる先をあらかじめ確保しておくと安心です。

夫婦のどちらが仕事を休むのか、事前に話し合っておくことも大切です。病児保育などは事前の登録が必要な場合が多いため、元気なうちに手続きを済ませておきましょう。

職場の制度を確認しておく

育児休業や短時間勤務、子どもの看護のための休暇、テレワーク、時差出勤など、職場によって利用できる制度はさまざまです。どんな制度があるのかを夫婦それぞれが確認し、必要なときに使えるようにしておきましょう。

制度を夫婦のどちらか一方だけが使い続けるのではなく、交代で利用するなど、二人で負担を分け合う工夫も大切です。

子どもが自分でできることを増やす

子どもが自分の身の回りのことを自分でできるようになると、親の負担は少しずつ軽くなっていきます。着替えの準備や、おもちゃの片づけ、翌日の持ち物の用意など、年齢に合わせてできることを任せていきましょう。

子どもが自分で片づけられるようになるための工夫は、「子どもの片づけ習慣の身につけ方|親もイライラしない整理方法と声かけ」で紹介しています。

小学校入学後の変化にも備える

子どもが小学生になると、学童の時間や宿題の見守り、学校行事など、保育園時代とは違う悩みが出てくることもあります。

小学生の子育てと仕事の両立に悩んだときのヒントは、「小学生の子育て×フルタイムがきつい|つらさの理由と、無理なく続けるヒント」で紹介しています。

夫婦で話し合う時間をつくる

共働きを続けるうえで、夫婦のコミュニケーションはとても大切です。忙しいからこそ、意識して話し合う時間をつくりましょう。

定期的に家事や暮らしのことを話し合う

家事の分担や子どもの予定、困っていることなどを、月に一度など定期的に話し合う時間を設けましょう。不満をため込む前に共有することで、大きなけんかを防げます。話し合うときは、相手を責めるのではなく「どうすればお互いにラクになるか」を一緒に考える姿勢が大切です。

忙しくて夫婦の会話が少なくなっていると感じる場合は、「夫婦に会話がない…一緒にいる意味とは?原因と関係を取り戻すヒントを解説」も参考にしてみてください。

家計の方針を共有する

共働き家庭では、生活費の負担の仕方や、毎月の貯金額、将来に向けた目標などを夫婦で共有しておくことが大切です。家計の見える化を進めることで、「思ったより貯まっていない」という事態を防げます。共通の口座をつくって毎月決まった額を入れるなど、管理の仕組みを決めておくとスムーズです。

子どもも家族会議に参加する

子どもがある程度大きくなったら、家族会議に子どもも参加してもらい、家のルールや役割分担を一緒に決めるのもおすすめです。

自分も参加して決めたことは、子どもも守ろうという気持ちになりやすくなります。家族の一員として役割を持つことは、子どもの自信にもつながります。

お互いに感謝を言葉で伝える

忙しい毎日の中では、相手がしてくれていることを当たり前に感じてしまいがちです。「ありがとう」「助かったよ」と言葉にして伝えるだけで、夫婦の関係はぐっと温かくなります。子どもも、両親が感謝し合う姿を見て、家族を思いやる気持ちを育んでいきます。

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家族みんなで暮らしを回す仕組みづくり

共働きの両立を支えるのは、夫婦の頑張りだけではありません。家が整い、家族みんなが自分のことを自分でできる仕組みがあると、毎日の負担はぐっと軽くなります。

家が整うと、家事そのものが減る

モノが少なく、どこに何があるかが決まっている家では、探し物や片づけにかかる時間が減り、掃除もしやすくなります。家事の時間が短くなれば、そのぶん家族で過ごす時間や、自分のための時間が生まれます。

モノの定位置を家族で共有しておけば、「あれどこ?」と聞かれることも減り、家族がそれぞれ自分で動けるようになります。片づけが家族みんなの習慣になれば、週末にまとめて片づける必要もなくなります。

「手伝う」ではなく「一緒に暮らしを回す」意識を

家事を「手伝う」という意識のままでは、いつまでも負担は一人にかたよったままです。家族一人ひとりが「自分も家を回す一員だ」と感じられるようになると、自然と協力し合える関係が生まれます。

仕事と家事の両立に悩んだときのヒントは、「仕事と家事の両立に疲れた…負担を減らす3つのコツと暮らし別の両立術」で紹介しています。

自分の時間も大切にする

仕事と家事、育児に追われていると、自分のための時間はつい後回しになってしまいます。しかし、心と体を休める時間がないと、共働きを長く続けることは難しくなります。

夫婦で交代して、それぞれが一人の時間を持てるように工夫しましょう。少しの時間でも好きなことをしてリフレッシュすると、また明日から頑張る力が湧いてきます。

まとめ

共働きとは、夫婦がともに働いて収入を得ている働き方のことで、2024年には共働き世帯が約1,300万世帯と、専業主婦世帯の約2.6倍にのぼっています。収入の増加やキャリアの継続、もしものときへの備えなど、多くのメリットがあります。

一方で、時間の不足や家事・育児の偏りといった悩みも生まれやすいものです。家事をすべて書き出して見える化し、名もなき家事も含めて夫婦で分担しましょう。時短家電や家事代行、やらない家事を取り入れて、家事の量そのものを減らすことも大切です。

そして、定期的に夫婦で話し合い、感謝を伝え合いながら、家族みんなで暮らしを回す仕組みを整えていきましょう。一人で抱え込まず、家族というチームで、無理なく共働きを続けていけるといいですね。

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