「片づけても、片づけても、すぐにおもちゃで床が埋まってしまう」「子どもが自分で片づけてくれたらいいのに」——子育て中のご家庭で、おもちゃの片づけは尽きない悩みのひとつですよね。実は、おもちゃがうまく片付かないのには、はっきりとした原因があります。
そして、その原因に合った「仕組み」を整えれば、子どもが自分から片づけられるようになり、親のイライラもぐっと減らせます。この記事では、おもちゃが片付かない原因から、子どもが自分で片づけられる収納のコツ、年齢別の教え方、増えすぎたおもちゃの手放し方まで、お片づけ習慣化のプロの視点でわかりやすく解説します。親子で楽しく、すっきりとしたお部屋を目指しましょう。
お片づけ習慣化率97%おもちゃが片付かない3つの原因

「何度言っても片付かない」と感じるとき、その背景には子どものやる気だけでなく、“仕組み”の問題が隠れていることがほとんどです。まずは原因から見ていきましょう。
おもちゃの量が多すぎる
誕生日や行事のたびに増えていくおもちゃ。量が多すぎると、そもそも収納に入りきらず、片づけようがありません。子どもにとっても、たくさんありすぎると「どれをどこに戻すか」が分からなくなってしまいます。
おもちゃの「定位置」が決まっていない
戻す場所が決まっていないと、子どもは片づけたくても片づけられません。「これはどこにしまうの?」と毎回迷う状態では、出しっぱなしになるのは当然のこと。片づけの第一歩は、定位置を決めることです。
収納が子どもには使いにくい
収納場所が高すぎたり、フタ付きで開けにくかったり、細かく分類されすぎていたりすると、子どもには扱えません。大人にとって便利でも、子どもの目線・手では片づけにくい収納になっているケースはとても多いのです。
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子どもが自分で片づけられる「おもちゃ収納」5つのコツ

おもちゃの片づけで目指したいのは、「親が片づける」ことではなく「子どもが自分で片づけられる」こと。そのための収納の工夫を5つ紹介します。
コツ1.子どもの目線・手が届く高さに収納する
おもちゃは、子どもが自分で出し入れできる低い位置に収納しましょう。自分で手が届くからこそ、「自分で片づけられた」という経験が積めます。これが自立への第一歩になります。
コツ2.「ざっくり収納」で戻しやすくする
細かく分類しすぎると、子どもには続きません。「ブロックはこの箱」「ぬいぐるみはこのカゴ」など、ポイポイ入れるだけの“ざっくり収納”がおすすめ。戻すハードルが下がり、自分で片づけやすくなります。
コツ3.写真やイラストのラベルで「住所」を見える化
まだ字が読めない子でも、写真やイラストのラベルを貼れば、「どこに戻すか」がひと目で分かります。ラベルは、子どもが片づけの場所を覚えるための、やさしい道しるべになります。
コツ4.使う場所の近くに収納する
リビングで遊ぶおもちゃはリビングに、というように、使う場所の近くに収納すると「戻すのが面倒」が減ります。遊ぶ場所と片づける場所が近いほど、片づけは続きやすくなります。
コツ5.収納に「余白」を残しておく
収納をパンパンに詰め込むと、出し入れがしにくく、すぐにあふれてしまいます。新しいおもちゃが増えることも見越して、8割収納を目安に余白を残しておきましょう。
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年齢別・おもちゃの片づけの教え方

片づけの教え方は、子どもの年齢や発達に合わせるのがコツ。無理のないステップで、少しずつ「自分でできる」を増やしていきましょう。
〜2歳ごろ:親が一緒に、楽しく見せる
この時期は、親が片づける姿を見せながら一緒に行うのが基本。「ないないしようね」と声をかけ、ひとつ戻せたらたっぷり褒めましょう。「片づけ=楽しいこと」という印象づけが大切です。
3〜5歳ごろ:ざっくり分けて自分で戻す
「ブロックはこの箱だよ」と分かりやすい仕組みを用意し、自分で戻す経験を増やします。ゲーム感覚で「どっちが早く片づけられるか競争!」にするのも効果的。できたら必ず認めてあげましょう。
6歳ごろ〜:自分で考えて管理する力を育てる
収納場所を一緒に決めたり、「どのおもちゃを残す?」と一緒に選んだりして、自分で考えて管理する力を育てます。自分で決めた仕組みは、子ども自身が守りやすくなります。
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お片づけ習慣化率97%片づけやすい収納グッズ・収納場所の選び方
収納グッズは、おしゃれさよりも「子どもが扱いやすいか」を基準に選びましょう。フタがない、または開け閉めが簡単なボックスは、ポイポイ戻せて子ども向き。軽くて持ち運べるカゴや、キャスター付きのワゴンも、遊ぶ場所へ移動できて便利です。
また、中身が見える収納にすると、子どもが自分で探しやすく、戻す場所も分かりやすくなります。市販のグッズだけでなく、家にある箱やカゴを活用してもOK。大切なのはブランドや見た目より、「子どもが自分で出し入れできるか」という視点です。
増えすぎたおもちゃの上手な手放し方
どんなに収納を工夫しても、おもちゃが増え続ければ片付きません。定期的に量を見直すことも、おもちゃの片づけには欠かせません。
見直すときは、子どもと一緒に「今よく遊ぶもの」「もう遊ばないもの」を分けてみましょう。親が勝手に処分すると、子どもの大切な気持ちを傷つけてしまうことも。「これはもう卒業かな?」と一緒に選ぶことで、物を大切にする心や、手放す判断力も育ちます。
まだ使えるおもちゃは、譲る・寄付する・売るのもよい方法。「次の子に使ってもらおうね」と話せば、子どもも納得して手放しやすくなります。新しいおもちゃが増えたら、ひとつ見直す——この習慣で、量を保ちましょう。
片づけは「叱る」より「一緒に楽しむ」が続くコツ
おもちゃの片づけで、つい「早く片づけなさい!」と叱ってしまうこともありますよね。でも、叱られてイヤイヤ片づけても、片づけは“嫌なこと”として記憶され、習慣にはなりにくいものです。
大切なのは、片づけを「親子で楽しむ時間」に変えること。歌いながら片づける、できたら一緒に喜ぶ、「ピカピカになって気持ちいいね」と声をかける——そうした積み重ねが、「片づけって気持ちいい」という前向きな気持ちを育てます。
子どもにとって片づけは、自分で考え、自分でできた、という自信を育てる大切な経験。そして親子で一緒に片づける時間は、家族のあたたかいコミュニケーションの時間でもあります。片づけは、きれいな部屋をつくるだけでなく、子どもの生きる力と、家族のごきげんな笑顔を育てる営みなのです。完璧を目指さず、今日できた小さな一歩を、たっぷり褒めてあげましょう。
まとめ:仕組みと声かけで、おもちゃの片づけは変わる
おもちゃが片付かない原因は、子どものやる気ではなく、「量が多い」「定位置がない」「子どもに使いにくい収納」といった仕組みにあります。子どもの目線に合わせた収納、ざっくり戻せる工夫、写真ラベルで住所を見える化し、年齢に合わせて少しずつ「自分でできる」を増やしていきましょう。増えすぎたおもちゃは子どもと一緒に見直すことも大切です。そして何より、叱るより一緒に楽しむこと。今日の小さな「できた」を褒めながら、親子でごきげんに過ごせる住まいを育てていきましょう。
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