この記事では、夫の在宅勤務で専業主婦がストレスを感じてしまう原因と、その対処法をお伝えします。
コロナ禍で急速に普及した在宅ワークですが、家庭内でも在宅ワークに対応できる環境が整っていないままだとトラブルが起きてしまいます。
以下のような悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。
- 夫婦そろって在宅ワークになって、イライラが増えた
- 自宅で家庭保育していたら旦那さんが在宅ワークになってストレスが増えた
実際、ある調査では、夫の在宅勤務に「ストレスを感じたことがある」と答えた専業主婦は約9割にのぼるという結果もあります。
あなただけが特別なのではなく、多くの妻が同じ悩みを抱えているのです。
まずは、その気持ちは自然なものだと受け止めてあげてください。
この記事では、専業主婦ならではのストレスの正体を整理したうえで、夫への上手な伝え方や、一人の時間を取り戻すコツ、よくある質問まで紹介します。
イライラを減らして、夫婦が穏やかに過ごせるヒントにしてください。
在宅ワークが続いて、ストレスがたまっているという方はぜひ最後までご覧ください。
お片づけ習慣化率97%なぜつらい?夫の在宅勤務で専業主婦がストレスを感じる原因
「夫は家で仕事をしているだけなのに、どうしてこんなにイライラするんだろう」と、自分を責めてしまう方もいるかもしれません。
でも、それには理由があります。
専業主婦ならではのストレスの正体を見ていきましょう。
①一人でほっとする時間がなくなる
これまでは夫を送り出したあと、家事や育児をしながらも自分の裁量で一人の時間を確保できていました。
家事が一段落したあとのお茶の時間や、子どものお昼寝中のひと息——。
ところが夫が家にいると、同じ空間に働いている人がいるため、なかなかリラックスできません。
この「気を抜く時間が侵食される」感覚が、大きなストレスになります。
②家にいるのに、ずっと気を使う
夫のオンライン会議中は、掃除機や洗濯機をかけるタイミングを気にしたり、テレビの音量を下げたり、子どもに静かにするよう注意したり……。
自分の家なのに気を使い続けることになります。
子どもがいる家庭では「夫の邪魔をして叱られないか」と神経をすり減らす方も少なくありません。
③お昼ご飯の準備という新たな負担
一人なら残り物やパンで簡単に済ませていたお昼ご飯も、夫がいると「きちんと作らなければ」というプレッシャーに。
三度の食事の準備が平日も毎日増えるのは、想像以上の負担です。
食事という毎日のことだからこそ、小さなストレスが積み重なっていきます。
「今日はかつ丼が食べたい」などとリクエストされたり、レトルトを出したら不満そうにされたり……。
自分のためなら適当でいいのに、夫の分となると手を抜きにくい。
この「自分のときとのギャップ」も、もやもやの一因です。
④家事は増えるのに、夫は気づかない
夫が家にいる分、昼食・お茶・片づけなど妻の家事はむしろ増えています。
ところが、当の夫はその増加に気づいていないことが多いもの。
「家にいるのに、なぜ自分ばかり」という不公平感が、モヤモヤの正体になっていることもあります。
こうした状態が積み重なると、夫が家にいるだけで気が休まらなくなる「主人在宅ストレス症候群」と呼ばれる状態につながることもあります(※医学的に確立された病名ではありません)。
自分を責めず、まずは「つらいのには理由がある」と認めてあげてください。
在宅ワークのイライラは思いやりで解消できる

在宅ワークでのイライラは、夫婦お互いが思いやりを持っていれば解消できます。
しかし、お互いに仕事が忙しかったり、仕事場所の確保が難しかったりすると相手を思いやる余裕がなくなってしまうときもあります。
ミーティングがあったり、締め切りがあったりすると余裕もなくなりますよね。
ただでさえ、子育て中のママは仕事をしていなくても忙しくて余裕がありません。
そのような状況の時に、相手の状況を理解できないまま話しかけたり、お願いをしたりすると相手のストレスやイライラは溜まってしまう一方となってしまいます。
ただし、思いやりだけで我慢を続けると、かえってストレスが大きくなってしまいます。
「察してほしい」と願うだけでは、相手にはなかなか伝わりません。
思いやりを土台にしつつ、後ほど紹介する「具体的な仕組みづくり」や「上手な伝え方」を組み合わせることが、無理なく続けるコツです。
お互いの状況をしっかりと確認して話しかけるタイミングやお願いするタイミングを考える思いやりが必要です。
>共働きで家事をしない旦那を放置してはいけない!理由や末路、対策を解説
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ストレスの原因になるポイントを状況別に解説

在宅ワークの夫婦といっても、夫婦共働きの家庭もあれば、奥様が子育て中の専業主婦で旦那様が在宅ワークをしている家庭もあります。
特に多いのが、夫が在宅勤務・妻が専業主婦(家庭保育)というケースです。
在宅ワークの悩みといっても状況によって悩みも変わってきますので、ここでは家庭の状況別にストレスとなるポイントを紐解いてみたいと思います。
>旦那さんの家事が中途半端でイライラ爆発!?原因と対策を徹底解説!
どのケースにも共通するポイント
どのパターンの在宅ワークであっても共通するお悩みポイントがあります。
共通するお悩みポイントは以下のような内容です。
お昼ご飯の準備
このあたりは、どのケースでも共通する悩みではないでしょうか?
会社に出勤していれば、お弁当を持っていくか個々にお昼ご飯をすませるかは本人次第です。
しかし、在宅ワークでずっと家にいる場合にはお昼ご飯の準備が必要になってくるでしょう。
お昼ご飯の準備が休日だけでなく平日もあるのは、ママにとって結構な負担になります。
ママと子どもだけなら簡単に済ませようと考えていたお昼ご飯もパパがいるとしっかりと作らなくてはと思い負担に感じるママもいるでしょう。
家事の分担
当たり前のように、ママが毎回お昼ご飯を作らなくてはいけないのもストレスの原因になります。
お昼ご飯の時間が自由にできなくなるのもストレスです。
お昼ご飯の準備も同じですが、ほかの家事の分担についても、在宅ワークになった旦那さんの家事負担がすくないと不満はたまってしまうでしょう。
作業スペースの確保
作業スペースの確保は大きな課題です。
お互いに作業できる個室が確保できる場合は問題ありませんが、2人ともリビングで作業しなければいけない場合などは大変です。
一緒にリビングで作業をする場合、どちらかがミーティングなどする場合、気を使ってしまいます。
旦那さんは個室で、ママだけリビングという場合も個室で作業できる旦那さんはよいですが、皆が集まるリビングで作業するママはストレスがたまってしまいます。
【メインケース】夫が在宅勤務でママが家庭保育しているケース
夫が在宅勤務で妻が専業主婦(家庭保育)の場合、家事や育児の負担がすべて妻に集中しがちです。
掃除をしたくても夫が仕事をしていると気を使って進まず、お昼ご飯の用意もあり、家庭保育以上に手間がかかってしまいます。
さらに、夫の作業場所がリビングしかない場合は、子どもが騒がないか一日中気を張ることに。
「夫はのんびり仕事をしているように見えるのに、自分は気を抜けず忙しくなる一方」
——この非対称さが、専業主婦のストレスを最も大きくする原因です。
夫婦共に在宅ワークで家庭保育ありのケース
夫婦ともに在宅ワークで、かつ小さな子どもを家庭保育している場合は大変です。
たとえば、旦那さんがオンラインミーティングの予定があり別室で仕事をして、ママが子どもの面倒を見ながら仕事をする場合など、仕事と育児の両方の負担がママにかかります。
子どもの面倒を見ながら仕事をするのは大変で、それが片方に集中してしまうと当然イライラが募ります。
「旦那さんは仕事が進むのに、自分の仕事は進まない!」となってしまう可能性があります。
不公平感をなくすために、家族一緒のスペースで在宅ワークしていても、お互い思うように仕事が進まず、結局イライラしてしまうなんてこともあるでしょう。
夫婦共に在宅ワークで家庭保育なしのケース
家庭保育がない分、在宅ワークに集中できそうですがどうでしょうか?
子育ての負担がない分、旦那さんからきちんとしたお昼ご飯の用意を求められる場合もあります。
ママは在宅ワークだし、お昼ご飯は簡単に済ませたいと思っていても旦那さんがいるときちんと食事を作らなくてはいけないのは負担になりますよね。
家庭保育ではないぶん、保育園の送り迎えにどちらが行くのかで揉めてしまうこともあるかもしれません。
お片づけ習慣化率97%我慢しないで!夫への上手な伝え方のコツ
ストレスをためないために大切なのが、不満を一人で抱え込まず、夫に上手に伝えることです。
ただし、伝え方には少しコツがあります。
①責めるのではなく「相談」として伝える
「あなたは何もしてくれない」と責める言い方は、相手を身構えさせてしまいます。
「お昼の準備が毎日だと負担で……どうしたらいいか一緒に考えてくれない?」と、相談の形で伝えるのがおすすめです。
夫は在宅で妻の家事が増えていること自体に気づいていないことも多いので、まず現状を共有することが第一歩です。
②前置きを一言添える
「ずっと一緒にいるのが嫌なわけじゃないんだけど」といった前置きを添えるだけで、夫の受け取り方は大きく変わります。
在宅勤務になって妻と過ごせて嬉しいと感じている夫もいるため、いきなり要望だけを伝えると傷つけてしまうことも。クッションになる一言を意識してみましょう。
また、夫の気持ちを一度リサーチしてみるのもおすすめです。
夫は夫で、慣れない自宅勤務に疲れていたり、家族に気を使っていたりするかもしれません。
お互いの本音を知ることで、「どちらが悪い」ではなく「二人でどう解決するか」という前向きな話し合いにつながります。
③お願いは「見える化」して具体的に
「皿洗いお願い」と言っても、夫は「寝る前でいい」と解釈するなど、タイミングの認識違いが起こりがちです。
やってほしいことを具体的に伝えたり、家事リストを見えるところに貼ったりすると、口頭の指示が減り、お互いストレスなく分担できます。
共働きのイライラを解消して夫婦仲良くするコツ

これまでお話してきたように、在宅ワークをしていく上で、いろいろな不満が出てくる可能性はあります。
少しでもイライラを解消するために、状況別にイライラを溜めないコツを解説します。
共通項目
こちらは、どのパターンの在宅勤務でも共通するイライラ解消法を紹介します。
具体的な対策は以下の3つです。
- お昼ご飯は各自それぞれ
- 家事の分担は決めておく
- 作業スペースを確保する
お昼ご飯は各自それぞれ
お昼ご飯を作らなければいけないのは、毎日だと結構負担になるので正直に旦那さんに相談しましょう。
旦那さんに相談したうえで、在宅ワークのときのお昼ご飯は各自それぞれ自由に食べるようにすると、お互い負担がなくなります。
家事の分担は決めておく
家事の分担についても、在宅ワークの場合の分担を決めておくとよいでしょう。
在宅ワークのときは、朝仕事を始める前に一緒に掃除や洗濯をするなど片方に負担が偏らないように工夫してください。
先に家事を片づけて、仕事をするようにすれば集中できますね。
作業スペースを確保する
作業スペースの確保は、なるべくしっかりしておく必要があります。
個室の確保が難しい場合は、リビングで仕事する必要がありますがリビングのなかでのオンとオフが切り替えられるような工夫をしましょう。
たとえば、ラックを1つ用意して作業が終わったら、仕事に関する道具はラックに片づけるようにします。
ほかの家族が使うスペースを邪魔しないで済みますし、仕事道具を触られる心配も無くなります。
【メインケース】夫が在宅勤務でママが家庭保育しているケースの対策
- 通勤に使っていた時間を育児にあててもらう(その間に妻は家事や休憩ができる)
- 昼間は公園や子育て広場へ出かけ、子どものストレス発散と、夫に気を使わない時間を両立する
- 夫にコワーキングスペースやカフェで作業してもらい、妻が家で一人になる時間をつくる
- 在宅勤務中はあえて別行動を心がける
- 友達やSNSで同じ境遇の人に話を聞いてもらい、ため込まない
せっかく夫が在宅勤務になったのなら、通勤時間分は育児の時間として協力してもらいましょう。
また、子どもが体調を崩して出かけられないときは、逆に夫にカフェなどへ行ってもらうのも有効です。
お互いに気を使わずに済み、夫自身のリフレッシュにもなります。
そして何より、ストレスは誰かに話を聞いてもらったり共感してもらったりするだけでも軽くなります。
「不満がある」ときは、一人で抱え込まない工夫を大切にしてください。
お休みの日は家族で一緒に過ごすのがよいですが、在宅勤務で仕事をしている平日は、あえて別行動を心がけるくらいのほうが、お互いストレスなく過ごせることもあります。
「いつも一緒」が必ずしも良いとは限らない、と気持ちを切り替えてみましょう。
夫婦共に在宅ワークで家庭保育ありのケース
夫婦ともに在宅ワークで家庭保育がある場合の、イライラ対策を紹介します。
- 一時保育やファミリーサポートを利用
- 時間を決めて散歩に出掛ける
- 1人で遊べるおもちゃも用意する
- 集中したい時間を共有する
お互いに在宅ワークで、仕事をしながら子どもの面倒も見なくてはいけないので大変です。
夫婦お互いになるべくスケジュールを共有して集中したい時間帯などは知らせておきましょう。
集中したい時間帯に、相手に子どもを散歩に連れ出してもらうなど工夫すると効率よく仕事に集中できます。
どちらも忙しい場合には、一時保育やファミリーサポートの利用も検討しましょう。
一時保育やファミリーサポートが使えない場合などに備えて、1人で遊べるおもちゃがあれば用意しておくとよいでしょう。
1人で遊べるおもちゃを用意しても、そう長く1人で遊んではくれないので時間を決めてそれぞれで散歩に出掛けるなど子どものストレスも発散させてあげます。
子どもも両親がずっと仕事をしながらだとストレスがたまってイライラして悪循環になってしまいます。
適度に散歩に出かけたり、公園で遊んだりすると子どものストレスも解消されて、自分自身のリフレッシュにもなるのでオススメです。
夫婦共に在宅ワークで家庭保育なしのケース
次に家庭保育がない場合のケースの対策を紹介します。
- 送り迎えは担当を決める
- 休憩時間や就業時間を決める
- 作業場所の入れ替え
保育園や学校があって、家庭保育はしていない場合でもお子さんがいれば送り迎えは発生します。
これまでは、通勤に合わせて送り迎えをしていたのが、在宅ワークになったら誰の担当にするか悩みませんか。
送り迎えも家事と同じでしっかりと役割分担を決めておくと、お互いストレスがたまらないのでオススメです。
在宅ワークになると、オンとオフの切り替えがうまくできずに、だらだらと長時間仕事をしてしまいがちですが、しっかり時間を決めるとよいです。
時間をしっかり決めたほうが、メリハリがついて効率的に働けます。
作業場所についても、旦那さんはずっと個室で作業などと固定しないほうがよいでしょう。
たとえば、ママのほうがミーティングがある場合もあるので、必要に応じて作業場所を入れ替えするようにすればお互い不満をためずに済みます。
よくある質問(FAQ)
Q. 夫の在宅勤務にストレスを感じる私は、心が狭いのでしょうか?
A. いいえ。
約9割の専業主婦が同じストレスを感じているという調査もあり、ごく自然な反応です。
一人の時間が減り、家事が増え、気を使い続ければ、誰でも疲れてしまいます。自分を責める必要はありません。
Q. 一人の時間がほしいのですが、どうすればいいですか?
A. 昼間に子どもと公園へ出かける、夫にカフェやコワーキングスペースで働いてもらう、在宅勤務日は昼食を各自にするなど、物理的に距離をつくる工夫が効果的です。
「一人の時間が必要」と正直に伝えることも大切です。
Q. 昼食の準備が一番の負担です。何か方法はありますか?
A. 在宅勤務の日は各自で用意する、夫に自分の分は自分で準備してもらう、ミールキットや冷凍食品・レトルトを活用する、といった方法があります。
罪悪感を覚える場合は「週1回は外で食べてもらう」など、夫婦で無理のないルールを決めておくとよいでしょう。
Q. 夫にどう切り出せばケンカになりませんか?
A. ポイントは、感情的に責めるのではなく「相談」として伝えることです。
「最近ちょっと疲れちゃって、一緒に過ごし方を見直したいんだけど」と、自分の気持ちを主語にして話すと角が立ちにくくなります。
落ち着いて話せるタイミングを選び、お互いが納得できるルールを一緒に決めていく姿勢が大切です。
まとめ:在宅ワークの悩みを解消して夫婦仲良くしよう!

在宅ワークでは、作業場所の確保や家事・育児の役割分担を決めておくのは大切です。
しっかりと準備ができないまま在宅ワークになってしまった場合は、とくに悩みがいろいろ出てきます。
大切なのは、我慢して抱え込まず、作業場所や家事・昼食の分担といったルールを夫婦で決めること。
そして、責めるのではなく相談として上手に伝え、自分が一人になれる時間を意識してつくることです。
夫は妻の負担に気づいていないことが多いので、まずは現状を共有するところから始めてみましょう。
今からでも遅くないので、作業場所の確保と家事・育児の分担を決めましょう。
在宅ワークの頻度はこれからさらに増えてくるかもしれません。
そうなったときに、イライラせずに仲良く過ごすためには環境づくりが大切なのです。
在宅ワークでも、お互いに相手を思いやれる関係でいたいですよね。
そのためには、今回紹介したコツを試してください。
少しでも、仲良く在宅ワークをするお手伝いができれば嬉しいです。
完璧を目指す必要はありません。
できることから一つずつ試して、「これなら続けられそう」というルールを見つけていけば大丈夫です。
あなたが自分の時間と心の余裕を取り戻せることを願っています。
先着20名様限定


