「復職したら、毎日どんなスケジュールで動けばいいの?」「朝も夕方もバタバタで、時間がまったく足りない」——仕事と家事・育児を両立するワーママにとって、1日のスケジュールの組み立て方は大きな悩みの一つではないでしょうか。
ワーママのスケジュールは、働き方や子どもの年齢、家族の協力体制によって大きく変わります。ほかの家庭のスケジュールを参考にしながら、自分たちに合った形を見つけ、家族みんなで回せる仕組みをつくっていくことが大切です。
この記事では、ワーママの1日が忙しくなる理由、働き方別のスケジュール例、休日の過ごし方、毎日を回すスケジュールづくりのコツ、家事の時間を減らす工夫、そして子どもが自分で動ける仕組みや自分の時間の確保まで、順番にお伝えします。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| ワーママの1日はどんな流れ? | 朝は登園準備、夕方はお迎えから寝かしつけまで | 朝は起床から身支度、朝食、登園準備まで、夕方はお迎えから夕食、お風呂、寝かしつけまでが一気に続きます。この2つの時間帯の過ごし方がカギです。 |
| スケジュールを回すコツは? | 前日の準備、家事の時間の固定、家族との分担 | 翌日の準備を前日に済ませ、家事をする時間帯を決めておくと迷いが減ります。家事や育児を見える化して、家族で分担することも欠かせません。 |
| 自分の時間をつくるには? | 時短家電や外部サービスで家事を減らす | 食洗機や乾燥機付き洗濯機などの時短家電、ネットスーパーや家事代行を取り入れ、「やらない家事」を決めると、時間にゆとりが生まれます。 |
この記事でわかること
- ワーママの1日が忙しくなる理由
- フルタイム・時短・在宅など働き方別のスケジュール例
- 毎日を無理なく回すスケジュールづくりのコツ
- 時短家電や外部サービスなど、家事の時間を減らす工夫
- 子どもが自分で動ける仕組みと、自分の時間を確保する方法
ワーママの1日が忙しくなる理由
まずは、ワーママの1日がなぜこんなにも忙しくなるのか、その理由を確認しておきましょう。
やることが朝と夕方に集中する
ワーママの1日は、仕事の前の朝と、仕事が終わってからの夕方に、家事と育児が一気に集中します。限られた時間の中で、食事の準備や子どもの身支度、お風呂、寝かしつけまでをこなさなければなりません。
特に、お迎えから寝かしつけまでの数時間は、休む間もなく動き続けることになりがちです。子どもと向き合いたい気持ちがあっても、家事に追われて「早くして」が口ぐせになってしまうこともあるでしょう。
予定外の出来事が起こりやすい
子どもの急な発熱や、朝の「行きたくない」、保育園や学校からの持ち物の連絡など、子育てには予定外の出来事がつきものです。きっちりと組んだスケジュールほど、一つのずれで全体が崩れてしまいます。仕事の急な残業や会議が入ることもあり、両方の予定に振り回されがちです。
家事や育児が一人にかたよりやすい
夫婦ともに働いていても、朝や夕方の家事・育児がママに集中してしまう家庭は少なくありません。一人で回そうとするほど、スケジュールには余裕がなくなっていきます。献立を考える、持ち物を確認するといった「名もなき家事」も、気づかないうちにママに集まりがちです。
自分のための時間がとれない
仕事と家事・育児で一日が埋まってしまい、自分のための時間がほとんどとれないのも、ワーママの悩みの一つです。子どもが寝たあとに家事の残りを片づけていると、気づけば日付が変わっていることもあるでしょう。
疲れがたまると、翌日のスケジュールにも影響が出てしまいます。心と体に余裕がない状態が続けば、仕事にも家庭にも笑顔で向き合うのが難しくなってしまいます。
【働き方別】ワーママの1日のスケジュール例
ここでは、働き方別に1日のスケジュール例を紹介します。あくまで一例なので、自分の家庭に合わせて調整する際の参考にしてください。
フルタイム勤務(保育園児がいる家庭)の例
- 6:00 起床、自分の身支度、朝食・夕食の下ごしらえ
- 6:30 子ども起床、朝食、着替え(夫と分担)
- 7:45 保育園へ送り、出勤
- 9:00〜18:00 仕事
- 18:30 お迎え、帰宅
- 19:00 夕食(下ごしらえした料理を仕上げる)
- 20:00 お風呂(夫が担当する日も)
- 21:00 寝かしつけ
- 21:30〜 片づけ、翌日の準備、自分の時間
フルタイム勤務では、朝のうちに夕食の下ごしらえをしておくなど、夕方の負担を前倒しで減らす工夫がポイントです。お迎えの時間が遅くなる日は、夫と送迎を分担したり、ファミリー・サポート・センターを利用したりする家庭もあります。
時短勤務の例
- 6:30 起床、身支度、朝食準備
- 7:00 子ども起床、朝食、登園準備
- 8:15 保育園へ送り、出勤
- 9:00〜16:00 仕事
- 16:30 お迎え、買い物
- 17:30 夕食の準備、子どもと遊ぶ
- 18:30 夕食
- 19:30 お風呂
- 20:30 寝かしつけ
- 21:00〜 家事の残り、自分の時間
時短勤務では夕方に少しゆとりがあるぶん、子どもと遊ぶ時間や、買い物の時間を確保しやすいのが特徴です。ただし、仕事の量が変わらず、時間内に終わらせるプレッシャーを感じる方もいます。仕事の優先順位を決めて、時間内に集中して取り組む工夫も大切です。
在宅・リモートワークの例
- 6:30 起床、身支度、朝食
- 7:45 保育園へ送る
- 8:30 洗濯や片づけなど簡単な家事
- 9:00〜12:00 仕事
- 12:00 昼休み(夕食の下ごしらえも)
- 13:00〜17:30 仕事
- 18:00 お迎え
- 18:30〜21:00 夕食、お風呂、寝かしつけ
在宅勤務では通勤時間がないぶん時間にゆとりが生まれますが、仕事と家事の区切りがあいまいになりやすい点に注意が必要です。仕事の時間と家事の時間をはっきり分けて決めておきましょう。昼休みに洗濯物を取り込むなど、ちょっとした家事を組み込めるのは在宅勤務ならではの工夫です。
小学生がいる家庭の例
- 6:00 起床、身支度、朝食準備
- 6:30 子ども起床、朝食
- 7:30 子どもが登校、出勤
- 9:00〜17:30 仕事
- 18:00 学童へお迎え、または子どもが先に帰宅
- 18:30 夕食の準備、宿題の確認
- 19:00 夕食
- 20:00 お風呂、翌日の準備
- 21:00 子ども就寝
小学生になると、宿題の確認や持ち物の準備、習い事の送迎など、保育園時代とは違う忙しさが出てきます。小学生の子育てと仕事の両立については、「小学生の子育て×フルタイムがきつい|つらさの理由と、無理なく続けるヒント」も参考にしてください。
休日のスケジュールの考え方
平日に終わらなかった家事を休日にまとめてこなし、結局休日も休めないというワーママは少なくありません。休日のスケジュールの考え方も見直してみましょう。
家事を休日にまとめすぎない
休日に掃除や作り置き、買い物をすべて詰め込むと、体も心も休まりません。平日に少しずつ家事を分散させ、休日に残す家事は最小限にすることを意識しましょう。
作り置きをする場合も、「主菜を2品だけ」など量を決めて、無理のない範囲で取り組むことが大切です。家族みんなで一緒に料理をすれば、家事の時間がそのまま家族の時間にもなります。
家族の時間と自分の時間も予定に入れる
休日は、家族で過ごす時間と、ママが一人で過ごす時間の両方を、あらかじめ予定に入れておくのがおすすめです。家族で出かける日と、家でゆっくり過ごす日を交互にするのもよいでしょう。「土曜日の午前中は夫が子どもと公園へ、その間にママは自分の時間」など、具体的に決めておきましょう。休日に心と体をしっかり休めることが、平日を乗り切る力になります。
週末に翌週の準備を少しだけしておく
日曜日の夜などに、翌週の予定の確認、献立のざっくりした計画、保育園や学校の持ち物の準備を少しだけしておくと、平日のスケジュールがぐっと回しやすくなります。
家族で予定を共有する時間にすると、夫婦の分担も決めやすくなります。15分ほどの短い時間でも、翌週の見通しが立つだけで気持ちがラクになります。
毎日を回すスケジュールづくりのコツ
ここからは、ワーママの毎日を無理なく回すためのスケジュールづくりのコツを紹介します。
子どもの就寝時間から逆算する
スケジュールを組むときは、子どもの就寝時間を先に決めて、そこから逆算するのがおすすめです。「21時に寝る」と決めたら、お風呂は20時、夕食は19時と、夕方の流れが自然と決まります。
子どもの生活リズムが整うと、朝の機嫌もよくなり、朝のスケジュールもスムーズに回りやすくなります。大人の都合で夜が遅くならないよう、家族みんなで意識しましょう。
朝の流れは「前日の準備」で決まる
朝のバタバタを減らすには、翌日の服や保育園・学校の持ち物、朝食の段取りを、前日の夜のうちに準備しておくことが一番の近道です。
朝に「考えること」が減るだけで、時間にも気持ちにもゆとりが生まれます。子どもにも、翌日の服を自分で選んで並べておく習慣をつけると、朝の着替えがスムーズになります。
夕方の「慌ただしい時間」を短くする
お迎えから夕食までの時間は、子どもも疲れていて機嫌が悪くなりがちです。夕食は朝や週末に下ごしらえしておき、帰宅後は温めるだけ、仕上げるだけにしておくと、夕方の慌ただしさがぐっと減ります。
帰宅後すぐに子どもが食べられる軽いおやつを用意しておくのも、機嫌よく過ごすための工夫です。帰宅後の流れを毎日同じにしておくと、子どもも見通しが立って落ち着いて過ごせます。
家事をする時間帯を固定する
「洗濯は朝に回す」「食器洗いは夕食後すぐ」「掃除は寝る前の5分」など、家事をする時間帯を固定すると、毎日「いつやろう」と迷う時間がなくなります。
習慣になってしまえば、意識しなくても体が自然と動くようになります。洗濯や食器洗いなど、家電のタイマー機能を活用するのも効果的です。
家族との分担を見える化する
ワーママのスケジュールを回すには、家事や育児を家族で分担することが欠かせません。朝と夕方にやることを書き出して、誰が何を担当するかを決めましょう。
家事分担表の作り方は、「家事分担表の作り方とコツ|名もなき家事まで見える化するテンプレート例つき」で紹介しています。
夫婦で1日の流れを共有する
夫婦それぞれの出勤時間や帰宅時間、その日の予定を、朝のうちに一言共有しておくだけで、「今日のお迎えはどっち?」といった行き違いが減ります。
家族共有のカレンダーアプリを使うと、予定をいつでも確認でき、急な変更にも対応しやすくなります。保育園や学校の行事も一緒に登録しておくと、仕事の調整がしやすくなります。
予定外の出来事に備えて余白をつくる
スケジュールは、ぎっしり詰め込まず、15分ほどの余白を持たせておくことが大切です。子どもの急な体調不良に備えて、病児保育やファミリー・サポート・センターなど、頼れる先をあらかじめ確保しておくと安心です。
どちらが仕事を休むか、夫婦で事前に話し合っておくことも忘れないようにしましょう。病児保育は事前の登録が必要な場合が多いため、元気なうちに手続きを済ませておくと安心です。
職場の両立支援制度を確認する
働き方そのものを見直すことも、スケジュールにゆとりを生む方法の一つです。京都労働局「育児・介護休業法、次世代育成支援対策推進法 改正ポイントのご案内」によると、令和7年10月1日から、事業主は3歳以上・小学校就学前の子を養育する労働者に関して、始業時刻等の変更、テレワーク等、保育施設の設置運営等、新たな休暇の付与、短時間勤務制度の中から2つ以上の措置を講じる必要があるとされています。
自分の職場でどのような制度が利用できるか、人事や上司に確認し、自分の家庭に合った働き方を選ぶことで、毎日のスケジュールにゆとりが生まれるかもしれません。夫の職場の制度もあわせて確認し、夫婦で使い分けるのもおすすめです。
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家事の時間を減らす工夫
スケジュールを工夫するのと同じくらい大切なのが、家事そのものの時間を減らすことです。
時短家電を取り入れる
食洗機や乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機、電気圧力鍋などの時短家電は、ワーママの毎日を支える心強い味方です。家事にかかる時間が減れば、そのぶん子どもと過ごす時間や、自分が休む時間を確保できます。どの家事に一番時間がかかっているかを書き出してから選ぶと、効果を実感しやすくなります。
家事の時短につながるアイデアは、「家事の時短アイデア集|料理・洗濯・掃除がラクになるコツをプロが解説」で紹介しています。
外部サービスに頼る
ネットスーパーや食材宅配、家事代行サービスなど、外部のサービスに頼ることも、ワーママのスケジュールを回すための立派な選択肢です。
最初は「お金をかけるなんて」とためらう方もいますが、時間と心のゆとりを買うと考えてみましょう。家事代行サービスの使い方は、「家事代行サービスの使い方|依頼の流れ・頼める内容・上手な活用のコツ」で紹介しています。
献立をあらかじめ決めておく
毎日「今日のごはん何にしよう」と考える時間は、意外と大きな負担です。1週間分の献立をざっくり決めておく、曜日ごとにメニューを固定するなどの工夫で、考える時間と買い物の時間を減らせます。
「月曜はカレー、金曜は麺類」のように決めておくと、家族にも手伝ってもらいやすくなります。ネットスーパーの定期便と組み合わせれば、買い物の手間もさらに減らせます。
「やらない家事」を決める
「タオルはたたまずにかごへ」「平日の夕食は一汁一菜」「掃除機は2日に1回」など、思い切ってやめる家事、レベルを下げる家事を決めましょう。すべてを完璧にこなさなくても、暮らしは十分に回ります。
家事を効率化するアイデアは、「家事を効率化する方法13選|共働き・ワンオペでも時間にゆとりが生まれるコツ」も参考にしてください。
モノの定位置を決めて探し物をなくす
朝の「ハンカチがない」「鍵がない」といった探し物は、ワーママの貴重な時間を奪います。よく使うモノの定位置を決めて家族と共有しておくと、探し物の時間がなくなり、家族も自分で準備できるようになります。モノの量を減らしておくと、片づけや掃除にかかる時間も短くなります。
子どもが自分で動ける仕組みをつくる
子どもが成長するにつれて、自分でできることを少しずつ任せていくと、ママの負担は軽くなっていきます。
朝の支度コーナーをつくる
着替えや保育園・学校の持ち物を一か所にまとめた「支度コーナー」をつくると、子どもが自分で準備しやすくなります。子どもの手が届く高さに、ラベルやイラストで中身がわかるように収納しましょう。
子どもが自分で片づけられるようになる工夫は、「子どもの片づけ習慣の身につけ方|親もイライラしない整理方法と声かけ」で紹介しています。
年齢に合わせてできることを任せる
小さな子どもでも、「靴をそろえる」「脱いだ服を洗濯かごに入れる」など、できることはたくさんあります。小学生になれば、翌日の持ち物の準備や、簡単なお手伝いも任せられるようになります。
最初は時間がかかっても、任せることを続けるうちに、子どもは自分で動けるようになっていきます。できたときは「ありがとう、助かったよ」と伝えると、子どもの自信にもつながります。
帰宅後の流れを決めておく
「帰ったら手を洗う」「通園バッグを決まった場所に置く」「連絡帳を出す」など、帰宅後にやることの流れを決めて、子どもにもわかるように示しておきましょう。
毎日同じ流れを繰り返すことで、子どもも自分から動けるようになっていきます。流れをイラストにして玄関やリビングに貼っておくと、小さな子どもにもわかりやすくなります。
自分の時間も確保しよう
仕事と家事、育児に追われていると、自分の時間はつい後回しになってしまいます。ワーママが笑顔でいるためには、自分の時間も大切なスケジュールの一部です。
15分でも「自分の時間」を予定に入れる
子どもが寝たあとの15分、通勤中の電車の中など、短い時間でも「自分のための時間」と決めて過ごすことで、気持ちにゆとりが生まれます。好きな音楽を聴く、ゆっくりお茶を飲むなど、心がほっとすることを選びましょう。
一人の時間のつくり方は、「【子育てに疲れたママへ】一人になりたい理由と対処法・一人時間のつくり方」で紹介しています。
朝や夜の静かな時間を活用する
家族が起きる前の朝や、子どもが寝たあとの夜は、ワーママにとって貴重な一人の時間です。好きな本を読む、ゆっくりお茶を飲むなど、自分のために使ってみましょう。
ただし、睡眠時間を削りすぎると疲れがたまってしまいます。無理のない範囲で取り入れることが大切です。疲れている日は、思い切って子どもと一緒に早く寝るのも一つの選択です。
完璧なスケジュールを目指さない
スケジュールどおりにいかない日があっても、自分を責める必要はありません。子育てには予定外のことがつきものです。「今日は夕食がお惣菜でもいい」と、柔軟に考えましょう。ほかのワーママと比べず、自分の家庭のペースを大切にすることも大切です。
仕事と家事の両立に疲れたときのヒントは、「仕事と家事の両立に疲れた…負担を減らす3つのコツと暮らし別の両立術」でも紹介しています。
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まとめ
ワーママの1日は、朝と夕方に家事と育児が集中し、予定外の出来事も起こりやすいため、どうしても忙しくなりがちです。フルタイム、時短、在宅、小学生のいる家庭など、働き方や子どもの年齢によってスケジュールの形はさまざまです。
毎日を無理なく回すには、前日の準備で朝の負担を減らし、夕食の下ごしらえで夕方を短くし、家事をする時間帯を固定しましょう。家事と育児を見える化して家族で分担し、予定に余白を持たせ、職場の両立支援制度も確認しておくと安心です。
そして、時短家電や外部サービス、「やらない家事」で家事そのものを減らし、子どもが自分で動ける仕組みを整えることで、ママの時間は少しずつ生まれていきます。完璧なスケジュールを目指さず、家族みんなで毎日を回していきましょう。
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