この記事では「どうしても子育てにイライラしてしまう」と悩むママのために、子育てにイライラする原因と解消法についてお伝えします。
- どうして子どもにイライラするの?
- 愛しているのにイライラが止められない
- 子どものためを思っているのに…
このように、子育て中にイライラする自分を責めていませんか?
「子どもにイライラするなんて、母親失格?」と感じる人もいるかもしれません。
でも、子育てのイライラで自分を責める必要はありません。
なぜなら、子育てでイライラするのはごく当たり前の感情だからです。
大切なのは、子育てにイライラする原因を理解して、自分と子どもに合った解消法を上手に取り入れること。
考え方ひとつで子育ての捉え方は大きく変化します。
一緒に、子育てにイライラしないママを目指しましょう!
目次
子育てでイライラする5つの原因
子育てのイライラを解消するためには、イライラしてしまう原因の理解が必要です。
子育てでイライラしてしまうママに多い、5つの原因について解説していきます。
①子どもの言動はとにかく自由だから
子どもは自分の欲望のままに生きているので、ママがやってほしいことをやってくれなかったり、やってほしくないことをやってしまったり、とにかく自由です。
子どもにだって自分の意思があるとわかってはいるけど、やっぱり思った通りに進まないとイライラしてしまうママは多いですよね。
子育ては驚きの連続なので、嬉しいこともあれば大変なこともあります。
その大変さが、イライラに繋がってしまうのはよくあるパターンです。
②常に子どもと一緒に過ごしているから
月齢が小さい子どもを育てていると、24時間常に子どもと一緒というママも少なくありません。
自分の時間がなく、子どものペースに合わせてずっと生活をしているとイライラしてしまうのも当たり前ですよね。
筆者も0歳の子どもを育てている時は、24時間常に一緒の状態にイライラが止まりませんでした。
一人になりたくて、数分だけトイレにこもる瞬間が一息つける時間だったことも。
どれだけ愛している子どもでも、やっぱり常に一緒に居るのは辛いものがありますね。
③家族の協力を得られないから
子育てはママが一人でするものという環境になっていると、ママのイライラはさまざまな方面に向いてしまいます。
子どもの自由さにイライラして、協力してくれない家族にイライラして、自分ばかりが我慢しているとイライラしてしまうのです。
ワンオペで子育てを頑張っているママも多いですが、「自分が何にイライラしているか分からないけど、常にイライラしているという状態」という人もいるのではないでしょうか。
④寝不足などでママに疲労が溜まっているから
授乳や夜泣きによる寝不足でママ自身に疲労が溜まっていると、ついイライラしやすくなります。
ちょっとしたことが心に影を落とし、声を荒げてしまうことも。
産後や育児中のママは、体が万全な状態なら受け流せることにも、傷ついて落ち込んでしまいがちです。
イライラが疲労によるものだと自覚しているなら、子どもと一緒にお昼寝をして体力を温存しましょう。
⑤子どもに期待しすぎているから
子育てでイライラしてしまうママの多くは、子どもに期待し過ぎています。
- お片づけくらい言われなくてもできるよね
- 明日の準備は自分でやるのが当たり前
- 何回も言ってるからさすがに覚えるだろう
このように子どもに期待してしまい、できない、うまくいかないとイライラしてしまう悪循環。
子育てでイライラする原因を、無意識のうちに自分の中で作っているのです。
子育てのイライラを解消する5つの方法
子育て中にイライラしてしまうママの多くは、イライラしない自分に変わりたいと思っているはず。
ここからは、子育てでイライラしないための対処法を5つご紹介します。
①子どもに言うことを聞かせようとしない
子どもに自分の言うことを聞かせようとすると、思い通りに動かなくてイライラしてしまうものです。
筆者はまさにこのパターンで、常に「どうして言うこと聞いてくれないの!?」とイライラしていました。
でもある日筆者の母親から、「子どもに言うことを聞かせようとする方が難しい」と言われたんです。
そう、子どもだって一人の人間ですから、子どもなりの考えを持って行動しています。
その日から、「子どもを自分の思い通りに動かすことはできない」と考え方を変えてみました。
すると、すごく心が楽になったんです。
無理して子どもを思い通りに動かそうとするのではなく、どういう考えでその行動に至ったのか、推理する気分で子どもの言動を見てみると、なんだか楽しくなってきますよ。
②失敗するのも経験のひとつ!
子どもが失敗しないように、前もって口を出してしまいイライラするママも多いですよね。
でも失敗しても、それが子どもの経験のひとつになります。
だからなんでもかんでも事前に助けてあげようとするのは、もうやめましょう。
失敗したっていいんです。
大けがにだけ繋がらないように見守ってあげて、子ども自身が学ぶ機会を与えてあげてください。
ママのイライラを解消できて、子どもの成長を促すことにも繋がるはずです。
③疲れを感じたらしっかり睡眠をとる
睡眠不足や体力不足に陥っていると、ちょっとしたことでイライラしやすくなります。
筆者も子どもの夜泣きに悩まされ、頻回授乳で日中は常にフラフラ。
そんな状態で小さな子どもがティッシュペーパーをすべて箱から出してしまった時、自分でも信じられないくらい怒ってしまったこともあります。
今思えば「どうしてあんなことで…」と感じますが、その当時はとにかくイライラを我慢できなかったんです。
子どもが卒乳したことで、夜泣きで起きても夫が寝かしつけてくれるようになると、明らかに筆者のイライラする回数は減りました。
寝不足は、些細なことでもイライラして思考力を奪ってしまいます。
「イライラしやすい」自覚があるなら、まずは充分な睡眠で自分の心と体をゆっくり休ませてあげてください。
④子どもに対してもポジティブな対応を
子育てでイライラしてしまうママの中には、子どものマイナス面ばかりが目についている方もいるはずです。
筆者も同じ経験があり、「片づけをちゃんとしなさい」や「どうしてご飯をちゃんと食べられないの?」とマイナス面ばかりに目を向けて、日々イライラしていました。
でもある日、子どもに注意をすることで、自分自身がさらにイライラしていることに気づいたんです。
それからは、できるだけ子どものいいところに目を向けるように意識を変えてみました。
片づけができない全体を見て注意するのではなく、「人形をちゃんと片づけられたんだね」と伝えてみる。
「ちゃんとやって」ではなく、「ここまでやってくれて、ありがとう」と感謝の言葉を伝える。
できたことは全力で褒めてあげる。
そんな風に自分自身の対応をポジティブに変えたことで、イライラする回数が減り、子どもも自信を持ってお手伝いをやってくれるようになりました。
できていないところばかりに目が行ってしまうママには、小さい頃の子どもの写真を見るのもおすすめ。
成長を感じて、イライラがどこかに飛んで行きますよ。
⑤自分で自分を褒めてあげる
子育てにイライラしてしまうママの中には、自分の子育てに対する自信がない方も多いですね。
「こんな育て方じゃダメ」「こんなママじゃ子どもがかわいそう」と自分を責めてしまう方もいるかもしれません。
でも、子どもを元気に毎日育てているのは、それだけで花まるです。
もっと自分で自分を褒めてあげてください。
甘いものを食べたり、ご褒美に欲しかった服を買ったり、たまには自分をとことん甘やかしてあげましょう。
「天使のように可愛い子どもを、毎日笑顔で育てている」。それだけで、あなたの育児は大成功です。
自分で自分を褒めてあげて、子育てに対するイライラを解消しましょう。
子育てでイライラが止まらない…そんな時はゆっくり深呼吸
子育て中に「イライラしてるな、これ以上子どもの癇癪が続くと怒鳴っちゃうかも」と感じたら、自分を落ち着かせるために自主避難をしましょう。
ドア一枚隔てた隣の部屋や廊下、行く場所がなければトイレでもいいので、子どもから物理的に距離を取ってみてください。(その際、子どもの安全はしっかりと確保することが大切)
距離をとったうえで深呼吸をすると、すーっと気持ちが落ち着くのを感じられるはず。
イライラしている最中は子どもと正面から向き合うのではなく、少し離れて気持ちを整えましょう。
怒鳴る前に心の中でゆっくり6秒数えてみる
ママが子どもに対して怒鳴り続けると、子どもの自己肯定感が下がってしまう原因に。
アンガーコントロールと呼ばれる怒りのコントロール方法の中には、怒鳴る前にゆっくり6秒心の中でとなえるという方法があります。
どうしてもイライラして怒鳴ってしまうママは、このアンガーコントロールを参考にして、イライラをコントロールする方法を学んでみるのもひとつの手ですね。
家族が笑顔で過ごせることを大切に
筆者も毎日のように、子育てでイライラしていたママの一人です。
でもイライラして怒鳴って、子どもが萎縮するような生活は、自分が望んでいるものではないと気づきました。
そして、「家族で笑顔で過ごせることが何よりも大切」と考えるように意識を変えたんです。
そう思うだけで、大抵のことは気にならなくなりました。
今までどうして小さなことで、あそこまで怒っていたのかと疑問に思うほど。
考え方ひとつで、子育て中のイライラは簡単に解消できるんですよ。
休憩が必要かも!子育てストレスのセルフチェック
子育てでイライラしてしまうママの中には、気づいていないだけですでに限界を突破している方もいるかもしれません。
ここからは、今すぐ休憩が必要かわかる「ストレスのセルフチェックリスト」をご紹介していきます。
家族全員にイライラして八つ当たりしていない?
子どもに対してイライラしているだけでなく、夫や両親など家族全員にイライラしている方はいませんか?
これはストレスの危険信号のひとつ。
子育てが原因だったはずなのに、そのイライラが色々なところに飛び火しているのはストレスが溜まっている可能性が高いです。
誰に対してもイライラしてしまうという自覚があるなら、今すぐ家事や子育てを夫に任せて休息を取りましょう。
イライラする自分にイライラしていない?
子育てでイライラしてしまうと、そんな自分にもイライラしてしまいますよね。
でもこの悪循環は、マイナスの感情しか生みだしません。
自分に向けたイライラを解消するのは、子どもや夫へのイライラよりも大変な場合が多いもの。
イライラする自分に対してイライラしているなと感じたら、とことん自分を甘やかして、自分自身のご機嫌をとってみてください。
理由がわからない不安に捉われていない?
- なんだかわからないけど不安
- 理由はわからないが常にもやもや
- 誰に対しても当たり散らしたい
これらの感情がある方は、ストレスフルな状態のサインです。
理由がわからない不安に捉われてしまうのは、自分の未来や方向性が見えていないから。
まずはゆっくりと休んで、夫と家族の未来について話し合ってみるのもおすすめです。
足元で糸が絡まっているなら、まずはひとつずつ丁寧にほどいていきましょう。
そうすることで、漠然とした不安の原因を取り除いていけるはずですよ。
まとめ:子育てでイライラするのは当たり前!
違う人間同士がずっと一緒に過ごしていて、自分のペースで生活できないのですから、親子でもイライラするのは当たり前です。
イライラする自分を責めてしまうと、さらに違うイライラを招いてストレスを溜め込んでしまいます。
「子育てでイライラするのは当たり前、このイライラをどうやり過ごそう」と考え方を変えるだけで、今よりもずっと心が楽になるはず。
イライラしてしまう自分を責めるのではなく、イライラしないためにはどう考えたらいいのかと、イライラとポジティブに向き合ってみてください。