できれば進んでお片づけをする子になってほしい……
多くのママが抱く願いですよね。
洗濯や掃除など毎日の家事に加え子どもが遊んだおもちゃを片づけなければならないのは、ママにとって負担です。
子どもがまだ1歳や2歳なら「片づけさせるのはかわいそうかも」と思うママもいれば、子どもが5歳や6歳なら「もうすぐ小学生なのにまだ片づけられない!」と思うママもいます。
子どもは何歳から片づけられるようになるのでしょうか?
今回は、“子どもが片づけられるようになる年齢と習慣化するための方法” をお伝えします。
このようなお悩みは、 年齢に合った片づけ方や工夫を知ることで解決します。
何歳でどのようなお片づけを始めたらよいのかを知ることで、これからの子育てを楽にしていきましょう。
目次
片づけの習慣付けは1~2歳から始めよう
1歳や2歳は、大人からの声かけで言葉がぐんぐん増える頃です。
「まだ小さいから言ってもわからない」と思わず、おもちゃを持って歩くようになったら片づけを始めるチャンス。
片づけを習慣化するためのファーストステップをサポートしてあげましょう。
1歳頃から親のマネを始める
小さい子どもは、親や年上の子どものマネをしたがります。
まずは親が片づける姿を見せるところから始めましょう。
ママが「おもちゃをないないしようね」と言いながら片づけると、マネしておもちゃを箱に入れるかもしれません。
マネしなくても、興味を持っている様子が見られたら「一緒にやってみる?」と誘ってみてください。
また、普段から食器を食器棚に戻す姿や資源ゴミをまとめる姿をあえて子どもに見せるのも効果的。
部屋がキレイになると気持ちがいいことを教えてあげてくださいね。
「片づけたくない」のではなく「片づけ方がわからない」
1〜2歳の子どもが片づけないのは、拒んでいるのではなく意味がわかっていないことが多いです。
おもちゃを別の場所へ移動すること、見えないところに隠すことと間違って覚えていることもあります。
「自分が遊んだものを自分で片づける」「遊び終わったらもとの場所に戻す」のが正しいお片づけではありますが、2歳でもまだ難しいといわれています。
ママが声をかけながら一緒に片づけることで、子どもは少しずつ学んでいくでしょう。
まずは1つの箱に入れるところから始める
お片づけのファーストステップでは、おもちゃを大きめの箱に入れられたら成功とみなしてOKです。
「お片づけできたね」「お部屋がキレイになったよ」と褒めてあげましょう。
まだパーツの細かいおもちゃがなく、数も少ないうちにスタートできるとよいですね。
子どもが一人で片づけられるようになるのは3~4歳から
3〜4歳頃の子どもたちは、保育園や幼稚園で自由遊びのあとにおもちゃを片づけているはずです。
とはいえ、保育園や幼稚園では片づけるのに家ではまったくやらないという声も聞きます。
できるのにやらないのは、習慣化されていないから。
3歳・4歳から家での片づけを習慣化する方法をお伝えします。
ルールや規則を理解できる
3〜4歳になると、保育園・幼稚園での規則やゲームのルールなどを理解できるようになります。
遊びが終わったらおもちゃを片づける・食事の前には片づけるなどのルールも守れるようになるということです。
ルールは、子どもに合ったものや収納に合ったものが必要です。
子どもと相談しながら、以下のようなルールを作ってみてくださいね。
手先が器用になる
個人差はありますが、3歳くらいから手先が器用になり折り紙を折ったりハサミを使って工作したりできるようになります。
自分で着替えられるようになったら、洋服の片づけを習慣づけるチャンスです。
子どもの洋服専用の収納を用意し、しまってもらいましょう。
たたむのが難しいようであれば、ママがたたんでから渡すかハンガーラックを用意するのがおすすめです。
最初は洋服をハンガーにかけるのも難しいかもしれませんが、やりたがるようであれば時間がかかっても見守ってあげてくださいね。洋服をたたみたがる場合も同様です。
親の手伝いができるようになる
3〜4歳頃になるとできることが増え、大好きなママ・パパの役に立ちたい気持ちがいっそう高まります。
買い物の際に少しだけ荷物を持ってもらう・ごはんをよそってもらうなどのお手伝いができるようになったら、片づけを習慣づけるタイミングです。
子どもがおもちゃや洋服を片づけたら「部屋がキレイになってうれしい」「ママ助かるな」と伝えてみてください。
片づけが好きになるための大事なステップになるでしょう。
5~6歳からでも片づけ習慣は身につく
5歳や6歳からでも、片づけ習慣は身につきます。
おもちゃだけでなく文房具や学用品が増える時期でもあるため、チャンスは多いですよ。
子ども部屋や机の上が散らかっていると学習の妨げになることもあるため、この時期に習慣づけてあげたいですね。
朝の身支度が一人でできるようになる
保育園や幼稚園に通ううち、朝の身支度を含め生活面のほとんどのことは自分でできるようになります。
その延長で、自分で使ったものは自分で片づける・自分の服は自分でたたむよう促し、自立心を刺激しましょう。
自分で片づける意欲が見えたら、「片づけて」と言わずにしばらく待つ、子どもの服だけピックアップしてまとめておくなどして見守ることがポイント。
すぐに取り掛かるそぶりが見られなくても、急かさず任せることが大切です。
小学校入学は一気にモノが増えるタイミング
小学校に入学すると学用品や毎日のプリントでモノが増えるため、片づけを習慣づけるチャンスです。
きちんと片づけなければ忘れ物が増える・大事な物を紛失しやすくなるなどのデメリットを伝え、やる気を引き出してあげましょう。
机の上だけでなく、学校の引き出しやランドセルも整理できるようになるとよいですね。
大事なものと不要なものに分別できる
5〜6歳になると、大事なものと不要なものに分けられるようになります。
定期的に声をかけ、不要なものは処分するか人に譲るか話し合いましょう。
子どもなりの理由があるため、大人が勝手に不要と決めつけて捨ててしまうのはあまりよくありません。
収納には限りがあることを伝えた上で、分別させてあげてくださいね。
片づけ習慣は何歳までに身につけるべき?
片づけ習慣は何歳になっても身につけられるものなので、心配はいりません。
成長に合った方法で少しずつ習慣づけてあげましょう。
ただし、あれこれ試してみても身につく様子が見られないのであれば、収納方法や片づけ方を少し工夫する必要があるかもしれません。
片づけを習慣化する方法や成功に導く子どもへの声かけを学べる場所があることをご存じでしょうか?
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何歳からでも間に合う!片づけを習慣づける7つのコツ
片づけの習慣化は、何歳からでも間に合います。
ですが、ただ待っているだけでは何も身につきません。
大人が片づける姿を見せながら、子どもが片づけやすい収納環境を整えてあげましょう。
大切なのは、子ども目線で整えることと、成長に合わせること。
具体的にどうしたらよいのか、7つのコツをご紹介します。
- おもちゃの収納は遊び場所から近いところに用意する
- おもちゃの分類は成長に合わせて変える
- 服もおもちゃも「ゆとり」を持たせる
- 遊びの中にお片づけを組み込む
- 親も「詰め込むお片づけ」を卒業する
- 部屋が片づくメリットを伝える
- 子どもが自発的に片づけ始めたら口を出さない
①おもちゃの収納は遊び場所から近いところに用意する
子どもが小さいうちは、家事をしながら見守りやすいリビングで遊ばせることが多いですよね。
その場合はリビングの一角をおもちゃ収納にすると片づけやすくなります。
離れていると一つ一つ運ぶだけでも面倒です。
大人でも大変と感じるなら、子どもならなおさらでしょう。遊びの延長でさっと片づけられるスペースを確保することがポイントです。
②おもちゃの分類は成長に合わせて変える
おもちゃは細かく分類した方が遊ぶときに探しやすいものですが、小さいうちは片づけにくいのがデメリット。
まずはさっと片づけられるようにざっくり分け、成長しておもちゃが増えるタイミングで小分けにしていくとよいでしょう。
以下の例を参考に分類してみてくださいね。
成長に合わせるのはもちろんですが、子どもの好みや遊ぶ頻度に合わせて分類するのもおすすめです。
③服もおもちゃも「ゆとり」を持たせる
おもちゃも絵本も洋服も、収納に「ゆとり」がなければ上手に片づけられません。
いずれも成長とともに増え続けるものです。収納スペースを広げるかモノを減らすかのどちらかを選び、常にゆとりを持たせられるようにしましょう。
ゆとりがあればポンと入れるだけで片づけが完了します。
取り出しやすく探しやすくもなるため、ぜひ収納ボックスを見直してみてくださいね。
④遊びの中にお片づけを組み込む
遊びをなかなかやめられない子には、片づけを遊びの延長に位置づける方法が効果的です。
子どもにとって片づけは、楽しい遊びの終わりを意味します。
盛り上がった気分に水を差されたように感じ、「片づけ=嫌なもの」と認識してしまうこともあるでしょう。
負けず嫌いな子には競争を、消防士や警察官、ヒーローに憧れている子には任務を、物語が好きな子にはストーリーを提案するとよいですよ。
⑤親も「詰め込むお片づけ」を卒業する。
ゲーム感覚で片づけを始めると楽しい気分が持続します。
例えば、以下のような方法がおすすめです。
急な来客に慌てて、リビングの物をクローゼットに押し込んだ経験はありませんか?
よく聞く話ではありますが、子どもがそのようなシーンばかり見て育つと、それがお片づけだと学んでしまいます。
親も普段から習慣的に片づけ、家の中をすっきりさせることも大切です。
クローゼットに押し込んでしまっているかも……と自覚のある方は、ぜひ「家庭力アッププロジェクト®︎」のセミナー&説明会に参加してみてくださいね。
⑥部屋が片づくメリットを伝える
物がなくならない・広いスペースで遊べる・キレイだと気持ちがいいなどのメリットは、小さな頃から伝えるのも1つのコツです。
「片づけたら物が見つけやすくなったね」「お部屋が広く使えるね」のようにさりげなく声をかけるだけで十分です。
ママのうれしそうな笑顔を見て、片づけにはメリットがたくさんあると学ぶでしょう。
ママが「片づけて!」と怒ってばかりでは、片づけにネガティブなイメージを抱いてしまいます。
仕方なく片づけるのではなく、気持ちよく過ごしたいから片づける子になってほしいですよね。
⑦子どもが自発的に片づけ始めたら口を出さない
何歳でも、子どもが自分から片づけようとする瞬間が見られます。
そんなときにママに求められるのは、子どもなりの片づけ方を見守ることです。
正しい収納方法ではなかったとしても、大人が口や手を出してしまうとモチベーションを下げてしまう可能性があります。
子どもが一時的にでも自発的な片づけをしたら、「一人でできたね!」「すごいね、ママびっくりしたよ」と褒めてあげましょう。
達成感が得られ、自己肯定感がアップするはずです。
うまく片づけられなかった場所は、後日でよいので収納しやすくなるように工夫してみてくださいね。
片づけ習慣をなるべく早く身につけてイライラから卒業しよう
片づけの習慣化は何歳からでも遅くありませんが、早ければ早いほど身につきやすいのは確かです。
子どものおもちゃや洋服の片づけでイライラしたくないママは、ぜひ紹介したコツを試してみてくださいね。
何歳からでも間に合うのは、子どもに限った話ではありません。
大人になってから学び始める人もたくさんいます。
片づけが苦手なママには、子どもに教えながら自分も正しい片づけ方を身につけることをおすすめします。
正しい片づけが習慣づくと、家族にイライラしたり自己嫌悪に陥ったりすることが減り、夫婦関係や子育てなどの家庭の悩みが解消されることが望めます。
ひいては主婦としての自信を取り戻すことでご自身のキャリアやプライベートまで良い影響が期待できるのです。
子どもと一緒に片づけの習慣化を学びたい方は、「株式会社 Homeport 代表」兼「お片づけ習慣化コンサルタント」である西崎彩智が主催する「家庭力アッププロジェクト®︎」のセミナー&説明会にお越しください!子どもへの声かけも学べますよ。
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ご自身はもちろん、仲間の部屋が片づいていく過程を共に支え合い、応援しながら片づけていくので片づけきった瞬間は、本当に感動溢れる時間となりますよ。
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