汚れていく水回りや溜まっていく埃に気付いていながら「今はめんどくさいから」「時間がないから」と、掃除を後回しにしてしまうことはありませんか。
そんなことを繰り返すうちに手のつけようがなくなって、仕方なく汚い家に住み続けている人もいるでしょう。
しかし、汚い部屋を放置し続けると心身にさまざまな悪影響が及びます。
たとえば、次のような状態に心当たりはありませんか。
- イライラしてばかりで家族とうまくいかない
- 仕事に集中できずケアレスミスを繰り返してしまう
- 自分に自信が持てない
もしもどれかひとつでも当てはまるなら、その根本的な原因は見て見ぬふりをし続けている汚い部屋にあるかもしれません。
とはいえ、悪影響があるとわかっただけで掃除をはじめられたら苦労しませんよね。
実は、人が掃除を「めんどくさい」と感じる背景には5つの心理があります。
この心理を知り心の働きと上手に付き合えるようになれば、めんどくさくて仕方がなかった掃除と向き合い、新しい生き方を手に入れることができるでしょう。
この記事では、“「掃除がめんどくさい!」から抜け出す具体的なコツ” もお伝えします。掃除に振り回される自分とさよならしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではさっそく、掃除がめんどくさいと感じる5つの心理をチェックしていきましょう。
目次
掃除がめんどくさいと感じる5つの心理

「掃除がめんどくさい」から抜け出すためには、なぜめんどくさいのかを知り適切に対処することが大切です。ここでは、掃除がめんどくさいと感じる5つの心理を紹介します。
①やりたくないのでやる気が起きない
- どう掃除すればいいのかわからない
- 掃除をしても汚れが落ちない
- 掃除をしたはずなのに部屋がスッキリしない
せっかく手間と時間をかけて掃除に取り組んでも、上記のように達成感が得られないと、人は「労力に見合わない」と感じます。
するとやりたくない気持ちが勝るため、やる気につながりません。
②やるべきことが多すぎて後回しになる
「仕事や育児に追われて、掃除はいつも後回し」という経験はありませんか。
やるべきこと(=タスク)は大抵以下の4つのどれかに当てはまります。

掃除は「2」に分類されるパターンが多いです。
「2」のタスクは仕事や育児・料理や洗濯といった家事に比べて、緊急性が低いので後回しになりがちです。
その結果「掃除までやるのはめんどくさい」「また今度やればいいか」と、先延ばしするパターンを繰り返している可能性があります。
③心と身体が疲れ切っている
心と身体が疲れ切っているときは、掃除を「めんどくさい」と感じます。掃除をするためのエネルギーが、嫌なことやストレスによって消費されてしまうからです。
また、エネルギー不足のときは部屋が荒れがちです。ただでさえ気力がないのに、いつもより掃除に手間がかかるため「めんどくさい」と感じます。
④これまでの失敗経験から「どうせ」思考に陥ってしまう
これまで多くの失敗や挫折を経験してきた人は、掃除に対しても「どうせ」思考になりがちです。
- どうせ今日も片づかない
- 片づけてもどうせすぐに散らかる
- 部屋をきれいにしたくてもどうせ理想通りにならない
こうした「どうせ」思考によって失敗するイメージが浮かぶため、掃除をはじめる前から「めんどくさい」と感じます。
⑤現状を保とうとする
「変わりたいのに変われない」と悩んでいる人は、現状維持バイアスが働いている可能性があります。
現状維持バイアスとは、無意識のうちに今の状態を保とうとする心理です。
人は変われば幸せになれるとわかっていても、今の状態を失うこと(変化すること)に恐怖を感じるようになっています。
「掃除がめんどくさい」と感じる裏には、実は「掃除をして自分や環境が変わってしまうことへの恐怖」が隠れているかもしれません。
完璧主義ほど部屋が汚い?掃除が嫌い・苦手な人の特徴5選

掃除が嫌い・苦手と感じる人の多くには、共通する特徴があります。ここでは、掃除ができない人に多い5つの特徴を紹介します。
①完璧主義
「完璧主義者」と聞くと、掃除が得意なイメージがあるかもしれません。
しかし、掃除が嫌い・苦手だと感じるタイプに多いのは、意外にも完璧主義な人です。
完璧主義な人は物事を0か100かで捉える傾向があります。100%きれいな状態以外は自分の努力や成果を認められないため、掃除が「できない」「苦手」と思い込んでいる人もいます。
②衝動買いが多い
掃除が苦手で部屋が散らかってしまうタイプには、衝動的に買い物をしてしまう人も多いです。
「欲しい」と思ったら後先考えずに購入してしまうので、いらないモノが増えるだけでなくお金の面で困ることもあるでしょう。
衝動買いは手っ取り早く欲求を満たしてくれるため、一時的には「すっきりした」「より豊かになった」と錯覚するかもしれません。
しかし、根本的な解決ではないため、満たされないと感じるたびに衝動買いを繰り返すことになります。
③問題を先延ばしにする
問題を先延ばしにするクセがあると「今は捨てるモノを決められない」「余裕がないからまた今度」と理由をつけて、掃除を先送りしがちです。
散らかったモノをとりあえず見えないところに押し込んで、一時的に「きれいになった」と自分を誤魔化す人もいます。
④気が散りやすい
気が散りやすい人は、掃除の途中でもほかのことに気をとられてしまいます。
掃除をしていたはずなのに気付いたら「本を読んでいた」「SNSを見ていた」といった具合に、掃除以外のことに熱中してしまうケースも珍しくありません。
⑤さみしがりや
さみしさを紛らわせるために、無意識のうちにモノやゴミを溜め込んでしまう人もいます。
「きれいな部屋だと落ち着かない」「散らかっているほうが落ち着く」という人は要注意。
もしかしたら、自分でも気付かないうちに心の隙間をモノで埋めようとしているかもしれません。
掃除がめんどくさい人が抱えがちなトラブル4選

「部屋は心をうつす鏡」といわれています。
つまり、部屋が汚いときは心に何かしらの問題を抱えている可能性が高いといえるでしょう。
心の問題を放置していると、さまざまなトラブルを招く恐れがあります。
ここからは「掃除がめんどくさい」と感じる人が抱えがちな4つのトラブルを紹介します。
①人間関係のトラブル
部屋が汚い人は以下のような対人関係のトラブルを抱えがちです。
- イライラして周りに八つ当たりしてしまう
- 急な来客に失礼な対応をしてしまう
- 家族から「どうしてできないの」「だらしない」と責められる
こうした悪循環に陥ると「悪いのは全部わたし」「わたしなんていないほうがマシ」と、自分の存在価値を感じられなくなります。
②仕事上のトラブル
部屋が汚いときは、頭の中も散らかった状態です。
- 物事を整理して考えられない
- ミスばかりしてしまう
- 大切なモノが見つからない
上記のような状態が続き、職場に居づらくなることもあるでしょう。周囲の目を気にして緊張状態が続くため、心も身体も疲れ切ってしまいます。
③健康上のトラブル
不衛生な部屋は、アレルギーや食中毒を引き起こすリスクがあります。
また、汚れた部屋はストレスの一因です。疲れがとれない、ネガティブ思考になるなど、心身に悪影響が及ぶ可能性もあるでしょう。
④金銭上のトラブル
部屋が散らかっていると、お金の管理も雑になります。
- 何にいくら使っているのかわからない
- 気付いたらお金が足りなくなっている
- 収入はあるのに貯金ができない
上記のような状態に陥りやすく、経済的な不安を抱えることが多いでしょう。手元にお金がないときには、安易にカード払いやリボ払いを選択してしまうこともあり、あとで後悔するはめになります。
「掃除がめんどくさい」を解消する4つのコツ

掃除が重要だとわかっても、それだけで掃除ができるようになったら苦労しませんよね。
めんどうな掃除と楽に向き合うには、コツが必要です。
ここでは「掃除がめんどくさい」を解消する4つのコツをお伝えします。
①「捨てる」「片づける」「掃除」をわけて考える
掃除がめんどくさいと感じる人は、掃除を複雑に捉えているかもしれません。
本来、掃除とは「汚れや乱れを取り除く行為」です。
掃除がめんどうな人の多くは、実は掃除以前の「捨てる」「片づける」でつまずいて、やる気を失っているパターンが多いです。
掃除を楽に継続するためには、まず「捨てる」「片づける」をクリアして習慣化する必要があります。
また、ひとつひとつのステップを分けて考えることで、つまずきの原因がわかり対処しやすくなるメリットもあります。
②掃除を習慣化する
「掃除=特別なこと」と捉えていませんか。
掃除を挫折してしまう人の多くは、汚れた箇所を一気にきれいにしようとする傾向があります。
「今日こそ掃除をしよう」と決意してもやり遂げられないのは、範囲が広すぎるからです。
日頃から掃除を習慣化することで、掃除の負担を分散・軽減できます。
掃除を習慣化するためには「ついで掃除」がおすすめです。
たとえば、次のように普段からよくしている行動とセットにすると習慣化しやすいでしょう。
③ストレスの原因に対処する
ストレスによって掃除が手につかない場合は、原因を取り除くことを優先しましょう。
また、適切な休息をとったり心や身体を整えたりして気持ちに余裕ができると、掃除と向き合う余力がうまれます。
④プロから掃除の仕方やマインドを学ぶ
お掃除のプロに “掃除のやり方”や “掃除との向き合い方”を学ぶ方法もあります。
実は、多くの人は「掃除の正しいやり方」を知りません。
何度トライしてもうまくいかないのは、親のやり方やテレビや本などから得た知識を参考に「なんとなく」掃除をしているからです。
正しいやり方さえ習得できれば、誰でも掃除の習慣が身につき、心地よい空間での暮らしが手に入るでしょう。

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毎回すぐに残席がなくなりますのでご注意ください。
「掃除がめんどくさい」から卒業してきれいな部屋と理想の生活を手に入れよう!

「掃除がめんどくさい」から抜け出すためには、その心理を知り適切に対処していくことが大切です。
掃除を後回しにして家の中がどんどん汚くなると、精神的に不安定になり、人間関係や仕事にも悪い影響が及びます。
「家庭力アッププロジェクト®︎」では「株式会社 Homeport 代表」兼「お片づけ習慣化コンサルタント」である西崎はじめスタッフや卒業生メンバーが、受講生の方々を45日間かけてお片づけを習慣化していけるようサポートしていきます。
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