「毎日の家事に追われて、自分の時間がまったくない……」
そんなふうに感じている方は、決して少なくありません。
総務省の「社会生活基本調査」(2021年)によると、共働き世帯の女性が家事に費やす時間は1日平均約2時間34分。男性はわずか約31分と大きな差があります。
忙しく時間が限られている共働き夫婦にとって、家事の効率化は課題ですよね。
毎日やらなきゃいけない家事だからこそ、効率化できると効果は大きいと思いませんか?
この記事では、家事の効率化に悩む方に向けて、今日から実践できる13の方法を「やめる・任せる・仕組み化する」の3つの視点で紹介します。
ただし、効果が出る家事の効率化のためには、ママだけが頑張っても難しいので家族の協力が必要です。
パパや子どもを巻き込みながら、家族全員でゆとりのある暮らしを目指しましょう。
お片づけ習慣化率97%家事の効率化とは?「手抜き」ではなく「仕組みづくり」
家事の効率化とは、家事の質を下げずに、かかる時間と手間を減らすことです。
「手抜き」と思われがちですが、本質は無駄な工程をなくす「仕組みづくり」にあります。
たとえば、毎朝10分かけていた洗濯干しを乾燥機に任せれば、その10分を朝食の時間や子どもとのコミュニケーションに充てられます。
効率化は「やらない」のではなく「やり方を変える」こと。この視点を持つだけで、家事との向き合い方が大きく変わります。
家事を効率化するメリット|時間・心・家族関係が変わる

家事の効率化ができればどうなると思いますか?
時間的にも、精神的にも余裕が生まれます。
家事が効率化された分、空き時間ができるからです。
朝の忙しい時間に洗濯物を干してから出かけるとなると、余裕がなく忘れ物も多くなりがちです。
そこで家事が効率化されて、前日の夜に洗濯干しが終わっていれば、朝は余裕をもって準備できるので忘れ物もなくなり、精神的な余裕まで生まれます。
さらに、家事の効率化は家族関係にも好影響を与えます。
イライラが減ることで夫婦間のコミュニケーションが穏やかになり、子どもに対しても心の余裕をもって接することができるようになります。
家事の効率化によって生まれるメリットは、大きく3つに分けられます。
メリット①:自分の時間が生まれる
家事を効率化できて、子どもが寝たあとに家事をしなくてよくなれば、自由な時間を過ごせます。
自分の好きな本を読んだり、夫婦でお酒を飲んだりして明日も働く活力を補えるでしょう。
1日30分の家事時短ができれば、1か月で約15時間、1年で180時間もの自由時間が生まれる計算になります。
メリット②:心の余裕が生まれてストレスが軽減する
家事に追われる毎日が続くと、「なんで自分ばかり」という不満がたまりやすくなります。
効率化によって家事のストレスが軽減されると、気持ちにゆとりが生まれ、家族への接し方も変わってきます。
メリット③:家族との時間が増え、関係が良くなる
家事の効率化で空いた時間を家族と過ごすことで、子どもとのコミュニケーションが増えたり、夫婦の会話が充実したりします。
「家事が終わらないから遊べない」ではなく、「家事は終わったから一緒に遊ぼう!」と言えるようになるのは、家族にとって大きなプラスです。
>共働きで家事をしない旦那を放置してはいけない!理由や末路、対策を解説
>仕事と家事の両立は無理?ストレスを溜めない疲労・負担軽減のコツ
「家事を効率化したい」と思う4つの理由|あなたはどのタイプ?

家事を効率化させたいけど、なぜそのように思うのか?
理由を深掘りして、自分自身で「効率化させたい理由」をしっかり確認しましょう。
理由をはっきりさせると「効率化させてどうしたいのか」がわかってきます。
人によって効率化させたい理由には違いがあるはずです。
見える化すると方向性がわかり、取り組みやすくなります。
- 家族と過ごす時間の確保
- 自分のために時間を使いたい
- ゆっくり寝たい
- 家事をしっかりやりたい
理由に沿った効率化のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
①休日に子どもや家族と過ごす時間を確保したい
家事を効率化させることで、休日に子どもや家族とゆっくり過ごしたいというママさんもいます。
なのに休日に家事が溜まってしまうのは、平日に家事をやり切れていないからです。
どうしてもやらなければいけない明日や食事の準備を優先して、お片づけなどは週末に持ち越しになりませんか。
平日は、パパも仕事なのであまりお手伝いは期待できないケースもあります。
- 家族とゆっくり過ごしたい
- 溜まった家事をやりたくない
こういった時間を取りたいのであれば、次の章で説明する内容を参考に、やるべき家事を絞ったり家電の力を借りたりして、なるべく週末に持ち越さないようにしましょう。
それでも持ち越してしまった家事については、パパに協力してもらって分担して乗り切りましょう。
パパと休日がズレる方は、それぞれの休日にやるべき内容を決めておけば、1日中家事に追われる必要がなくなります。
>家事をしたくない時はどうすればいいの?7つの対処法で気持ちを上向きに♪
②自分磨き・自己実現にも時間を使いたい
共働きしていると、平日は家事と子育てで時間が取れない。
自分のために時間を使いたいから、家事を効率化させたいと考えるママさんもいるようです。
そういったタイプの方は、毎日決まった自分の時間を取れるよう工夫しましょう。
- ストレッチやエクササイズする10分の時間も取れない
- スキルアップの勉強の時間なんて全然確保できない
このような悩みをおもちのママさんは、自分のために使う時間を決めてしまいましょう。
毎日、少しでも自分の時間が確保できると、共働きで疲れた自分へのリフレッシュの時間になるのでおすすめです。
とにかく、その日の家事が終わっていても終わらなくても、この時間はコレをする!と決めておくとその時間までに家事を終わらせる習慣がついてきます。
③ゆっくり寝たい
- とにかくいつも眠い
- ゆっくり寝たい
- 寝かしつけで寝落ち
これは、とくに子どもが小さいママさんに多い悩みではないでしょうか?
共働きで働いていると、本当に時間が足りなくなってしまい、寝る時間を削るときもありますよね。
このように、共働きで働いていて寝る時間が確保できていない方は、たとえ家事は終わっていなくても、とにかく寝る時間を確保するようにしてみてください。
早く寝たいけど、明日の準備をしてからじゃないと寝られない状況が続くと、寝不足になってしまいます。
寝不足だと、家事も仕事も効率が落ちてしまいます。
この場合は、「家事の効率化が~」と言っている場合ではなく、とにかく睡眠を優先しましょう。
④疎かになっている家事をなんとかしたい
家事を効率化したいのは、今の状態ではダメだと思っているからではありませんか?
共働きで、家事や子育てに忙しいと時間がなくて家事が疎かになり、
- 部屋が汚くてイライラする
- 今の状態をリセットしたい
- 家に誰も呼べない
- 家事ができない自分が嫌だ
このように思っていませんか?
最低限の家事をこなしていると、お片づけって疎かになりがちです。
お片づけって、気にしないようにすれば過ごせてしまうので、結局後回しにしてしまうのです。
気にしないようにすれば、お片づけはやらなくてもよい家事かもしれません。
一方で、片づけられていない状態を気にしないようにするのって、なかなか難しいのです。
子どものお友達も家に呼ばなくなってしまいます。
家事を効率化させるのに、部屋の片づけってとても重要なのです。
片づけがしっかりできれば、家事の効率化につながり、共働きの忙しいママにもゆとりの時間が生まれます。
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お片づけ習慣化率97%家事を効率化する前にやるべき3つの準備
準備①:家事の「見える化」をする
まずは、自分が普段どんな家事をしているか、すべてリストアップしてみましょう。
紙やスマホのメモに、朝起きてから寝るまでに行った家事を1週間記録すると、「こんなにやっていたのか」と驚くはずです。
見える化することで、効率化できるポイントが明確になります。
準備②:家事の優先順位をつける
リストアップした家事に対して、「毎日必須」「2〜3日に1回でOK」「週1回で十分」のように頻度別に分類しましょう。
すべてを毎日完璧にこなす必要はありません。優先順位をつけるだけで、気持ちがぐっと楽になります。
準備③:家事にかかっている時間を計測する
各家事にどのくらい時間がかかっているか、大まかにでも把握しておきましょう。
「意外と洗濯干しに20分もかかっている」「食器洗いは実は10分で終わる」など、時間の使い方のクセが見えてきます。
時間がかかっている家事ほど、効率化したときの効果が大きくなります。
家事を効率化する13の方法|「やめる・任せる・仕組み化」で実現

まず、動作を1つ短縮して家事を効率化しても、得られる時間は数分です。
そのため、家事を効率化してしっかり時間を確保したいなら、パパや子どもを巻き込んで一緒に家事をするのが大切です。
ここでは、家事を効率化するための具体的な方法を「やめる」「任せる」「仕組み化する」の3つの視点から、合計13個紹介します。
すべてを一度に実践する必要はありません。1つずつ取り入れてみてください。
【やめる】不要な家事を手放す
方法①:やるべき家事を絞る
本当にやるべき家事を絞って、それに集中するようにしましょう。
必要のない家事はやらなければ、効率化につながります。
たとえば、アイロンがけはしなくてもいいように、「形態安定シャツを利用する」「ハンカチは干すときに形を整える」など、ひと手間でなくせる家事を見直してみてください。
洗濯物を畳む作業も、「家族ごとの専用ボックスを用意して畳まず入れるだけにする」というように、家族の同意が得られれば、やらなくてもOKの家事もあります。
方法②:「完璧」をやめて「70点」を目指す
上位記事で多く言及されているポイントとして、「完璧主義をやめる」ことがあります。
毎日の料理を一汁三菜にしなくても、家族が健康でいられれば十分です。掃除も毎日すべての部屋をピカピカにする必要はありません。
「今日はここだけ」と割り切って、70点でOKと自分に許可を出しましょう。完璧を手放すだけで、家事の負担はぐっと軽くなります。
方法③:やらない家事リストを作る
「やることリスト」だけでなく、「やらないことリスト」も作ってみましょう。
たとえば、「三角コーナーは置かない(その都度ゴミ袋に入れる)」「バスタオルはやめてフェイスタオルに統一する」など、やめても困らないことは意外と多いものです。
やらない家事を決めることで、「やらなきゃ」のプレッシャーから解放されます。
【任せる】家族・サービス・家電にお願いする
方法④:役割分担を決める
家事を効率化したいとき、家事をする人数が増えれば家事も早く終わります。
そのため、家事の役割分担を決めて、早く家事を終わらせてしまいましょう。
たとえば、食器洗いは難しいけど、食器をしまうのは子どもにお願いしてみるのもいいですね。
このように役割分担を決めて、それぞれ責任をもってやってもらうとママの負担も減り、家事も効率化できます。
役割分担を決めるときは、紙やホワイトボードに書き出して家族全員が見える場所に貼っておくのがおすすめです。「見える化」することで、「自分の担当」という意識が生まれます。
方法⑤:家事の外注を検討する
パパや子どもに協力してもらっても家事の負担が大きいなら、家事代行サービスを検討してみるのもよいでしょう。
家事代行サービスでなくても、食事作りにミールキットを利用したり、買い物にネットスーパーを利用したりすると家事を効率化できます。
2026年現在、家事代行サービスの相場は1時間あたり3,000〜5,000円程度。週1回2時間の利用で月額約2.4〜4万円が目安です。
まずは月1回のスポット利用から試してみて、費用対効果を確認するのがよいでしょう。
方法⑥:家電の力を借りる
結論、使える家電の力はどんどん使うのが正解です。
代表的な時短家電は、食洗機、ロボット掃除機、洗濯乾燥機、ほったらかし調理家電などがあります。
2026年時点で特に注目されている時短家電をまとめました。
- 食洗機:据え置き型なら工事不要で導入しやすい。1回の食器洗いで約15分の時短に
- ロボット掃除機:水拭き対応モデルや自動ゴミ収集機能付きモデルが主流に
- 洗濯乾燥機:ドラム式なら干す・取り込む作業が不要。1日あたり約30分の時短
- 電気圧力鍋・ホットクック:材料を入れてボタンを押すだけ。調理中に他の家事ができる
- スマートスピーカー:声だけで家電操作、タイマーセット、買い物リスト管理ができる
さらに、ロボット掃除機が家中を走り回れる環境が整っていれば、どんどん家事の効率化は進みます。
使える家電の力はどんどん使うようにして、家事を効率化させましょう。
方法⑦:「名もなき家事」に名前をつける
「名もなき家事」という言葉をご存じですか?
名前もついていないような家事をママがやっているのに、パパや子どもは気づいてくれません。
では、「名もなき家事」にはいっそ名前をつけてしまいましょう。
たとえば、ペットボトルのラベルをはがす作業は「はがし隊」、シャンプーの詰め替え作業は「詰め替え隊」など、家族の中でだけ共有できる名前をつけます。
共働き家庭では、家族で協力するのが大切なので「家族だけに通じる名のある家事」で結束力を高めましょう。
方法⑧:ネットスーパー・宅配サービスを活用する
買い物にかかる時間は、移動を含めると1回あたり30分〜1時間にもなります。
ネットスーパーや食材宅配サービスを活用すれば、スマホで注文して自宅に届けてもらえるので、買い物の時間を大幅にカットできます。
重い荷物を運ぶ必要もなくなるので、体力的にも楽になるでしょう。
【仕組み化する】家事が自然と回る環境をつくる
方法⑨:家事をルーチン化する
毎回、どの家事からしようかな?と考えていたら時間がかかってしまいますよね。
そこで、ルーチン化させておくと、考える必要がなく家事の効率化につながります。
朝起きたら、「まずはフローリングにワイパーをかけてから、トイレ掃除をする」など毎日やる内容をルーチン化すると、寝起きで頭が働いていない状態でも習慣で動けます。
月曜日は玄関掃除、火曜日はトイレ掃除など曜日ごとに家事を決めておくのも有効です。
ルーチン化のコツは、「朝・夕・寝る前」のように時間帯ごとにやることを決めること。スマホのリマインダー機能を使えば、習慣化しやすくなります。
方法⑩:収納と動線を見直す
家事の効率は、収納場所と生活動線に大きく左右されます。
「使う場所の近くに収納する」のが基本原則です。たとえば、洗剤は洗濯機の横に、ゴミ袋はゴミ箱の近くに、食器は食洗機のすぐ上の棚に、といった具合です。
物を取り出す→使う→しまうの動線が短いほど、毎日の家事が楽になります。
方法⑪:「ながら家事」で時間を有効活用する
テレビを見ながら洗濯物をたたむ、お湯を沸かしている間にシンクを拭く、など「ながら家事」も効率化のポイントです。
ただし、集中力が必要な作業(料理中の火の管理など)は「ながら」に向いていないので注意しましょう。
「待ち時間」が発生する家事と、短時間で終わる家事を組み合わせるのがコツです。
方法⑫:家事と育児を同時にやらないようにする
家事をしながら子どもの相手をしていたら、マルチタスクで大変ですよね。
同時にやろうとすると片方が疎かになってしまうので、なるべく家事と育児は同時にやらないようにしましょう。
パパがいるときなら子どもの相手をパパにお願いしたり、パパがいない時は一時的にYouTubeやテレビの力を借りたりすると家事を進めやすくなります。
食事を作る時間だけなどと、割り切って効率よく家事をして、食事のときはゆっくり子どもの話を聞けるといいですね。
一緒にできそうな家事なら、子どもと一緒にやるのもおすすめです。
方法⑬:家事共有アプリを活用する
「Yieto(イエト)」「魔法の家事ノート」「TimeTree」など、家族間で家事やスケジュールを共有できるアプリを活用するのもおすすめです。
誰がどの家事をやったかが可視化されるので、「自分ばかりやっている」という不公平感が減り、自然と家事分担が進みます。
特に共働き家庭では、口頭のやり取りだけでは抜け漏れが起きやすいので、アプリで仕組み化すると効果的です。
【ジャンル別】料理・洗濯・掃除の効率化テクニック
※上位記事で「料理」「洗濯」「掃除」のジャンル別に分けて紹介しているケースが多いため、新規追加
料理の効率化
- 献立は曜日ごとにテーマを決める(月曜=魚、火曜=肉、水曜=丼ものなど)
- 週末にまとめ買い+下ごしらえで平日の調理時間を短縮
- ワンプレート盛りで洗い物を減らす
- 冷凍ストックやミールキットを活用する
洗濯の効率化
- 夜にタイマーセットし、朝に干す or 乾燥機におまかせ
- ハンガーのまま収納して「たたむ」工程を省略
- 洗濯ネットを家族ごとに色分けして仕分けの手間を削減
- タオルやインナーはたたまず「ポイ収納」でOK
掃除の効率化
- 「ついで掃除」を習慣に(トイレのあとにサッと拭く、歯磨き中に洗面台を拭くなど)
- 汚れがたまりにくい環境を作る(排水口カバーを外す、三角コーナーをやめるなど)
- 掃除グッズは各部屋に常備して移動の手間を省く
- ロボット掃除機が走れるよう床にモノを置かない習慣をつける
まとめ:家事の効率化は「がんばらない仕組み」を作ること

共働きで忙しく家事を効率化したい場合は、ぜひパパや子どもに協力してもらいましょう。
今回紹介した13の方法を、最後にもう一度まとめます。
【やめる】
①やるべき家事を絞る ②「完璧」をやめて70点を目指す ③やらない家事リストを作る
【任せる】
④役割分担を決める ⑤家事の外注を検討する ⑥家電の力を借りる ⑦「名もなき家事」に名前をつける ⑧ネットスーパー・宅配サービスを活用する
【仕組み化する】
⑨家事をルーチン化する ⑩収納と動線を見直す ⑪「ながら家事」で時間を有効活用する ⑫家事と育児を同時にやらない ⑬家事共有アプリを活用する
すべては無理でも、1つずつ実践すれば、家事の効率化の効果が期待できます。
家事の効率化が実現すれば、ママや家族にゆとりの時間が生まれます。
大切なのは、「もっとがんばる」のではなく「がんばらなくても回る仕組み」を作ること。
家事の効率化は、あなたと家族の暮らしをもっと豊かにしてくれるはずです。
お片づけができていると、物を探す時間が減ったり、家の中の動線が分かりやすかったりと家事を効率化させやすい環境になるのです。
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