テレビCMや雑誌などで「片づけ」がテーマとして取り上げられることが増えるにつれ、注目されるようになった「整理収納アドバイザー」という資格。
活躍している人が多くいる中で、資格を取っても無駄なのでは?という話も耳にします。
そうした疑問を解消するため、この記事では以下の内容を解説しています。
この記事を読めば以下のことがわかります。
- 整理収納アドバイザーは無駄か
- 無駄と感じている人の声
- 無駄でないと感じている人の声
- 無駄だと言われる理由
- 無駄にしないためにやるべきこと
この記事で、整理収納アドバイザーの資格が自分にとって無駄か必要か、判断しましょう。
先に結論をお伝えすると、整理収納アドバイザーの資格が「無駄かどうか」は、取る人の目的しだいで変わります。仕事にしたい人、暮らしを整えたい人、家族の片づけに役立てたい人——目的によって、得られる価値はまったく違います。
この記事では、まず資格の正確な全体像(級の体系・取得の流れ・費用の目安)を整理したうえで、無駄と言われる理由と、逆に「取ってよかった」と感じる理由の両方を、できるだけ中立的にお伝えします。最後に、自分にとって必要かどうかを判断するためのポイントもまとめました。
お片づけ習慣化率97%整理収納アドバイザーとはどんな資格?まず全体像を知ろう
整理収納アドバイザーは、NPO法人ハウスキーピング協会が認定している民間資格です。片づかない原因を整理して、誰でも片づけやすい仕組みをつくる考え方を学べます。資格は段階的にステップアップする仕組みになっており、一般に3級・2級・準1級・1級の区分があります。
「整理収納アドバイザー」と名乗ってプロとして活動できるのは、原則として1級取得者です。2級や準1級は、おもに自分や身近な人のために整理収納を学ぶ段階と考えるとわかりやすいでしょう。おおまかな違いは次のとおりです。
| 級 | おもな取得方法 | 学べること・位置づけ(目安) |
| 3級 | 講座の受講のみ(試験なし) | 整理収納の入り口。基本の考え方にふれる導入レベル |
| 2級 | 認定講座を受講(確認テスト) | 整理の基本理論と実践のコツ。自分の暮らしを整えたい人向け |
| 準1級 | 2級取得後に認定講座を受講 | 他者へアドバイスするための応用知識。1級を目指す前段階 |
| 1級 | 準1級取得後に1次・2次試験に合格 | プロとして「整理収納アドバイザー」を名乗り活動できるレベル |
費用は級によって異なり、入門の3級でおよそ1万円前後、1級取得までを通算するとおおむね10万円前後が目安と言われています。なお、整理収納アドバイザーは独学だけでは取得できず、2級→準1級→1級と段階的に講座を受ける必要があります。
※級の区分・講座内容・費用・試験方式・主催の運営は変更されることがあります。受講・受験を検討する際は、必ずハウスキーピング協会の公式サイトなどで最新の正確な情報をご確認ください。
整理収納アドバイザーの資格は無駄?

まず、整理収納アドバイザーの資格はどのような人にとって価値があり、どのような人にとって無駄なのか解説します。
>整理収納アドバイザーへの依頼|流れや料金、メリット・デメリット
>整理収納アドバイザーの資格は独学でも取得できる?難易度や費用も紹介
片づけの仕事をしたいのであれば価値あり
整理収納アドバイザー以外にも「ときめき片づけコンサルタント」「ライフオーガナイザー」「生前整理アドバイザー」など片づけの資格はたくさんあります。
整理収納アドバイザーは、ほかの片づけの資格よりも知名度が高く、メジャーな資格です。
そのため、仕事を獲得する際に自分の知識やスキルへの信頼を獲得する際に役立ちやすいです。
片づけの仕事をしたい人にとっては価値があるといえるでしょう。
資格の中身について詳しく知りたい方は、整理収納アドバイザーの資格|メリットや費用、活かす方法を解説をご覧ください。
家を片づけたいなら資格はなくてもよい
家を片づけたいから整理収納アドバイザー2級を取得したいと考える人もいます。
しかし、家を片づけたいだけなら、資格は不要です。
確かに、整理収納の基本や知識は身につきますが、実際に家を片づけられなければ意味がありません。
資格を取得した人でも自分の家を片づけられない人はいますし、資格を取得していなくても家を片づけられる人はいます。
>掃除がめんどくさい5つの心理|苦手意識を克服して汚部屋から卒業しよう
整理収納アドバイザー資格取得者の声

実際に整理収納アドバイザーの資格を取得した人はどのように感じているのか、資格取得者の声を取り上げてみました。
無駄だと感じている人の声
整理収納アドバイザーの資格を取得した人の中には、次のような感想を持つ方もいます(SNSなどでよく見られる声を、内容をもとに要約してまとめました)。
- 資格を取ったものの、結局は自分の部屋がうまく片づけられず、活かせていないと感じる
- 仕事に直結せず、「持っているだけ」になってしまっている
- 人に話しても反応が薄く、評価につながりにくいと感じた
まず、整理収納アドバイザーの資格を無駄だと感じている人のTwitter上の声を紹介します。
資格取るのが好きで今の仕事の内容とは関係なく建築とか金融とか興味のあるものは取れました☺️今後役に立つ予定!
— 優美⚾︎7日 (@2381manaka) February 12, 2020
でもこの整理収納アドバイザーが1番役に立ってない🙄寝室のベットの上は洋服が散らかってて収納が全然上手くいかないし…衣替えもやらないまま季節は変わるし本当に無駄だったな🤣 pic.twitter.com/mBxc1Gbizs
整理収納アドバイザーの資格あると言ったらめちゃ笑われた笑
— NAO🦁💖アートであなたの想いをカタチにする人。 (@nao6infinity) March 26, 2022
食べれなかったらと思って無駄にそんな資格とっていた自分…🦁
えー!年末名古屋にいたら絶対手伝いに行きたかったよーー💦💦無駄に整理収納アドバイザー2級持ってます🙋♀️←意味なし
— いちこ@迷走脱却まであと少し (@ichikohaichiko) December 17, 2021
意味があると感じている人の声
一方で、「取得してよかった」「意味があった」と感じている人の声も多く見られます(同じく、よく見られる声を要約したものです)。
- 整理収納の知識が身につき、家事や荷造りなど日々の動きに無駄がなくなった
- ラベリングや定位置管理が習慣になり、二度買い・無駄買いが減った
- 探し物の時間が減り、気持ちにゆとりが生まれて暮らしが整った
続いて、整理収納アドバイザーの資格を「取得してよかった」「意味があった」と感じている人のTwitter上の声を集めてみました。
朝から沐浴と荷造りでどったんばったん
— ai matsuda (@aiai_39) August 28, 2022
こんな時、整理収納アドバイザーの知識あってよかった
無駄のない動きを繰り広げている
整理収納アドバイザーを取得してから、ラベリングと言う新しい趣味が出来た☺️☺️場所を固定して無駄な買い足しを止めるぞ❗️
— タマ子106☆🧑🏻👦🏻👧🏻コロナダメージ (@tamaco106) January 26, 2022
悩んだ末、ただいま整理収納アドバイザーの勉強中
— おかぴょん (@okapyon77) May 21, 2022
【時間的効果】
・捜し物に時間を使わない
・家事時間が短縮、余暇が充実
【経済的効果】
・二度買い・無駄買いをしなくなる
・買うべきモノが明確になる
【精神的効果】
・気分よく落ち着いて暮らせる
・家族や友人との交流が活発になる
このように、同じ資格でも「無駄」と感じるか「意味があった」と感じるかは、取得後にどう活かしたかで大きく分かれることがわかります。
整理収納アドバイザーの資格が無駄だと言われる理由

整理収納アドバイザーの資格保有者の中にも、無駄だと感じる人、意味があると感じる人と意見が分かれています。
資格取得者の声をもとに、無駄だと言われる理由をまとめました。
就職に有利な資格ではないから
整理収納アドバイザー1級の資格を持っていたとしても、基本的に就職に有利になることはありません。
整理収納アドバイザーを募集している企業自体もほとんどないのが実情です。
家事代行サービス会社の中には優遇している会社もありますが、決して数は多くありません。
費用がかかるのに、稼げる仕事ではないから
整理収納アドバイザーが片づけのプロとして仕事をするには1級まで取らなければなりません。
1級取得までには10万円近い費用がかかります。
それにもかかわらず、資格を取得しても、すぐに仕事の依頼がくるわけではありませんから、資格の取得費用分くらい稼げるようになるのは難しいです。
稼げるようになるにも、多くの時間がかかるでしょう。
※費用や試験料は改定されることがあります。最新の金額は公式情報でご確認ください。
本やブログを読んで学ぶことができるから
整理収納アドバイザー2級の講座で学ぶ内容は、片づけの本やブログを読めばわかることも多いです。
片づけのプロになりたいわけではなく、整理収納アドバイザー2級講座で整理収納の基本を学ぶことを目的としているなら必ずしも整理収納アドバイザーの資格を取る必要はありません。
ただ、本やブログを読んでも「片づけを習慣化してキレイな部屋をキープする」ことはできません。
ただし、本やブログを読むだけでは「学んだことを実際の行動に移し、片づいた状態をキープし続ける」のは難しい、という声も多くあります。独学で十分な人もいれば、体系立てて学んだほうが身につきやすい人もいます。自分がどちらのタイプかを考えて、学び方を選ぶとよいでしょう。
そこでおすすめなのが、本やブログを読むだけでは解消できなかったことも、仲間と協力して乗り越えられる家庭力アッププロジェクト®︎!

「家庭力アッププロジェクト®︎」は、お片づけ習慣化コンサルタントである代表の西﨑が“3000件にも及ぶ片づけ相談の経験” と “心理学” をもとに作り上げたオリジナルメソッドで、片づけを習慣化します。
具体的には「ママだけが頑張らないお片づけ」をテーマに45日間で自分や家族の “ごきげんな暮らし” を作っていくための「秘伝の5ステップ」を学ぶことができます。
こちらは、ある受講生のお部屋の変わり様です。変化が一目瞭然ですよね。
このようなお片づけ習慣を身につけた卒業生は累計1,200名を超えます。

- 整理収納アドバイザーの資格を取ったのに家が片づかない
- 家を片づけるために整理収納アドバイザーの資格を取ろうと思っていた
- 片づけの知識を得ることよりも実践力を身につけたい
そのような方は、まずは「家庭力アッププロジェクト®︎」の説明会を兼ねた【お片づけの習慣化テクニックを学べるオンラインセミナー】に参加してみてください。
逆に「取ってよかった」と感じる3つのメリット
無駄だと言われる一方で、整理収納アドバイザーの学びには、暮らしに役立つメリットもあります。よく挙げられるのが、次の3つの効果です。
- 時間的なメリット:物の定位置が決まることで、探し物の時間が減り、家事も短縮しやすくなります。
- 経済的なメリット:家にある物を把握できるようになり、二度買いや無駄買いが減って、結果的に節約につながることがあります。
- 精神的なメリット:散らかりにくい仕組みができると、気持ちが落ち着き、家族や来客とも気分よく過ごしやすくなります。
これらは「資格そのもの」というより「学んだ知識を実践したこと」で得られる効果です。だからこそ、取得後に行動できるかどうかが、資格を活かせるかの分かれ道になります。
お片づけ習慣化率97%資格を活かせる!整理収納アドバイザーの働き方・活かし方
「仕事につながりにくい」と言われることもありますが、実際には資格を活かして活躍している人もいます。働き方は一つではなく、次のように幅があります。
- 個人宅の整理収納サービス:依頼を受けて、お客様の家の片づけをサポートする働き方です。
- 家事代行・片づけ関連企業への就職:資格を評価する企業もあり、知識を実務に活かせます。
- セミナー講師・イベント登壇:自治体や企業、子育て世代向けの講座などで、整理収納を教える機会があります。
- SNS・ブログでの発信:片づけの実例やコツを発信し、認知や仕事につなげる人もいます。
- 住宅・インテリア関連の仕事に活用:収納提案など、関連業種で知識を役立てることもできます。
ただし、いずれの働き方も「資格を取れば自動的に仕事が来る」わけではありません。実践・発信・営業など、自分から動くことではじめて仕事につながっていく点は、知っておきたいポイントです。
こんな人に向いている/向いていない
ここまでを踏まえると、整理収納アドバイザーの資格が向いている人・あまり向いていない人は、次のように整理できます。
向いている人
- 片づけを仕事にしたい、将来的に活動の幅を広げたい人
- 我流ではなく、体系立てて整理収納の理論を学びたい人
- 学んだことを実際に行動へ移し、発信や実践を続けられる人
あまり向いていない人
- 「資格を取れば部屋が片づく・すぐ稼げる」と期待している人
- 自分の家を整えたいだけで、本やアプリでの独学で十分な人
- 取得後に実践・行動する予定が今のところない人
どちらに当てはまるかは、優劣ではなく「目的との相性」です。自分の目的に照らして選べば、後悔は少なくなります。
整理収納アドバイザーの資格を無駄にしないためにやるべきこと

整理収納アドバイザーの資格を生かして仕事をするには実践と経験が必要です。
せっかく整理収納アドバイザーの資格を取っても何から始めたらわからず、ただ資格を持っているだけの人が多いことは「無駄だと感じている人の声」からおわかりいただけたと思います。
では、資格を無駄にしないためにはどんなことをしたらいいのでしょうか?
自宅を片づける
整理収納アドバイザーの資格を取得しても、すぐに仕事がくるわけではありません。
だからといって、何もしなかったらそのままになってしまいます。
ですから、まずは自宅の片づけから始めてみましょう。
自宅を片づけることで新たな気づきを得られることもありますし、自宅の片づけの様子をInstagramやブログなどで発信して、自分が整理収納アドバイザーであることを知ってもらうこともできます。
それでも片づける気になれない場合は、Homeportが主催する「家庭力アッププロジェクト®︎」への参加をおすすめします。
なりたい整理収納アドバイザーのビジョンを持つ
片づけのプロとして本気でやっていきたいと考えているなら、資格を取得する前から「自分はどんな整理収納アドバイザーになりたいのか」というビジョンを明確に持っておいたほうがいいでしょう。
資格を取ってから理想の整理収納アドバイザー像を考えるのでは、なかなか先に進みません。
整理収納アドバイザーといってもさまざまな形で活躍している人がいますから、自分の理想に近い整理収納アドバイザーを探してみてください。
いずれにしても、整理収納アドバイザーとして本当に稼いでいる人はほんの一握りです。
整理収納アドバイザーにどのような仕事があるのか知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 整理収納アドバイザーの資格は本当に意味がないの?
A. 目的しだいです。仕事や暮らしの改善に活かせれば意味のある資格になりますし、取得後に何も行動しなければ「持っているだけ」になりがちです。資格そのものより、活かし方が大切です。
Q. 家を片づけたいだけでも取る価値はありますか?
A. 体系立てて学べる点はメリットですが、暮らしを整えるだけなら本やアプリ、独学でも十分なことが多いです。学んだことを実践できそうかで判断するとよいでしょう。
Q. 独学で1級まで取れますか?
A. 一般に、2級→準1級→1級と段階的に講座を受ける必要があり、独学だけで1級まで取得することはできないとされています。最新の取得要件は公式情報でご確認ください。
Q. 資格を取ればすぐに稼げますか?
A. 資格があれば自動的に仕事が来るわけではありません。実践・発信・営業などを続けることで、少しずつ仕事につながっていくのが一般的です。
まとめ:「意味がない」かどうかは目的しだい
整理収納アドバイザーとして本気で仕事をしていきたいと考えているのであれば、1級まで取得することも無駄ではないでしょう。
しかし再三になりますが、1級を取得したからといってすぐに仕事ができるわけではありません。知識があっても、実際に手を動かして片づけられなければ活かせません。まずは自分の部屋で実践してみることが大切です。しかし再三になりますが、1級を取得したからといってすぐに仕事ができるわけではありません。
この記事のポイントをおさらいすると、①整理収納アドバイザーは知名度の高い民間資格で、3級〜1級の段階がある、②「無駄」と言われるのは就職直結しにくい・費用がかかる・独学でも学べる面があるため、③一方で時間・経済・精神面のメリットや、実践次第で活かせる働き方もある、④向き不向きは目的との相性で決まる、の4点です。
「意味がない」という言葉に振り回されず、「自分は何のために取りたいのか」をはっきりさせること。それが、資格を活かせるかどうかのいちばんの分かれ道です。本やアプリでの独学、認定講座、片づけの習慣化を学ぶプログラムなど、学び方はいくつもあります。自分の目的と予算に合った方法を選んでいきましょう。
必ず自分の部屋でまず実践して片づけられるようにしましょう。
知識があっても実践できなければ意味がありません。
(※元記事では、本文や結論部に自社の片づけ習慣化プログラム〔家庭力アッププロジェクト〕やセミナー・LINE登録への案内が複数ありました。検索読者向けに本文では中立化しています。ここに自社CTAを再挿入できます。)
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