せっかく片づけを始めたのに、疲れてすぐに挫折してしまう…という方は多いですよね。
- 挫折する私はダメ主婦なの?
- これほど疲れるのは私だけ?
- 疲れるから片づけをやりたくない……
と悩む方は「疲れないお片づけのコツ」を知らないだけかもしれません。
そのような方のために、今回の記事では疲れない片づけのコツや疲れた時の立ち直り方を紹介します!
片づけのコツを知って、疲れ知らずのお片づけを実践しましょう!
目次
片づけで疲れる4つの原因
「お片づけって、めちゃくちゃ疲れる!」と思っている方は多いですよね。
そこで、まず片づけで疲れる主な原因を4つ紹介します。
- 「体」だけでなく「脳疲労」も起こるから
- すべての物を一気に片づけるから
- 完璧主義だから
- スピリチュアル的「負のエネルギー」が邪魔するから
①「体」だけでなく「脳疲労」も起こるから
片づけが疲れる大きな原因の1つは、頭を使う作業だからです。
あなたが片づけをする時、以下のようなことを考えながら作業を進めるでしょう。
- どの順番に片づける?
- 何を捨てるべき?
- どこに何を置く?
- 取り出しやすい収納方法は?
そこに、重い物を運ぶ・収納するなどの肉体労働が加わります。
片づけでは、ただでさえ使える体の作業に加え、脳みそをフル活用しながら進めているため、疲れるのは当たり前です。
②すべての物を一気に片づけるから
片づけで疲れる原因の1つに、すべての物を一気に片づけようとするからという理由があります。
汚れている部屋を一気に片づけようと思えば、疲れ果ててしまうのは当然です。
片づけで疲れて挫折しがちな人は、よく以下のように意気込みます。
どこかで片づける日を作って、一気に終わらせよう!
しかし、そもそも片づけという疲れる作業を一気にやろうとしても、集中力は続きません。
大人の集中力は、1回につき「50分」が限界と言われています。
そのため、ある日にすべての物を一気に片づけようとすれば、ふつう何時間以上もかかるので、途中で挫折してしまうのが関の山です。
そこで、すべてを一気に進めようとするのではなく、毎日少しずつ片づけを進めるようにしましょう。
たとえば、1日1個物を捨てる「1日1捨て」を実行すれば、最小限の労力で簡単に部屋が片づきます。
参考:【最強の断捨離法】「1日1捨て」でお片づけ!効果や捨てるべき物を解説
③完璧主義だから
完璧主義の人ほど、片づけをすると疲れてしまいます。
なぜなら完璧主義の人は、以下の理由から、片づけがなかなか進まない・終わらないという特徴があるためです。
終わるまでやめられないと、作業が長時間になって疲れてしまいます。
しかし、片づけはそもそも一度で完結するものではありません。
子供の成長やライフスタイルの変化に合わせてどんどん変えていくものです。
そのため、あまり気負いせずにまた変えれば良いという気楽な気持ちで進めましょう!
最初から「完璧なお片づけ」を目指す必要はありません。
④スピリチュアル的「負のエネルギー」が邪魔するから
片づけをすると、普通の疲れとはまったく別の種類の疲れに襲われることがあります。
それは、「負のエネルギー」があなたに襲いかかってくるためです。
スピリチュアルの世界では、不要な物が貯まった家=「負のエネルギー」が貯まった状態と言います。
そのため、片づけで「負のエネルギー」を大量に捨てることで、自身も一時的に「負のエネルギー」に当てられるのです。
その結果、普通の疲れとは違った以下のような症状が出ることあります。
- 強い倦怠感
- 睡魔
- 片頭痛
- めまい
ただしそれは一時的な物で、言うなれば「筋肉痛」のようなものです。
なまった体を急に動かせば筋肉痛になりますが、回復すれば筋肉はより強くなりますよね。
片づけもそれと同じです。
「負のエネルギー」に当てられて、一時的に上のような症状に襲われますが、終わってしまえば体調も気分も好転するので安心しましょう。
疲れないで片づけを進める4つのコツ
お片づけを疲れずに進めるためにはコツがいります。
次に紹介する4つのコツを実践すれば、お片づけが劇的に楽になりますよ!
- 正しい「お片づけの順番」を知る
- 「頭」と「体」の作業を分ける
- 無理のない時間と場所を決める
- 片づけを習慣化する
①正しい「お片づけの順番」を知る
正しい「お片づけの順番」を知ると、片づけを疲れずに進められます。
なぜなら、順番によって片づけの効率が大きく変わってくるためです。
片づけの効率が上がれば、疲れることもありません。
正しい「お片づけの順番」は次の通りです。
- 整理
- 収納
- 片づけ
- 掃除
まず「整理」とは、不要な物を捨てることです。
物を減らせば、その後の「収納」や「片づけ」が劇的に楽になります。
次の「収納」とは、“物を使いやすい状態に収めること”です。
使い勝手が良くなれば、次の「片づけ」を無理なく行えるため、散らかることがなくなってきます。
3番目の「片づけ」は“使った物を元の位置にしまうこと”です。
物が外に出ていなければ、④の「掃除」が楽になります。
①~④の手順で進めれば、前の作業が後ろの作業を楽にする役割があり、体力を節約しながら片づけを進められます。
逆に、お片づけが疲れてしまうのは、物が散らかっている状態で進めようとしているからです。
「収納」「片づけ」「掃除」を、物が散らかっている状態で進めようとするので、余計に作業が増えて、無駄に疲れてしまうことになります。
要するに、片づけの手順が間違っているのです。
重要なのは、片づけを始めようと思った時、まず不要な物を捨てる「整理」から始めることです。
整理から始めて収納→片づけ→掃除と手順をふめば、無駄な作業を減らして効率よく片づけを進められるので、ぜひこちらの手順で実践してみてください。
参考:「片づけられない主婦」は卒業!誰でも簡単に【片づけ上手】になる3つのコツ
②「頭」と「体」の作業を分ける
「体」と「頭」を同時にフル活用することが、片づけで疲れる原因の1つでした。
そこで、2つ目のコツは「体」の作業をする前に、「頭」の作業を終わらせておくことです。
片づける場所を決めたら、まずは以下のような頭を使う作業から始めます。
- 何を捨てるか?
- どこに収納するか?
- どんな収納グッズが必要か?
- 用意する道具はあるか?
買う物や用意する道具がある場合は、片づけの前日までに終わらせておきましょう。
それから体を動かせば、作業の負担が減って疲れにくくなります。
このように「頭」の作業から始めることで「体」の作業の無駄が減り、片づけが疲れにくくなるのです。
疲れるからと言って何も考えずに片づけをすると、「入りきらない」「使いにくい」などとやり直すことになり、結局疲れてしまうので要注意です。
③無理のない時間と場所を決める
3つ目のコツは、無理のない範囲で片づけの時間と場所をきちんと決めることです。
そうすることで、片づけにおける「やる気」・「集中力」・「達成感」に大きな違いが出てくるためです。
まずは、「時間」についてのポイントを見ていきましょう。
時間のPOINT
- 元気な午前中からスタート
- タイムリミットを決める
(〇時まで)
片づけをする時間帯は、午前中がおすすめです。
なぜなら、脳も体も元気な状態で片づけをスタートできるためです。
すると、やる気と集中力が続きやすく、作業スピードがアップします。
次にタイムリミットを決めます。
おすすめは、「1回の片づけ=50分」です。
先ほどご紹介したとおり、大人の集中力の限界は「50分」だからです。
もう少し長く片づけをしたいと思う方は、一度休憩を入れで再度50分…というように進めていきましょう。
次に、「場所」についてのポイントを見ていきましょう。
場所のPOINT
- 目立つ所から始める
- 気になる所を優先する
- ボリュームがある場所は分割する
まずは、目立つ場所や気になる場所から片づけをスタートします。
片づけが終わったときに変化が大きい方が、次のやる気につながるためです。
そして、作業ボリュームのある場所は必ず分割してください。
たとえば、「キッチン」などと大きな場所を設定すると、時間内に作業を終わらせられず、達成感を得られないためです。
キッチンの中でも、「食器棚」「水回り」「収納棚」「コンロ」など細かく場所を分けることで、「今日の目標は達成できた!」という成功体験を得られます。
疲れずに片づけを進めたい方は、ぜひこれらのポイントを実践してみましょう。
④片づけを習慣化する
最後のコツは、片づけを習慣化し、後回しにしないことです。
なぜなら、常にキレイをキープしていれば、その分次の片づけのハードルが低くなるからです。
たとえば、
など、できることは各自がその場で終わらせ、後回しにしないことが大切です。
そうすることで、常にキレイな状態をキープでき、1回1回の片づけの負担を激減できます。
片づけで疲れた時の3つの立ち直り方
片づけを続けるためには、疲れた時にもう一度やる気を出せるかどうかが大切です。
そこで、疲れた時に立ち直るためのおすすめの方法を3つご紹介します。
- 一度リフレッシュする
- 理想のお部屋を再確認する
- 疲れる根本的な理由を探る
①一度リフレッシュする
片づけで疲れたら、いったん中止して心も体もリフレッシュしましょう!
片づけから一度離れることで、疲れが回復しやる気を取り戻せるからです。
おすすめのリフレッシュ方法は、以下の通りです。
- コーヒーブレイク
- 好きなことに没頭
- 昼寝
コーヒーに含まれるカフェインは、脳や交感神経を刺激するため、集中力を取りもどすのに最適です。
また、好きなことをするとイライラしていた気持ちがなくなり、気分転換になります。
昼寝は、体だけでなく脳の疲れも取ってくれるため、片づけにはおすすめのリフレッシュ方法です。
なお、昼寝の最適時間は15分~30分です。
昼寝をしすぎると、逆に体がだるくなったり、夜寝られなくなったりするため注意しましょう。
これらの方法でリフレッシュして、片づけのことをいったん完全に忘れましょう。
②理想のお部屋を再確認する
片づけに疲れた時は、自分にとっての理想のお部屋を再確認してみましょう。
「こんなお部屋にしたい!」という気分を取り戻せるためです。
そこで、
- お気に入りのブログやインスタ
- インテリア雑誌・カタログ
- インテリアショップ
などをチェックして、理想のお部屋のイメージを再度ふくらませましょう!
また、片づけができた時の未来を思い浮かべてみるのも良いでしょう。
具体的には、以下のような未来を思い浮かべると、片づけのモチベーションを維持しやすくなります。
- 家にお友達を呼べる
- みんなに褒めてもらえる
- 家族団らんができる
そもそも片づけしたいと思った理由や達成したらどうなるかを考えましょう。
気分がアップして、やる気を取り戻せるはずです。
③疲れる根本的な理由を探る
上記のコツや立ち直る方法を試しても、なかなか気分がのらない方は、片づけで疲れる「根本的な理由」がないか考えてみましょう。
お片づけが疲れてできない原因が、あなたの性格や家庭問題から来ている場合、一般的な「片づけのコツ」や「立ち直り方」を試しても、解決できない場合があるためです。
たとえば、家族の協力が得られず疲れてしまう場合は、まずは家族関係を見直す必要があります。
ADHDなどが原因の場合は、「タイマーを活用する」「片づけチェックリストを作る」など、その特性に合わせた片づけの工夫が必要です。
このように、片づけという作業から離れた所に原因がないかを一度考えてみましょう。
参考:ADHDは片づけられない病気?要チェックな大人の発達障害
まとめ:疲れ知らずのお片づけ習慣を身につけよう!
嫌いな片づけをすれば、誰でも疲れてしまうのは当たり前です。
ただし、疲れる原因や片づけのコツを知れば、疲れ知らずのお片づけ習慣を手に入れられます。
まずはあなたの心の状態をチェックして、潜在的なお悩みと向き合ってみましょう。
お部屋は「自分の心を映す鏡」です。
今一度、自分の内面と向き合い、疲れない片づけを実践していきましょう!